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更新日:2024年10月4日

2~5ページ(七尾市制施行20周年を迎えて)

市長ごあいさつ

七尾市長茶谷義隆

七尾市は古くから日本海を臨む天然の良港として栄え、能登の政治・経済・文化の中心地として発展してきました。中世には能登国の守護・畠山氏が治め、居城した七尾城の山尾根が本市の名の由来といわれています。
時代は流れ、平成の大合併として全国の市町村で合併が進む中、平成16年10月1日に旧七尾市・田鶴浜町・中島町・能登島町が合併し、現在の七尾市が誕生しました。あれから20年が経ちました。
合併直前の平成15年7月には能登空港が開港し、能登の玄関口として地域住民の利便性向上と観光客誘致に力を発揮しています。平成25年3月には能登有料道路が無料化され、金沢と能登半島とを結ぶ大動脈として「のと里山海道」がスタートしました。平成27年2月には能越自動車道七尾氷見道路が全線開通し、同年3月には北陸新幹線(長野・金沢間)が開業しました。こうした交流基盤の整備促進を好機と捉え、市では、さまざまな交流人口の拡大を図る取り組みを進めてきました。スポーツ合宿のためのサッカーグラウンド整備やテニスコート整備のほか、世界農業遺産に認定された能登の里山里海を学ぶことができる「のと里山里海ミュージアム」や能登の文化である祭りを紹介する「和倉温泉お祭り会館」をオープンしました。
しかし、令和2年に新型コロナウイルス感染症が流行し、さまざまな行動制限により人の流れは途絶え、地域経済は疲弊し、次代を担う子どもたちの大切な成長過程にも大きな影響を与えました。そして、令和5年にようやく制限が緩和された矢先、今年の元日に能登半島地震が発生し、市内全域が大きな被害を受けました。
市制施行20周年を迎えた今、震災からの復旧・復興が最優先課題となっています。年内を目途に策定する「七尾市戦略的復興プラン(案)」では、1ハード・ソフト両面で災害に強いまちづくり、12地域資源を活かしたなりわいの再建と創造、3ヒト・モノ・カネの流れの回復と創出、4まちの持続を支える次代を担うひとづくりの四つの柱を掲げ、七尾の創造的復興に向け、しっかり取り組んでまいります。
今回の地震では、国内外の本当にたくさんの方々から多くのご支援をいただきました。そのような方々の中には、七尾を初めて訪れた方も少なくなく、多くの方に本市が持つ魅力を感じ取っていただきました。こうした新しいつながりを大切にしたいと感じています。これまで推し進めてきた観光やスポーツ合宿などによる交流人口の拡大に加え、本市に関係・関心のある方と積極的につながる機会を創出し、関係人口の創出と拡大にも取り組んでまいります。
また、人口減少が加速し、少子高齢化がより一層深刻となっていることから、地域コミュニティの再生と持続化を図っていかなければなりません。安心して子どもを産み育てられるような環境整備も進めていく必要があります。さらに自然豊かで七尾湾を望む風光明媚な景色やそこから育まれる豊かな食、いにしえから伝わる歴史・文化や祭りなどを未来へとつないでいかなければなりません。
このような課題をしっかりと直視しながら、これまで以上に魅力あるまちづくりに取り組んでいきたいと考えます。
次代を担う子どもたちのためにも、次の10年に向かって、夢や希望にあふれた魅力あるまちを共に築き上げていきましょう。

七尾市誕生10年から20年にかけての主なできごと

平成26年10月七尾市制施行10周年記念式典
12月七尾消防署中島分遣所竣工
平成27年3月北星小学校閉校
4月小丸山小学校新校舎完成
7月七尾駅観光案内所オープン
和倉温泉運動公園テニスコートオープン
11月能越道県境パーキングエリア完成
平成28年4月七尾市中心市街地観光交流センター
「花嫁のれん館・寄合い処みそぎ」オープン
7月七尾市中島学童野球場完成
9月市民憲章推進運動全国大会七尾大会開催
平成29年3月御祓中学校、朝日中学校、田鶴浜中学校閉校
和倉消防署開庁
4月七尾中学校開校、中島中学校新校舎完成
10月能登演劇堂ロングラン公演「肝っ玉おっ母と子供たち」上演
11月(一社)ななお・なかのとDMO設立
平成30年3月高階小学校、徳田小学校、有磯小学校閉校
高階保育園、大吞保育園閉園
4月朝日小学校開校
10月のと里山里海ミュージアムオープン
令和元年7月七尾港開港120周年
令和2年6月和倉温泉お祭り会館オープン
令和3年4月子ども医療費の窓口無料化
七尾市能登島有害鳥獣処理施設稼働
8月赤穂ひまわり選手に七尾市スポーツ栄誉賞贈呈
令和4年2月市立図書館七尾ふるさと文庫館オープン
3月石崎保育園、田鶴浜保育園、よつば保育園閉園
田鶴浜こども園開園
4月能登島大橋架橋40周年
9月無名塾能登限定公演「いのちぼうにふろう物語」上演
令和5年2月アジアのドラマ関係者などが集う国際会議「アジアテレビドラマカンファレンス」を市内で開催
日本・タイお互いフォーラムinNANAO開催
4月市が舞台の漫画「君は放課後インソムニア」のテレビアニメが放送
新ななかリサイクルセンター運用開始
市内の学校給食費を全額無償化
5月SDGs未来都市に認定
7月「君は放課後インソムニア」実写映画上映
10月第38回国民文化祭第23回全国障害者芸術・文化祭いしかわ百万石文化祭2023開催
七尾城山展望台リニューアル
いしかわ百万石文化祭2023七尾市地域文化発信事業
「無名塾+市民合同公演等伯―反骨の画聖―」上演
12月「アジアテレビドラマカンファレンス」を2年連続で開催
健康増進センター「アスロン」リニューアルオープン
令和6年1月令和6年能登半島地震

はたちの私とこれから

今年度20歳を迎える方にこれまでとこれからのことを語ってもらいました。

今年度で20歳を迎える硲莉子さん(矢田町)

七尾市で生まれ育ち、これからもずっと暮らし続けたいと思い、市内で就職しました。
七尾市の好きなところは祭りが盛んなところです。小さい頃から両親に市内のいろいろなお祭りに連れて行ってもらいました。祭りの時期になるとまちが活気付き、進学や就職で市外に出た友達も帰ってきてくれるので毎年うれしい気持ちになります。七尾市は人やまちの雰囲気が良いので市外に出た人の中にも本心では帰ってきたいと思っている人は多いと思います。
祭りをきっかけに仲良くなった人もいるので、私にとって祭りは人と人を結ぶ大切な機会になっています。
若い人が少ないと感じるのでもっと若い世代や子どもが増えてほしいです。七尾市では子ども医療費の窓口無料化や市内の学校給食費の全額無償化など、子育て世帯を応援する取り組みがあります。さらに、子どもを安全に遊ばせることのできる屋内の遊び場などを増やしたら今まで以上に子育てがしやすくなると思います。
また、公共交通機関を今よりも充実させると、子どもや高齢者、車の運転ができない人でも快適に暮らせるまちづくりにつながると思います。
七尾市は魚介類などの食べ物や温泉といった観光資源に恵まれた素敵なまちです。より多くの人にこの魅力が伝わり、実際に足を運んでもらえるようになれば、今後もっと発展できると思っています。

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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