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能登野菜育成七尾鹿島協議会が、七尾市と中能登町の小中学校の給食に約300キロの金糸瓜を提供した。同協議会の福田浩会長は「新鮮でおいしい金糸瓜を覚えてもらいたい」と金糸瓜を黒崎教育長に手渡した。黒崎教育長は「地域農業を支えるために、しっかりPRしたい」と話した。
金糸瓜は、昨年の中学生給食献立コンクールで努力賞に輝いた七尾東部中学校の北橋舞さん考案のメニューをアレンジした「レインボーのとサラダ」として給食に登場する。
能登島小学校の6年生20人が地引き網を体験し、地元の海にすむ生き物の観察と海ごみが生き物に与える影響を学んだ。能登島地域づくり協議会をはじめ、のとじま水族館や地域の人が協力して行われた。
のとじま水族館の職員からマダコやアミメハギなどの特徴について説明を受けた児童たち。勝尾允真君は「初めて体験した。タコや魚、クラゲが獲れて楽しかった」と充実した表情を見せた。児童は地元の海が生き物にとってすみやすい環境であることを知り、環境保全への意識を高めた。
七尾城まつりの80回の節目を記念し、本丸跡に向かう県道沿いの花壇に茶の苗を植えた。七尾城の茶の湯文化を発信しようと七尾城まつり実行委員会が企画した。
同委員会や茶谷市長らおよそ30人が参加し、茶の苗6本を植えた。政浦義輝実行委員長は「七尾城の茶の湯文化は、畠山家に仕えた丸山梅雪が京都から持ち込んだとされる。収穫まで2年程かかるが、毎年新芽を摘み、茶会などを開いて楽しんでもらいたい」と話し、新たな魅力発信に意欲を見せた。
東湊小学校の5年生27人が地元農家の田中哲さんの田んぼで、5月に植えた「ひゃくまん穀」の稲刈りを行った。農業や郷土に対する理解を深め、勤労の尊さを体験するために、授業に取り入れている。
田中さんから稲の刈り方やはざ干しの仕方などを教わった児童たち。疲労困憊になりながらも何度も稲を刈り、米作りの難しさや米のありがたみを学んだ。小崎諒君は「初めて体験した。稲刈りの大変さと楽しさを感じることができた」と充実した表情を見せた。
秋の全国交通安全運動に合わせて交通事故防止の街頭キャンペーンが行われた。舟山修七尾警察署長は「日没が早くなるこの時期は、交通事故が夕方から夜間に多くなります。歩行者を見つけられるように早目めのヘッドライトの点灯や、ハイビームの活用の啓発をお願いします」とあいさつ。
七尾鹿島地域交通安全活動推進員など約20人が、運転手に「夕方になったら早めにライトを点灯してください」と手作りのマスコットなどの啓発グッズを手渡し、交通事故防止を呼び掛けた。
能登島鰀目町で生まれ、矢田新町の山田家に嫁いだあきみさん。5人の子宝に恵まれ、家業の鮮魚店で、主に卸しの事務をして家庭を支えた。現在は、長男や孫の家族と同居し、ひ孫を含めて10人でにぎやかに過ごしている。自分のことは自分でこなし、杖も使わずに歩けるほど元気だ。
誕生日当日は、市職員から花や商品券を受け取とり「みんなに囲まれて幸せです。1日でも長く、手が掛からないように過ごしたい」と目を細めるあきみさん。これからも元気にお過ごしください。
金沢美術工芸大学大学院の3人が19日から泊まり込みで、はまづる館内の壁(縦2.35m、横6.50m)に七尾の祭りを彩った。コロナ禍で元気がない今を払拭するために企画され、はまづるの高城一博さんが声を掛けて実現した。
学生の臼田健人さんは「七尾市民は祭りの熱がすごいと聞いている。温泉街が活気づく一助になれば」と絵に思いを込めた。高城さんは「祭りの中止が続いている。来年こそは開催されると思うので、絵を見て気持ちを高めてもらえれば」と期待した。
七尾東雲高等学校総合経営学科の2年生13人が、地元農家の石井昌嘉さんの棚田で稲刈りをした。同校は平成24年度から棚田再生プロジェクトに取り組み、今回刈り取った「ひゃくまん穀」は、11月に開催の「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」と「全国農業高校お米甲子園」に出品予定。
長尾友翔さんは「手作業による稲刈りの大変さが分かった」、前田心実さんは「これからも地元の野菜を食べて、地元に貢献したい」と稲刈りを通して農業の大切さを学んだ。