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3月31日閉園の石崎保育園
思い出の園舎に別れ

72年の歴史に幕を閉じました

石崎保育園は、公立保育園の民営化方針により、3月31日で閉園となりました。
昭和25年に旧石崎町役場を使用し「石崎保育所」として創設。その後、昭和27年に認可され、平成元年に現在の場所で園舎が完成しました。
石崎奉燈祭の時期になると、園内で太鼓をたたいたり、小さな奉燈を担いだり、祭りごっこを楽しむ園児たち。祭りの前日には、小さな奉燈を担いで地域を練り歩くなど、ふるさと愛を育んできました。
3月19日に行われた閉園式では、園児による踊り「海の子ソーラン」や、歌が披露されました。石崎奉燈祭を再現して、保護者の太鼓やかねに合わせて年中・年長児が奉燈を担ぎ、祭りさながらの熱気で会場が一つになりました。最後に祭りの町内色に合わせた色の風船を飛ばし、保育園の72年の歴史に幕を閉じました。

石崎保育園
園長宮本玲子さん

石崎奉燈祭の地元で、72年にわたり地域の皆さまに見守られ、2,336人の園児が巣立っていきました。
園児たちは石崎奉燈祭を中心に、四季を通して地元ならではのたくさんの経験をすることができました。養泉寺への散歩や石崎漁港で地元の特産品である石崎エビ、なまこに触れるなど、さまざまな体験を通して心と体を育んできました。子どもたちには、当園で培った経験とたくさんの人々の温かさを胸に、これからも健やかに成長することを祈っております。
これまで温かく見守っていただいた皆さま、お世話になり、ありがとうございました。

3月31日閉園の田鶴浜保育園
これまでありがとう

71年の歴史に幕を閉じました

田鶴浜保育園は、石崎保育園と同様に3月31日で閉園となりました。
昭和26年に東嶺寺で「田鶴浜保育所」として開設。その後、昭和49年に現在の場所で園舎が完成しました。
園の向かいには高齢者施設があり、互いに行き来して交流しました。ほかにも、田鶴浜曳山木遣太鼓保存会の皆さんから太鼓を教えてもらい、住吉大祭で披露するなど、地域に親しまれてきました。
3月19日に行われた閉園式では、地域の人や保護者など約70人が参加し、園児による歌や木遣り太鼓、曳山が披露されました。元気いっぱいな様子を見せた園児たちは、お世話になった園に「ありがとう」と伝えました。最後に園児や先生、保護者などが風船を天高く飛ばし、保育園の71年の歴史に幕を閉じました。

田鶴浜保育園
園長端山治枝さん

71年の長きにわたりたくさんの地域の子どもたちを送り出してきました。
当園は、伝統文化の継承や行事など、地域の皆さまとの触れ合いや交流を大切にしてきました。子どもたちは小さい時から主体的に遊び、達成感や満足感を味わう経験を積み重ね、そのプロセスが、異年齢児や周りの人と積極的に関わる姿に反映されていると思います。
皆さまに愛された田鶴浜保育園は閉園しますが、子どもたちが新しい保育園で健やかに育ってくれることを願い、今後も見守っていきたいと思います。

3月31日閉園の「よつば保育園」
忘れない大好きだよ

39年の歴史に幕を閉じました

よつば保育園は、少子化の流れで園児数が減少し、3月31日で閉園となりました。
昭和58年に鵜浦保育園・三室保育園・海の子保育園・湯川保育園を統合して開園し、591人の園児が、海と山に囲まれた自然豊かな地域で、のびのびと育ちました。園では、地域の人の田んぼや畑で収穫を体験したり、毎年10月末に開催の「よつばまつり」で、地域の人と一緒に獅子舞を披露したりと、自然や文化、人とのふれあいを大切にしてきました。
3月26日に行われた閉園式では、これまでの歩みを写真で振り返り、地域の人に惜しまれつつ39年の歴史に幕を閉じました。

よつば保育園
園長千割美幸さん

四季折々に変化する自然の中で591人の子どもたちがのびのびと育ってきました。
獅子舞や豊年太鼓、収穫体験などを通して地域の皆さまから学んだことは、子どもたちの宝物となりました。
保育園で過ごした思い出や友だちとの絆を大切にし、感謝の気持ち、思いやりの心をもって大きく羽ばたいてほしいと願っています。
これまで子どもたちのためにご支援いただいた全ての皆さまに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

3月22日開園の田鶴浜こども園
祝「新しい園舎完成」

田鶴浜こども園の落成式

田鶴浜中学校の跡地に建設を進めていた田鶴浜こども園が完成し、3月5日、落成式が行われました。
木造平屋建ての新園舎は、各保育室から直接園庭へ出られるテラスが設けられ、建具のまち田鶴浜にちなみ、各部屋の室名札には組子細工が施されています。
園を運営する和倉温泉福祉会の伊賀正道理事長は「いろいろな人のご苦労、思いがあってこの日を迎えられた。感無量」と話し、茶谷市長は「心豊かな子どもたちの育成をお願いし、地域社会全体で支えていきたい」とあいさつしました。

田鶴浜こども園
園長川上郁江さん

あかくらこども園は、豊かな自然に囲まれた三引町で、平成20年に公立三引保育所と端保育所を統合して和倉温泉福祉会「あかくら保育園」として開園しました。子どもたちは、地域の皆さまに親しまれながら元気に育ってきました。
平成30年に「認定こども園」に移行し、この度、地域の皆さまのご尽力により田鶴浜中学校跡地に「あかくらこども園」と「公立田鶴浜保育園」が統合して、和倉温泉福祉会「幼保連携型田鶴浜こども園」として開園しました。
子どもたちの豊かな心と体を育み、幼児教育の大切さを常に考え、田鶴浜の伝統文化やさまざまな体験などを通して、一人一人が輝けるこども園になるよう努めてまいります。