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石川県感染症発生動向調査(47定点医療機関)におけるインフルエンザ患者の定点医療機関あたりの報告数が、令和7年第46週(令和7年11月10日~11月16日)で38.40人となり、警報の基準値である30人を超えたため、インフルエンザ警報を発令しました。
手洗いの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策の徹底をお願いします。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染する(飛沫感染、接触感染)ことによって起こる感染症です。普通のかぜの多くは、のどの痛み、咳、鼻汁などの症状が中心で全身症状が現れることはあまりありませんが、インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行がはじまると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月にかけて流行します。
インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
インフルエンザをはじめとする感染症の予防には、「手洗い」「マスクの着用を含む咳(せき)エチケット」などが有効です。
特に、高齢者や基礎疾患のある方が感染すると、重症化するリスクが高まります。高齢者と会ったり、通院や大人数で集まったりするときは、マスクの着用を含めた感染症対策へのご協力をお願いします。
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されております。
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。インフルエンザウイルスは接触感染もあります。外から帰ったら石けんで丁寧に手を洗い、十分に洗い流し、うがいも行いましょう。
参考:感染症予防(手洗い)について(PDF:135KB)(外部サイト)
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
※不織布製マスクとは
不織布とは「織っていない布」という意味です。繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、これを用いたマスクを不織布製マスクと言います。
季節を問わず、また、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です。
一般家庭でも、建物に組み込まれている常時換気設備※や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。常時換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。
また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすことがあります。自宅で療養する場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です。
まずはかかりつけ医などの身近な医療機関に電話で相談しましょう。
かかりつけ医がない場合は下記までご相談ください。
| 相談窓口設置場所 | 電話番号 |
|---|---|
|
県能登中部保健福祉センター |
0767-53-2482 |
石川県ホームページより:インフルエンザ相談窓口(その他、石川県内)(外部サイト)
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