ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(災害広報第1号発行) > 広報ななお2023(令和5)年1月号テキストブック版 > 4~5ページ(空き公共施設に広がる新たな活用方法)
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旧崎山地区コミュニティセンター活用の十六文亭の皆さん、地域の皆さんの写真を掲載
市では、利活用できる空き公共施設を民間へ貸し出し、地域経済の発展や効率的な行財政運営を図ろうと、令和4年3月に基本方針を定めました。雇用の創出や産業の振興、福祉の増進など、市全体の利益につながる事業者へ貸し出し、空き公共施設の有効活用を推進しています。
事業者/有限会社野ばら(庵町)
用途/イチゴの水耕栽培、イチゴ農園カフェ
事業者/武部織物株式会社(中能登町武部)
用途/ウイスキー蒸留所ほか
事業者/にしぎし学び舎プロジェクト(中島町小牧)
用途/コワーキングスペース、バーチャルオフィス
事業者/十六文亭(金沢市栗崎町)
用途/そば粉製粉所、そば打ち体験所
対象となる施設は順次、市ホームページなどでお知らせします。
問い合わせは企画政策課電話番号53-1117
旧崎山地区コミュニティセンターは、金沢市の手打ちそば店「十六文亭」が、そば粉の製粉やそば打ち体験所として活用します
十六文亭は、金沢市と中能登町に店舗を構え、そば粉は石川県産、つなぎにも加賀れんこんを使用するなど石川県産の素材にこだわっています。
中能登町周辺で製粉できる場所を探し、旧崎山地区コミュニティセンターの活用に応募。湯川町では令和4年から地元農家が休耕田を活用してソバづくりに取り組んでいることもあって、製粉所だけでなく、将来的に地域住民と協力しながら、ソバの収穫体験や、そば打ち体験などを実施し、地域活性化につなげたい考えです。
令和4年8月、休耕田の活用に取り組む住民有志団体「湯川ファーム」の皆さんが、湯川町の休耕田に初めてソバを植え、10月に収穫が行われました。収穫したソバは、十六文亭で製粉。12月1日、地域住民を招き、新そばの試食会が行われました。
湯川町で栽培したソバは今後、十六文亭で使用される予定です。
初めてソバの栽培に取り組み、自分で育てたソバの味は格別でした。ソバの栽培に取り組む私たちにとって、親しみあるこの場所がそば粉の製粉所として活用されてうれしいです。生産者として力になれることがあれば協力したいと思います。
この場所は、生産者との距離が近く、何より施設使用料が安いことが魅力です。今後は地域の人に、そば打ちの技術を広めたり、地元農家の皆さんと協力してソバの収穫体験をしたりと、地域と協力しながら石川県産のソバを広めたいです。