ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(5月号発行) > 広報ななお2023(令和5)年3月号テキストブック版 > 10~11ページ(アジアのドラマ関係者が七尾で国際会議)
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アジアの国々を代表するドラマ制作者、脚本家などが集う国際会議「第15回アジアテレビドラマカンファレンス」を2月7日から3日間の日程で開催しました。日本をはじめ、中国や韓国、東南アジアなど9カ国約200人が出席し、討論会などが行われました。
会議は、テレビドラマ「花嫁のれん」の制作会社が一昨年、能登半島広域観光協会(輪島市)の事業「ウェディングツーリズム」で七尾市を訪れたことや、ドラマ「花嫁のれん」の続編構想などをきっかけに、七尾市での開催が実現しました。
初日の開会セレモニーで茶谷市長は、七尾城や婚礼文化の花嫁のれんなどを紹介。七尾を舞台にした「君は放課後インソムニア」のテレビアニメ放送や実写映画が上映されることなどをPRし、「能登でドラマにふさわしいロケ地が発見できると確信しています」とあいさつしました。
七尾がロケ地となり、22カ国で放送されたテレビドラマ「花嫁のれん」で主演を務めた俳優の羽田美智子さんは「私は、ドラマは人生に影響を与えるおもてなしだと思っています。アジアが一体となって、後世に残るドラマが作られることを願っています」と語りました。
2日目の本会議では、セミナーや討論会が繰り広げられました。中国、日本、韓国の制作者の討論会では、コロナ禍で放送媒体が多様化したことを踏まえ、ドラマ作品の異業種とのコラボレーションや、IPコンテンツ(知的財産)発展への熱い思いが交わされました。
最終日、能登でのドラマ撮影の誘致に向けた視察ツアーが開催され、約百人が参加。市内や輪島市などを回りロケ地の可能性を探りました。
青林寺
庭と建物が一体化したような写真を撮影できる人気の場所と説明を聞き、スマートフォンで熱心に撮影していました。
和倉温泉お祭り会館
「でか山」を動かす体験に挑戦。「面白い」と声が上がり、「実際の祭りを見てみたい」と感心していました。
能登演劇堂
舞台奥の大扉が開くことに驚きを見せ、「ぜひ公演を見てみたい」と話していました。
鰀目漁港
テレビドラマ「花嫁のれん」のロケ地を紹介。能登島荘に立ち寄り、日本の家屋にも触れていました。
一本杉通り・花嫁のれん館
一本杉通りを歩き、花嫁のれん館へ。花嫁のれんを「とてもきれい」と見入り、風習の話に真剣に耳を傾けていました。
シンガポールのドラマ制作者ローウンウンさん
七尾市は、ロケ地としてとても良い場所だと思います。まちの静けさが心地よく、移動距離が短いのが魅力です。能登演劇堂のステージは衝撃でした。実際に扉が開く公演を見てみたいです。
韓国の作家キムウンギョンさん
七尾市を知らなかったのですが、訪れてみてきれいなまちで驚きました。青林寺では歴史と伝統を感じることができました。他の作家や制作者と一緒にまた七尾市に来たいと思います。