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5月2日(月曜日)、七尾市役所
5月から崎山地区の地域おこし協力隊に着任した得能憲治さんに茶谷市長から委嘱状が手渡された。西藤橋町出身の得能さんは、崎山地区で里山里海体験プログラムの開発などに取り組む。
着任前は、東京で不動産会社や損害保険会社に勤めていた得能さんは「コロナ禍で帰省が難しい状況が続き、ふるさとへの思いを強くした」と協力隊に応募した。「崎山地区は、里山里海を象徴するような地域。あるものを生かして、全国に発信していきたい」と意気込んだ。
5月10日(火曜日)、中島町中島
中島保育園の年長児15人が、地元農家の松田武さんが管理している田んぼで田植えを体験した。松田さんから植え方を教わった園児たちは、順番に田んぼへ足を踏み入れると泥の感触に歓声や驚きの声をあげた。手足を泥だらけにしながらも少しずつ苗を植えていくと、園児たちは徐々に笑顔を見せ、田んぼにはにぎやかな声があふれた。
松田さんは「食の大切さと生物の成長の過程を感じてほしい」と園児たちの心身の成長を願った。今後は、かかしの作成や稲刈りの体験も予定している。
5月15日(日曜日)、加賀屋
史跡七尾城跡調査整備検討委員会委員で、日本を代表する城郭考古学者、奈良大学の千田嘉博教授と茶谷市長の特別対談が行われ、七尾城の魅力や今後の保存活用方法を語り合った。
七尾城の石垣の魅力を問われた千田教授は「戦国時代の石垣が良好な状態で残っている。市の発掘調査で前田利家が入城してからの石垣があると分かった。石垣の博物館と呼ばれる金沢城と合わせて、石垣の時代変化を体感してほしい」と期待した。茶谷市長は「これからも魅力発信に努めたい」と話した。
5月16日(月曜日)、介護老人保健施設鶴友苑
志賀町で6人きょうだいの長女として生まれ、奥原町の松田家に嫁いだ春子さん。家業の農業にいそしみ、70歳頃まで働いた。長女のサポートを受けながら2年程前まで自宅で過ごし、現在は施設で趣味の小物作りなどを楽しんでいる。
施設でのお祝い会では、市から届いた花や商品券を受け取り、「皆さんに祝ってもらい、ありがとうございます」と感謝した春子さん。長女の松田京子さんは「与えられたことを頑張ってきた人。100歳を迎えられて感無量」と長寿を喜んだ。
5月19日(木曜日)、七尾市役所
5月28日から埼玉県で開催される第5回全日本シニア軟式野球大会に出場する国下整形外科シニアの選手らが、茶谷市長を訪れ活躍を誓った。
50歳以上の選手で構成されたシニアチームは、4月23日に行われた県大会で初優勝し、結成2年目で全国大会への切符を手にした。
越中純選手は「50歳を超えても野球ができることに感謝の気持ちを忘れず、県代表の自覚を持って頑張る」と抱負を話し、茶谷市長は「一戦一戦、力を出し切って頑張ってほしい」と激励した。
5月20日(金曜日)、七尾市役所
市と大塚製薬株式会社との健康づくりに関する包括的連携協定の締結式が行われ、佐藤喜典市議会議長立ち合いのもと協定書に署名した。
協定には、健康推進イベントの協力や熱中症対策の講習会、災害発生時の支援物資提供などが盛り込まれ、市が掲げる健康寿命の延伸を目指す。茶谷市長は「地域の健康づくりのため、力添えいただきたい」と期待し、井上務名古屋支店長は「市民の皆さんが、はつらつと過ごせるよう貢献したい」と意気込んだ。
5月24日(火曜日)、能登島長崎町
能登島小学校の5年生19人が、地元の海岸の生き物調査を通じて、「能登の里山里海」に生息する生き物の多様性を学んだ。
「冷たい」と声を上げながら、海に足を踏み入れた児童たち。歩きにくさに苦戦しながらも、貝やエビなどを見つけると一生懸命に網ですくい上げた。海中には、アメフラシやムラサキウニなどの姿もあり、里海の生物の多様性に驚きの表情を見せていた。藤原彩乃さんは「いつも海を汚さないようにしているので、続けていきたい」と里海の保全を誓った。
5月31日(火曜日)、パトリア
60歳以上の県民のスポーツと文化の祭典「ゆーりんピック」美術展で、市から出場した3人全員が入賞し、高齢者支援課を訪れ受賞の喜びを語った。
洋画部門の金賞に輝いた本府中町の川北慎一郎さんは「初参加で受賞できて光栄。絵を描いていると時間を忘れる」と笑顔。写真部門銀賞に選ばれた中島町塩津の谷口輝雄さんは「受賞は4回目。何度もらってもうれしい」と話し、洋画部門で銅賞に選ばれた寿町の米田外美さんは「受賞は4回目。絵が描けることに感謝している」と目を細めた。