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令和2年9月30日(月曜日)午後3時~午後4時30分
七尾市役所201会議室
0人
向委員長、森委員、犬嶋委員、聖川委員、浦川委員、平野委員、泉委員、藏委員(計8人)
松田館長、山本副館長、森専門員、吉野主査(計4人)
以上12人
欠席者:鴻野副委員長、室島委員(計2人)
(事務局)
確認を含めて第1回会議資料「資料3_第四次七尾市子どもの読書活動推進計画の策定について」を説明。
三次計画の重点的取組の中で
Y・A向けブックリストの作成(平成30年)について、作成したが配布の実施が出来なかったので、今年度中に配布予定
大人へのブックリストの作成・配布(平成29年)について、選書が困難で実施されていない。四次計画への継続について検討を説明。その後、計画素案の第1章から第3章を説明。
第1章について質疑なし
第2章について
(委員長)
中高の読書について意見を。
(委員)
高校では確かに高3での利用は減る。学年が上がると、嫌いになるというより忙しくなるという面がある。
第3章(1)子どもの成長にあった読書活動の推進について
<ブックスタートについて>
(委員)
コロナの状況で配布のみ実施。読み聞かせのスペースも待合等に使用していているため。初めて絵本と触れ合うときなので本当は読み聞かせまで出来ればと個人的には思っている。コロナの状況が収束したら、読み聞かせも続けたい。
<ビブリオバトルについて>
(委員)
前にいた東部中では、ミニビブリオバトルを図書委員会で実施した。生徒達は楽しんでいた。他の生徒が紹介した本を、今度は自分が読んでみようという気持ちにさせるきっかけ作りになってよい。なかなか現状ではできていない。
(委員長)
現状、機会を作ること自体が難しいがやったらやっただけの効果はある。中学生では意義がある。小学生では難しいのでは。高学年は先生の指導がしっかりできれば可能だと思うが、先生の協力が必要。中学、高校で実施するのがよいのでは。
(委員)
図書館として年1回イベントを実施している。初めはポップ作りを図書委員主体で実施したが部活や授業、行事との兼ね合いが難しい。その後、本を読まない子が増えているので、原作のある映像から親しむような取り組みを実施し、友達同士のネットワークでその原作の本を借りていく子もいた。友達とのネットワークを介して本が動くことがある。また、七尾高校ではビブリオバトルをしていると聞いてる。学校によっては授業で取り組んでいるところもあると聞いているので実施は可能。
(委員長)
ビブリオバトルは「中学生・高校生」に移動させる。
第3章(2)本を読む意味・大切さを伝える啓発活動
(委員長)
「家読」は継続していくが、保育園での状況はどうか。
(委員)
連絡帳に「家で絵本を読んでいます」と記入してくる家庭もある。また30年前から「ひなどり文庫」といって、図書館から絵本100冊借りて木曜日に本の貸出を0才から卒園まで行っている。そのことで心も安定しているように思う。
(委員長)
「家読」をより広めていくために、例えば広報に家読についての親のひとことを掲載する、図書館だよりに家読についての記事を掲載する、など行ってはどうか。
第3章(3)子どもを取り巻く読書環境の整備
<家庭に関して>
(委員長)
ケーブルテレビやスマートフォンとあるが、具体的には。
(事務局)
今年度、ケーブルテレビに七尾の昔話の番組を放映した。また、県立図書館ではYouTubeに読み聞かせの番組を掲載している。セキュリティや著作権の関係もあり検討しなければならないが、今後実施していきたい。
(委員長)
今は、中高生はスマートフォンのほうが身近なので活用できればいい。
<地域に関して>
(委員)
小学校と保育園に読み聞かせに行っている。自分のことを「絵本のおばちゃん」と呼んで親しんでくれている。老人の施設にも行くが、休んでいる子が来て見ていることもある。コロナに関しては読み聞かせの時は、マスクや消毒はしているが、外部の人が誰もいないのでそれ以上のことはしていない。
(委員)
コロナの影響で学校の朝読がストップしている。何年間か中学校へ行き、子どもの感想でも「中学生なのに絵本を好きになりました」とあった。絵本は年齢関係なく好きになってくれる。早く再開されることを願っている。
(委員)
高校の図書館にも、絵本を置いてある。絵本を馬鹿にしていた生徒も絵本を紹介していくと、「絵本面白いね」といってくれる。今までは、読まなかっただけで、手に取る機会を用意すると「絵本っていいな」といってくれる。
(委員長)
(3)にコロナついても記載してほしい。
(事務局)
コロナに関しては「新しい読書環境」に影響しているので、記載していく。
