第2回七尾市特別職報酬等審議会会議録
開催日時
令和2年1月31日(金曜日)午前10時~午前11時
開催場所
七尾市役所3階 議会第1委員会室
出席委員氏名
佐藤一郎、千場恵美子、杉野哲也、坂井助光、南紀一、小林信之、野竹隆昭
出席所管課職員
秘書人事課
会議議題
市長への答申案について
会議結果
答申案について審議
各委員から出された意見については、会長の責任で取りまとめることとした。
会議の審議等の要旨
次第に基づき進行。
第1回目に引き続き、本審議会を非公開とし、事務局(秘書人事課)から第1回の会議要旨、答申案及び付議事項案を説明の後、審議が行われた。
【委員】
付議事項にあるが、報酬の引き上げに対して、市民が納得できるような検証する仕組みとは、構築できるのか。4年に1回の市民の選挙で選ばれる議員に対して、別の機関を作って議員の活動を検証する仕組みが本当にできるのか。地方自治法から言っても、出来ないのではないか。
【事務局】
委員の言われるとおり、第1回の審議会ではそのような意見は出ていたが、選挙以外で議員を検証する仕組みを構築することは難しいと思っている。現状で出来るとすれば、この会議要旨をホームページ等で公開し、審議会として議会に注文したことを、市民の目に触れるようにすることぐらいかなと考えている。そのため、表現としては「検証する仕組みづくりに努めるよう求める。」と書くのが精いっぱいと考えている。
【委員】
- 議員の活動を縛ったり、個々の議員がどうだと、あんまり失礼なことも言えないのではないかと考える。
- 市民の皆さんが、議員報酬が高いと考えるのは、わずか3週間の議会を年4回やるだけだと思っているからではないか。そうではなくて、もっと活動しているんだよということを情報発信し、公開する中で、4年に1回の審判を受ければ良いのではないか。
- 議員の報酬が高いという意識は、現在の議員さんに対する不平不満があるからではないか。
- 議会報告会も何度か参加させてもらったが、課題があると思っていた。当局が発案したことに対して、議会としてこう注文したということが見えない報告であった。議会報告会の充実という言葉が入る意味は分かる。
- 議員との意見交換会を企画してみても、議会で話したこと以上の内容は話せないと言われてしまい、開催できない。議会報告会でも議会で話したこと以上は喋れません、というのではやる意味がない。
- 検証する仕組みづくりというよりは、議員には更なる研鑽を積んでいただく。という言葉が入るほうが良いのではないか。
- 議員には執行権はない。それでも執行部はこう言っているが、市民の意見は違う、ここはこう変えるべきだと市役所に代弁してくれるような議員が欲しい。
- 議員の活動報告や議員だよりでも、地区によって、来る議員と来ない議員が異なる。来ない議員の分は、何を活動しているのか市民は分からない。もっと分かるようにして欲しい。
- 若い人も議員に出てきて七尾の将来を議論する。議会に出てくるだけではなくて、24時間365日、議員は市民の意見を聞いたり、質問するために勉強したりする。そんな議会にするための報酬の引き上げである。そのため、議会の活性化に関する意見が一番大事なのではないかと考えている。
- せっかく報酬を上げても、また同じような人が議員として出てくるようでは意味がない。
- 財政に余裕がない中でも、若手発掘のために報酬引き上げが必要だと議員自らが言って欲しい。
- 報酬の引き上げが、若い人材を確保していくための分岐点になるという考え方が、市民にとっても必要だ。
- 後継者の育成ではなくて、若手の育成を言葉として出すべきだ。
- 議員定数が減ってきている中で、総額では増えていない。総額を増やさず、選挙を通じて議員の質の向上を求めているんだ、ということをもう一度、市民に分かりやすく説明すべきだ。
- 通年議会になったら、どう変わるのか。例えば災害等の対応も、より素早くなる。色んなことがあったときも、きめ細やかな対応ができる。通年議会の効果を分かりやすく市民に届くように訴えるべきだ。
- 通年議会になったら、報酬以外に議員に支払われるものがあるのか。
【事務局】
議員には、報酬と政務活動費以外、支払われるものはない。
委員から発言のあった意見やキーワードを盛り込みながら、委員長一任により答申を取りまとめ、市長へ提出することで閉会した。
その他
市長へ答申は2月上旬に行う予定