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令和5年7月27日(木曜日)午後1時30分~午後3時00分
パトリア3階七尾市役所健康福祉部会議室3
委員
荒川、飯田伸、池野、石垣、円山、石川、佐野、竹本、津田、坪野、橋本、芳原(敬称略)
15名中12名出席
事務局
高齢者支援課:硲課長、春木補佐、城石補佐、松下補佐、勝尾、西野
健康推進課:鍛治
福祉課:水谷
1節.介護予防の推進について
2節.生活支援の充実について
3節.住まい・生活環境の整備について
4節.在宅医療・介護連携の推進について
5節.介護サービスの充実・円滑な運営について
6節.認知症施策の推進について
7節.権利擁護の推進について
事務局:第1節から第7節について説明
委員:2ページの前回会議でニュースポーツ講習会ということで、確かゲートボールがニュースポーツ講習会(輪投げ)に変わるという話があったと思いますが実施されたのか。感想とか聞けているのか。
事務局:確認します。
委員:「ほっとけんステーション」の設置数が減少していることで、薬局に声かけをしているとのことでしたが、最初の立ち上げ時に、皆さんに周知して、講習会を実施したと思う。
コロナも現在こういう状況なので、改めて薬局に周知するということで、そういう場を持てばいいと思ったので、この場を借りてご意見とさせていただきます。
委員:薬局も大手が入ってきて結構変わってきています。そういう意味も含めて、1回やればどうかと思う。以前は竹本委員が頑張って、全薬局の方に来ていただいてやったと思う。この新しい薬局は、どこのことかなと思いまして。
委員:確かに大手の薬局も来ているし、そういうところの方にも「ほっとけんステーション」に協力いただいたらいいかと思う。またそういう講習会にやっていただき、皆さんに参加してもらったらいいかと思います。
委員:12ページの個別地域ケア会議(自立支援型)について、令和3年度は58回、令和4年度は29回に減ったのは時間変更のためということでしたが、時間変更するだけで、これだけ回数が減るのか。
事務局:この会議は、要支援の認定を受けている方が対象です。
要支援ぐらいの状態像の方に対して、現在利用しているサービスまた利用しようとしているサービスが、効果的かどうかということを薬剤師、管理栄養士、リハビリの先生方、ケアマネにも参加してもらい、サービス内容等を検討する会議を行っています。
前年度までは1回に4件行っていましたが、時間配分も難しく、ケースを揃えるとか、提出するにも時間がかかるということで、より時間をゆったりとって30分を45分に増やし、その代わり回数は減らして実施しました。
委員:7ページの短期集中予防サービスを新規に取り組んだということですが、改善の見込みのある方を対象にとの話だったが、この改善の見込みがある対象者は、誰がどうやって選ぶのか。そういう診断基準みたいなのがあるのか。
事務局:市の方である程度そういう状態を想定し、リハビリの先生にも入ってもらい、このサービスが適当かどうかという事前の検討会議を行っています。
このサービスについては、3か月で毎週、講座と運動を入れたメニューになり、比較的、その一時的に体力と筋力が落ちて、短期的にそのサービスを受けることで回復が見込まれる方ということで、専門の先生と地域包括支援センターの3職種と検討し、その対象者を出しています。
委員:検討する会議で、例えば3になった人たちの3になるとかの人が4になるとか、その日常生活動作ですね。そういう基準をしっかりしておかないと、適当に「この人悪くなったからしましょう。」では、多分駄目なので事前にきちんとした診断基準を儲けてもらいたいと思う。
委員:17ページの人生会議の市政講座が152人参加については、たくさんの方に参加いただいてよかったと思う。やった後の分析、例えば地域であったり年齢であったりのばらつきとか、そういうものがなかったのかどうか、もしあればやっぱり均等にみなさんに周知できるように対応していないし、このあたりについてはいかがか。
事務局:市政講座の一覧にいろんな政策の説明も含めて、市の方で出している市政講座の中で興味がある方が申し込みしたという状況です。
こちらから全地域に回った実績ではないため、今のところは申し込みがあったものに対して開催したという現状で、主には通いの場の方とか老人クラブとか、そういった方々が多かったと思います。
委員:申し込みでいいが、その分析として、来ていただいた方々がどういう偏在性があったりした場合に、申し込まなかったエリアの人たちに積極的に声をかけるとか、少し工夫がいるかなと思ったので質問しました。
委員:23ページの居宅介護支援事業所が12か所から11か所になったことで七尾市全体でのケアマネジャーの充足率は大丈夫なのか。
事務局:事業所アンケート調査の状況から分析しましたが、大丈夫です。
事務局:先ほど令和4年度の実績報告で委員から質問があった2ページの老人クラブが行うスポーツ大会の支援ということで、ニュースポーツ大会についての質問がありました。
確認したところ、今年2月にニュースポーツの普及のための講習会を単位老人クラブから各1名参加し、輪投げの講習会を行いました。講習会が終わった上で、今年度9月に輪投げの大会を実施するということです。
(2)令和4年度高齢者虐待防止法に基づく取組実績報告について
事務局:説明
委員:例えば、虐待された人が認知症の程度がひどく、実はもうやむなく虐待に至ってしまったとなると、両方被虐待者になるわけですが、被虐待者の認知症レベルについて、どの程度認知症があった方なのか、なかった方なのかについて資料はあるのか。
事務局:認知症なしが5件、認知症ありが4件です。認知症の程度は2bから3aです。
委員:認知症のない人が5件は多いように思います。
委員:次の質問ですが、虐待した方は、自分は虐待してしまったと思って後悔しているのか。それとも虐待したと思ってないのか。または自分がその高齢者に対して言葉なりなんなりで虐待されたから我慢できなくなってしまったと思っているのか。その心の状態がもし分かれば、分析して教えていただけると、予防につながると思う。