<図書館(絵本コーナー)の利用促進について>
(事務局)
今年はコロナのこともあってか、全園の参加ではない。その中でも協力してくれた園の作品を掲示すると、保護者の方が、子どもを連れて来館し、他の園の作品でも見てくれて好評である。
(委員長)
総合体育館に園児がバスを利用して来ているのを見たが、こうしてバスを利用して来ることができるのなら、バスを利用して年長さんだけでも絵本コーナーに足を運んでもらえるように事務局から声掛けしては。また、「情報機器を活用して」とあるが、全部情報機器のことに触れていればいいが、絵本コーナーやコロナの事なども含めた「新しい読書環境」であるので、「情報機器活用して」という言葉は削除しては。
(事務局)
これまでの「読書環境の整備」に、付け加えること全部を含めて「新しい読書環境の整備」とするので、前半の「情報機器の活用」という言葉を削除する。
3章(4)子どもの読書をみんなで考えるネットワークづくり
(委員)
生涯学習の方の研修があり、参加すると、その後は読み聞かせや選書の仕方がやりやすくなった。研修は必要。
(事務局)
初心者向けの講習を実施した。また毎年2月に交流会と研修会をしている。場所の関係もあり20~30人しか入れないため、各団体から数名ずつの参加になっている。昨年度は、保育園の副園長さんに協力してもらい、園でしている手遊びなどを教えてもらった。また、今年度は小松から講師の方に来ていただき読み聞かせの話をしてもらった。毎年テーマを変えて実施している。
(委員長)
各団体との連携については、学童保育が抜けているので追加しては。
(事務局)
子育て支援課も保育園・子ども園も含んで関係団体に入っている。第三次では公民館が含まれていて、スポーツ・文化課が関係団体となっているが、公民館がコミュニティセンターとなったので、地域づくり支援課を追加する。
<重点目標と各主体の役割・取組・ネットワークイメージについて>
(委員長)
大人への啓発活動にブックリストは必要か。いろんな分野が入ってきて難しいのでは。
(事務局)
「本を読む大切さを伝える啓発活動」として大人のブックリストは紙媒体でなく、ホームページなど他の方法を検討したい。また、図書館協議会でも協議していく。大人向けの図書紹介として、現在市役所の職員用のサイトに月1回掲載している。紙では限界があるので、ホームページ等を活用していきたい。
(委員長)
紙媒体ではなく、ホームページに載せるという形での継続とする。
(委員長)
重点目標は、引き続き作成していく。
<全体を通しての意見>
(委員)
ボランティアと親という立場で言うと、ボランティアを始めてから、家に絵本を置くようになった。また保育園からも誕生日に絵本をプレゼントしてもらったこともあり、本のある環境が出来ると、子どもも自然と本を手にしていて、本好きになった。小さいときにおもちゃをプレゼントする同じくらい、絵本をプレゼントしてあげることで、家に本のある環境が作れれば、本好きの子が増えると思う。家庭に本が置いてある環境が作れればいいと思う。
(委員長)
ブックスタートでの本のプレゼントは良い。好評なのでこのまま継続してほしい。その他にもプレゼントする機会は、予算的にはどうか。
(事務局)
国と同じでこのコロナの状況で、財源が厳しい。ご意見として聞き、今後どんなことができるかを検討していきたい。
(委員)
(3)の「学校図書館のネットワーク」とあるが具体的にはどういうことか。
(事務局)
三次計画の流れの中であったものだが、四次計画では、人的や実際の本の貸し出しを移動図書館で活用したネットワークという認識。司書同士や、教育総務課であったり人的なネットワークだと受け止めてほしい。人によって受け取り方が違うようなので、文章から削除するか検討したい。また、予算の関係で、セカンドブック、サードブックは難しい。また、小学1年生を対象にすると、本の好みも出てくるので、プレゼントにする本を選ぶのが難しい。これらは削除し、別の方法を検討したい。
(委員)
先ほどの絵本のプレゼントは、行政ではなくて親が、プレゼントするものを絵本に変えていくといいと思うという意味で言ったので、できるものを検討してはどうか。
(委員長)
ブックトークも小学1年生の全クラスで図書館の方が訪問して行う等、お金はかけなくてもできることをアピールすることを検討してはどうか。
(委員)
私たちの保育園では、表現会の時に絵本とかるたのプレゼントを1年ごとに交互にしている。先ほどの話で、誕生日の時に絵本のプレゼントもいいと思った。
(委員長)
いい情報交換ができた。こういったネットワークを作っていければよい。
(事務局)
今後のスケジュールとして、10月28日に第2回推進委員会と2月にも会議を予定している。
委員長あいさつ