ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(3月号発行) > 広報ななお2023(令和5)年7月号テキストブック版 > 9ページ(7月は「社会を明るくする運動」強調月間)
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犯罪や非行をした人も裁判を終えて処分を受ければ、いずれ社会の一員に戻ります。その人たちが、二度と罪を犯さないように立ち直り、再出発するためには、いったい何が必要なのでしょうか。
罪を犯した人の再出発の手助けや、犯罪や非行をする人を生み出さないための取り組み「更生保護」と、その活動を行うボランティア「保護司」について紹介します。
罪を償って再出発しようとする人たちの立ち直りを手助けし、再び犯罪や非行に陥ってしまうのを防ぐための活動です。活動は、保護観察所など国の機関と、保護司をはじめ更生保護女性会、BBS会など民間の更生保護ボランティアが協同して行っています。
保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支えるボランティアで、主に2つの活動を行っています。
七尾鹿島保護区保護司会鴻野俊雄会長
七尾市・中能登町で保護司としての活動のほか「社会を明るくする運動」として啓発活動や、中学1年生を対象にした標語の募集と表彰をしています。
また、年1回「公開ケース研究会」を開催し、中学生を対象に犯罪や非行防止のためのグループワークを行っています。
私が担当していた人から、結婚して家庭を持ったと報告を受けた時は、保護司をしていて良かったと思いました。
その人は再犯をしてしまい、私が2度担当しました。「なぜ同じことを」という思いと、保護司として駄目なのかなという思いがあった分、立ち直ってくれてうれしかったです。
罪を犯してしまった人で、その後も地域との関わりがない人は再犯をしてしまう可能性が高いです。再犯をさせないためには、周りで立ち直りを支えていくことが大切です。再犯させないことが、犯罪自体の減少につながると期待しています。
立ち直りを目指す人は普通の人が多いです。少し身構えてしまうかもしれませんが、地域の皆さんには普通に接していただきたいです。犯罪のない明るいまちにするために、皆さんのご協力をお願いします。
問合せは七尾鹿島更生保護サポートセンター電話番号66-6112