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更新日:2014年3月5日

8~11ページ

「消費者市民社会」って?

一人一人のお買い物には社会を変える力がある

お菓子を買う、映画を見るなど、毎日私たちがなにげなく繰り返している「消費行動」。単にお金を払って、商品やサービスを受け取っていると思っていませんか?実は、事業者や環境に少しずつ影響を与えています。消費者が自分の影響力を意識して行動(買い物)することにより、積極的に社会づくりに関わることを「消費者市民社会」といいます。

こんな行動はNG消費者!NO!

何にでもクレームをつける…

自分勝手な考えや都合で、何にでもクレームをつけたり、過度な要求をしたりすることは、「消費者の権利」の意味をはき違えている行動です。

必要以上に買いだめする…

安いからといって必要以上に買いだめし、結局ムダにしていませんか?本当に必要とする人が買えなかったことを考えるのも大切です。

私たちの「お買い物」は自分のためだけではありません。ある商品を買うことは、その商品に投票することと同じです。また「消費する」とは、大切な資源を利用していることです。商品が生産されてから捨てられるまでの環境への影響を考えて、よりエネルギー不可の少ないものを選ぶことも大切です。よりよい暮らしを実現するために、「消費者市民」としてほんの少し意識してみませんか?

参考:キミの“行動”が社会を変える(神奈川県県民局くらし県民部消費生活課発行)

欲しかった有名ブランドの限定バッグ。雑誌でも紹介され大人気。なかなか見つからなかったのに、あるサイトでその商品を発見!しかも格安!すぐ買わなきゃ!

支払方法は、現金前払いのみ。あれ?カード払いができないけど…ま、いっか…♡

いつもはクレジットカードで払ってるけど、急がないと売り切れちゃう。すぐにATMから振込完了。

ピンポ~ン♪お届け物で~す

やった~来た来た!待ちに待ったバッグが到着。

えっ!?何これ!!デザイン違うし安っぽくてボロボロ…

限定モデルのはずが、全然違うデザインで、明らかに粗悪品。しっかり確認してから注文したのに…!

こんなとき、あなたならどうする?

A行動しない

B行動する!

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消費者の行動には、社会を動かすチカラがある!

だからこそ、消費者は、自分でよく考え、行動に責任を持つ必要があります。

相談や意見を窓口に伝えるのは、自分のためだけではありません。次の被害者を出さないためにも、良い社会のためにも「行動」が大事なのです。

A行動しない

どうしようもうお金払っちゃったのに…

あきらめるしかないかしら…

泣き寝入り

同じトラブル・被害が続く

悪質業者の場合、個人情報が流出・悪用されることも!

不正な取引、被害が拡大

悪質な事業者がはびこり、粗悪品が増える

B行動する!

注文したのと違う!返品したい!

事業者に連絡をとる

注意:但し、怪しいメールやはがき、不審なサイトなどには絶対に連絡しないで!

事業者に連絡

事業者が対応しない

返品・交換できませんよ

ホームページにちゃんと書いてありますよ

あきらめる

同じトラブル・被害が続く

悪質業者の場合、個人情報が流出・悪用されることも!

不正な取引、被害が拡大

B行動する!

注文したのと違う!返品したい!

事業者に連絡をとる

注意:但し、怪しいメールやはがき、不審なサイトなどには絶対に連絡しないで!

事業者に連絡

事業者が対応しない

返品・交換できませんよ

ホームページにちゃんと書いてありますよ

または事業者に連絡つかず

なんとかしたい!

消費生活センターや消費者団体に相談

他の消費者からも次々と苦情が集まり国(消費者庁)や自治体が動く!

事業者に対し、表示の改善などを指導

他の消費者へ注意喚起!!

再発防止、被害が縮小

よく見て、考えて安心のお買い物

健全な事業者が育ち、良質な商品が増える

B行動する!

注文したのと違う!返品したい!

事業者に連絡をとる

注意:但し、怪しいメールやはがき、不審なサイトなどには絶対に連絡しないで!

事業者に連絡

事業者が対応(原因究明・改良)

申し訳ありません

交換させて頂きます今後気を付けます

お詫び+商品交換など。再発防止

改良された商品・サービスが提供される。表示も改善!

他の消費者へ注意喚起!!

