ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(12月号発行) > 広報ななお2022(令和4)年2月号テキストブック版 > 12~13ページ
ここから本文です。
津向町で8人きょうだいの長男として生まれ、農業に従事した浩さん。98歳まで自宅で昼と夜のお酒を楽しみに過ごし、好き嫌いなく何でも食べた。施設でも食事は残さず食べ、テレビを見たり、ほかの入所者と会話を楽しんだりと穏やかに過ごしている。
誕生日は、長男夫婦や施設職員、市職員から祝福され「皆さんのおかげです」と感謝し、「できるだけ皆さんのお世話にならないように過ごしたい」と周囲を気遣う浩さん。これからも元気にお過ごしください。
中島町豊田で生まれ、3人の子宝に恵まれた美惠子さん。20歳から小学校の教員をし、退職後は旧七尾鹿島青少年補導センターでこころの電話相談係を務めた。現在は長男の祐生さん夫婦と自宅で過ごし、週3回のデイケアやきれいな花の観賞を楽しみにしている。
ひ孫の立木楓さんから「百歳おめでとう。長生きしてね」と祝福されて喜ぶ美惠子さん。「長寿の秘けつは残さず、何でも食べること」と笑顔を見せた。これからも元気にお過ごしください。
手話サークル「積木の会」が県内で初めて、障害者の生涯学習支援活動における文部科学大臣表彰を受賞し、黒崎教育長に報告した。45年間、聴覚障害者の学習支援と交流を積極的に進めてきた功績が評価された。
礒辺喜代志会長は「この受賞を励みにこれからもがんばりたい」と話した。黒崎教育長は「県内初は栄誉なこと。障害のある人にとっても励みや活力につながる。これからも障害のある人への支援をお願いします」と祝福した。
16日に羽咋市の気多大社で営まれる国重要無形民俗文化財「鵜祭」で、主役となるウミウ(鵜様)が3年ぶりに捕獲され、鵜様道中が行われた。
12日早朝、鵜捕部(うとりべ)と呼ばれる住民3人が気多大社を目指して出発。地域住民は3年ぶりの「鵜様」を一目見ようと集まり、ありがたそうに手を合わせた。鵜捕部を務める岩崎巌さんは「3年ぶりに捕獲できて感無量。来年は良い年になるように願って、役目を果たしたい」と話し、凜とした表情で歩みを進めた。
総合学科農業系列の2年生14人が11月27日に行われた全国農業高校お米甲子園2021で、県内で初めて最高金賞を受賞した。受賞した米は「龍の瞳」で、品種はいのちの壱。表彰式はオンラインで行われ、優勝旗と副賞の国産牛ステーキなどが手渡された。
棚田理玖さんは「低い姿勢で稲を刈るのが大変だった。最高金賞を取れて嬉しかった」と達成感を口にした。支援してきた八田町で農業を営む石井昌嘉さんは「感無量。この大会を目標にしていた」と笑顔で祝福した。
今年から歴史時代小説作家の登竜門と位置付けられた「第101回オール讀読物新人賞」に輝いた中島町豊田の出崎哲弥さんが、喜びの報告をした。
応募992作品の中から選ばれた短編小説「装束ゑの木」は北國新聞の創刊者がモデルで、明治時代の暮らしぶりや、報道のあり方について描かれ、時代の空気感を的確に描写した点が高く評価された。
元美術教員の経歴を持つ出崎さんは「夢のよう。独学で書いてきた文章が認められてうれしい。これからも作品の幅を広げたい」と意欲を見せた。
令和3年度統計功績者総務大臣表彰を受賞した藤勝好さんと梨田忠信さん、白山小太郎さん、経済産業大臣表彰を受賞した中島弘子さんに、茶谷市長から表彰状が手渡された。4人は長年各種統計調査に調査員や指導員として従事し、正確に業務を遂行したことなどが評価された。
昭和43年から国勢調査などの調査員や指導員を務めた藤さんは「訪問先で色んな苦労があったがやりがいを持って行ってきました。これからも七尾市の発展のために努力していきます」と話した。
健康福祉科3年生の楠れいささん、岡本彩莉さん、石倉星さんが、全国高校生介護福祉研究発表会で最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞した。発表会は、介護や福祉を学ぶ高校生が、自立した生活の支援をテーマに発表映像を送付する形で開催された。
3人は左半身にまひが残る人の支援をテーマに、理学療法士との連携や福祉用具の活用、家族の支援の3つに重点を置いて発表。介護福祉士を目指す岡本さんは「多職種連携が評価されたのでは。今回学んだことを将来生かしたい」と声を弾ませた。