今分かれば言ってもらいたい。もし分からなければ後日、教えてくれればありがたい。私たち現場でいろいろやっている者にとっては、そういうデータをいただきたいと思います。
事務局:国の調査が毎年あり、要因分析という項目があります。「介護負担」は毎年よく上がってきます。「介護疲れ・介護ストレス」は9件中7件、「虐待者の理解力の不足」は2件挙げている。ただ、複数回答が可能な項目なので、他にも要因を挙げています。
事務局:9件について、後悔している方と相手が悪いと言う方は同数くらいの感じです。
委員:もしかしたら、どうにもならなくなって、そこに至ったんだろうが、その前に何らかの声かけなり関わりをこちらが先に持って、そこに至る前に支援できるようなシステムがいるかもしれない。
委員:市から高齢者が家を出て行方不明になったということを度々聞く。ただ、その後、結果はどうなったかがまったく情報がない。いたのが分かったのか、まだ行方不明なのか、その状況が気になる。
老人会のメンバーなので、集まりの中で説明しているが、その後が把握できないようなことあると思うので、質問します。
事務局:質問は防災無線で放送された件に対してということですか。
委員:防災無線などで放送されたものです。
事務局:つい先日も70歳の女性が行方不明になったと流れていましたが、発見された場合は、必ず発見されましたという情報を同じ形で流しています。発見されない場合は、確かにそのままになっています。
実際、2年ほど前になると思いますが、1人行方不明のままという方もいますので、そういった場合はそのままになっているケースがあります。発見された場合は必ず案内しています。
委員:虐待の相談件数が28件あって、虐待でないと判断されたのが18件。虐待を受けたというのが9件。判断というのがすごく難しいと思うが。
本人からの申請でなく、周りから見た人から虐待じゃないかという通報で上がった件数だと思うが、それに対して虐待じゃなかったという判断できる、そこら辺がこんなたくさんあるのかなという思いがある。後からやっぱり虐待だったということがあると思うが、その辺はどうか。
事務局:高齢者虐待防止法の中では、「養護者」から「高齢者」への虐待と定められている「養護者」というのは、高齢者を何らか養護している人、例えば食事の世話をしたり、トイレの世話をしていたり、金銭管理をしていたり、そういう養護者に当たるかどうかという判断をします。
虐待に当たらないというふうに判断したケースには、暴力をした側が例えば認知症を患っていて、介護してくれる奥さんに対して何かした、認知症の症状で暴力を振るってしまったことであるとか、精神疾患を患っていて、精神疾患の症状で暴言を吐いてしまったとか、そういう場合は、養護者に当たらないということで、高齢者虐待としては虐待なしと判断することになっています。今回、そのようなパターンがほとんどです。
委員:虐待であるかないかは、第三者から見れば検討もつかないが、例えば暴言も虐待なのか。その基準は大変難しいと思う。ケアマネジャーなど、何回も関わっているうちに、これは虐待だと分かるだろうが、初めてのケースの場合はどこからが虐待なのか判断は難しい。
手を掛けた、手を掛けなかったとしても暴言は暴言で受けたとすれば、その人がどの程度の認知症なのか、明らかに分かるような虐待というのは、その自己判断というのは本当に難しい。
委員:それをどう見極めるか、私も老人会をお世話しているので、いつどこで誰が道路に倒れたり、地区によっては家族とトラブルが起きて、町内の人がそこに入ったら、余計なことしてくれたというようなことも多々ある。だからどこまで声かけていいのか。その判断は本当難しい。言わなきゃよかったかなというようなことも聞きます。
今朝も、道路をパッと渡る人がいた。声をかけていいのか、さわらないほうかいいのか、その判断が本当に難しいと思う。皆さん、市役所も消防署も警察も大変だと思う。
これから、だんだんそういう高齢者が増える傾向があるなと思っている。町会でも、たまたま私の班でそのようなことがあったので、「会長に伝えました」「知りません」「聞いてません」では済まされない。常にそういう気持を持っている。というのは、私は学校の見守りもやっているので、子どもたちも年寄りも関連してるというのも多々あります。
事務局:通報のあった28件中、警察からの通報が16件となっており、やはり中には、例えば飲酒が原因で喧嘩というか、手を出してしまったとか、いろんなケースがあります。
虐待に認定していなくても、何らかの支援が必要だと判断したケースについては、地域包括支援センターの方で総合相談という形に切り替えて引継ぎ支援していくという形にしています。
虐待と認定しなかったからといって、もう知りませんという形ではなく、必要な支援は行っているという状況です。
実際にやはり件数は増加傾向にあるかと思うが、やはり地域の目は非常に大事だと思うし、最近、家族の人数が減ってくることによって、家族の自助力、例えば喧嘩していたら止めるとか、昔は地域の人も含めてやっていたことが、そういった機能が働かなくなって、すぐ警察に通報するとか、行政の方に連絡が入ってくるケースが増えているのも事実です。
先日、警察の生活安全課長とも話したんですが、警察もそういった通報が非常に増えているということも聞いるので、是非、自助・互助の部分で地域の方の目もあれば、抑止力にもなるかもしれないので、そういった地域づくりも必要かなと思っています。また老人クラブも友愛訪問が大事だと思うので、協力いただければなと思います。
(3)令和5年度政策の主な取り組みについて
事務局説明:質問なし
(4)第9期介護保険事業計画策定に向けた国の考え方について
事務局説明:質問なし
(5)介護予防日常生活圏域ニーズ調査集計報告について
事務局説明:質問なし
(6)在宅介護実態調査集計報告について
事務局説明:質問なし
(7)その他:介護保険事業者アンケート集計報告ついて
事務局説明:質問なし
事務局:今後の分科会開催日程について説明
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