ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(5月号発行) > バックナンバー平成24年 > 2月号 > 広報ななお:平成24年2月号 6・7ページ
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手紙なんて、ちゃんと書いたことないから恥ずかしいけど、口で伝える方がもっと恥ずかしいから手紙にしてみます。
もう自分が成人だなんて時間が経つのは本当に早いね。もうすぐ、お母さんが私を産んだ年齢に追いついちゃうよ。年齢だけが成長してしまい、自分自身は何も成長していない気がして不安になるな。
思えば、この20年間、お母さんに起こしてもらう事から私の一日は始まって、高校行ってからは、毎日、お弁当作ってくれたね、とってもおいしかったよ。
家に帰るのが夜の午前8時や午前9時になっても、ずっと待っていてくれたね。お母さんも毎日、疲れていたのに、ありがとう。
それなのに、イライラして無視することもたくさんあったね。自分じゃ、なんにも出来ないのに、ごめんね。
高校決める時、就職先決める時、どんな時も「これでいいのかな?」って相談したね。そして、どんな時でも、「いいんじゃない」って賛成してくれてさ。そのおかげで自信持てたんだよね。
お母さんが自分のことよりも人のことを優先するようにさ、私も人の役に立てるよう頑張っていこうと思います。いっぱい働いて恩返しするから待っててね。
20年間の中で一番心配かけて、一番迷惑かけたのはお母さんだね。だけど、一番感謝してるのはお母さんだよ。
だから、私は、お母さんみたいな優しくて、いつも笑顔で、一番に子どものことを考えてあげられる母親になるからね。
どんな時でも頑張れって背中おしてくれてありがとう。
どんな時でも一番の味方でいてくれてありがとう。
そして産んでくれて、20年間育ててくれてありがとう。
567人の新成人を迎え、七尾サンライフプラザで『平成24年七尾市成人式』が行われた。
成人式実行委員会が選んだテーマは、『キセキ』。
~生まれた奇跡。歩んできた軌跡。その中で、みんなと出会ったミラクルを起こすべく集まった私たちは、可能性を秘めて、今一歩一歩進んでいる。これからのキセキを私たちが七尾(ここ)から発進!~
実行委員会メンバーが企画した内容は、手作り感ある心がこもったものばかり。住む場所や職業の違いなどで、打ち合わせなどの集まりは悪かったが、さまざまな問題を乗り越え、式当日までやってきた。メンバー自ら数カ月練習してきた豊年太鼓の披露や、中学校時代に全中学生で合唱した『心と心で』を、新成人全員で合唱。すべての新成人がひとつになる雰囲気を感じた。また、広報ななおで募集した『おめでとう・ありがとうの手紙』を実行委員が朗読し、そのBGMにはピアノ伴奏『キセキ』を弾くなど、心のこもった式となった。
故郷七尾で仲間と再会したこの瞬間から、新成人の『キセキ』の物語が始まる。
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