再発防止、被害が縮小

よく見て、考えて安心のお買い物

健全な事業者が育ち、良質な商品が増える

5つの責任

消費者のはたすべき責任の例

批判的な意識をもつ責任

インターネットで見つけた有名ブランド品があまりにも安く、本物かどうか怪しいと思ったので、買わなかった。

「簡単に儲かる」と※ネットワークビジネスに誘われたが、うのみにせず断った。

悪質で選ばれない商品やお店は淘汰され、よい商品やお店が生き残ります。

よくわからないまま危うい取り引きをし、被害を受ける人が少なくなります。

ネットワークビジネス/組織の会員になり、他の人を誘うと利益が得られるという仕組みの商法。ねずみ講式に広がる。

行動する責任

チョコレートやコーヒーを買う時、※フェアトレード商品を選んでいる。

トラブルになった時、泣き寝入りせず消費生活センターに相談した。

商品を買うことで、社会貢献している事業者を応援することになります。

自分の被害を回復するだけでなく、悪質業者撲滅の一歩となります。

フェアトレード商品/開発途上国の立場の弱い生産者や労働者の生活向上を図るため、適正な価格で取引された商品。

社会的関心を持つ責任

買った食べ物に金属片が入っていたので、お店と製造元に苦情を伝えた。

お店や製造元が原因究明し、再発防止につながります。

環境への配慮をする責任

スーパーでレジ袋をもらわず、エコバッグを利用している。

輸送にはたくさんのエネルギーがかかるので、できるだけ近い産地の野菜を選ぶようにしている。

レジ袋を作る時・捨てる時のエネルギー節約につながります。

環境にやさしいだけでなく、地元生産者を応援することにつながります。

連帯する責任

消費者トラブルについて情報交換している交流会に参加した。

消費者団体に寄せられた意見は、集約され活用されます。

6つの権利

消費者に守られている権利の例

安全である権利

健康を害する食品が出回らないよう、添加物などの安全基準や法律が定められている。

お店で売られている商品は安心して買うことができる。もし欠陥や不具合があった場合は、改善を求められる。

知らされる権利

通信販売で商品を買う時に、送料や返品などの必要な情報を買う前に知ることができる。

チラシや広告には必要な情報が書かれているので、隅々までよく読んで選ぶことができる。

選択する権利

さまざまな商品やサービスを自分の意思で自由に選択することができる。

お店にはいろんな種類の商品が並べられ、自由に比べられるので、いい加減に選ばずよく考えて買う。

意見が反映される権利

誤解しそうな表示について、行政や事業者に意見を伝えたら、わかりやすい表示に改善された。

企業のお客様担当や行政の窓口などで意見や苦情を受け付けてもらえる。

被害が救済される権利

クーリング・オフ制度(無条件解約)をはじめ、消費者のための法律が整備されている。

泣き寝入りしないで消費生活センターに相談したら、クーリング・オフができる。

消費者教育を受ける権利

学校や地域の集まりで、最近多い消費者トラブルやインターネットの危険性などを学ぶ機会がある。

集まりに出かける機会がなければ、消費生活センターへ連絡すれば、出向いてもらえる。

七尾市における消費生活相談の概要

相談受付件数

七尾市消費生活センター開設当初、市民の身近な相談窓口としてPRしたところ、悪質商法や契約トラブルなどに関するさまざまな相談が寄せられ、相談件数が急増しました。これからも、気軽に相談できるセンターを目指して、地域に出向いて周知を図るとともに、どんどん複雑で巧妙になる悪質な手口に対応するため、センターとしての専門性を高めていきます。

相談件数推移

平成16年73件

平成17年60件

平成18年55件

平成19年38件

平成20年43件

平成21年85件

平成22年(七尾市消費生活センター開設)190件

平成23年188件

平成24年134件

平成25年12月末現在166件

相談者の年齢別構成

年齢別では、70代以上が約3割ともっとも多く、他の年代はほぼ同じくらい。年齢に関わらず消費生活に関する相談が寄せられていますが、年代によってトラブルになりやすい分野は次のような傾向があります。

(平成24年度内訳)

20代以下9人

30代19人

40代17人

50代22人

60代23人

70代以上44人

 

年代別のよくある相談

若年層…インターネット通販、オンラインゲーム

中高年層…出会い系サイト、ひかり回線など通信契約

高齢者層…健康食品などの電話勧誘、偽投資話、海外宝くじ

再び増えています!はがきやメールでの架空請求!

「利用した覚えのない請求が届いた」という、いわゆる架空請求に関する相談が、昨年から再び急増しています。公的機関を思わせる名称で「裁判所に訴状が提出された」などと不安をあおり、連絡させようとします。こちらから連絡すると、個人情報を聞き出されたり、さらなる請求が及んだりします。

絶対に連絡しない。無視する。

消費生活センターに情報提供する。

 

七尾生活学校代表

坂井 節子さん

七尾生活学校は、消費者トラブルに強いまちづくりを目指し、いろいろな活動をしています。

新しい試みとして、皆さんにわかりやすく消費者トラブルの事例などを伝えるため、寸劇にチャレンジしています。春ごろにお披露目できると思いますので、人が集まるところなどに、ぜひ、お呼びください。

そして、今でも身近に訪問販売や電話勧誘などがあります。皆さんもそんな経験があるのでは。もし、不安に思った場合、勇気を持って断りましょう。その一言でトラブルに巻き込まれません。また、新聞やニュースなどで、流行っている悪徳商法の情報をキャッチすることで、敏感になり、トラブルが起きにくくなります。

被害は減っているわけではありません。自己防衛をしているつもりでもトラブルに巻き込まれることがあります。そんなときは、迷わず七尾市消費生活センターまで相談してください。解決に向け、心強い味方になってくれますよ。

 

当選商法

久しぶりの里帰りだただいまぁ

ねぇ聞いて~宝くじで1億円当たったのよ~

 

3カ月前にエアメールが来て賞金をもらうのに30万円振り込んだからそろそろ…

30万円?海外?詐欺?

当選金届かない…届くのは変な手紙ばかり…

【ひとことアドバイス】

高齢者が不審な請求を受けていないか、家族や周囲の人も日頃から十分に注意しましょう。

ご存じですか?七尾市消費生活センターをご利用ください

七尾市では、平成22年4月から「七尾市消費生活センター」を立ち上げ、市民の安全で安心な消費生活を守るための取り組みをしています。

消費生活相談

消費者と事業者とのトラブルについて、専門の相談員が話を聞き、問題解決の助言や必要に応じてあっせんをします。内容によって、弁護士などの専門家へ引き継ぎます。

また、全国の消費生活センターに寄せられた情報を集約するシステムを設置しています。

突然訪問してきた業者の勧めを断りきれず、高額な外壁リフォームを契約してしまった。

見知らぬ業者から電話があり、頼んでいない健康食品を強引に送り付けられた。

ネットサーフィン中に、アダルトサイトへつながり、「9万9,800円支払うように」とのメールが届いた。

弁護士、司法書士、土地家屋調査士などによる無料相談も実施しています。

詳しくは七尾市消費生活センターまで、お気軽にお問い合わせください。

消費出前講座

職員が地域の集まりなどに出向いて、最近流行っている悪質な手口や被害にあった時の対処法など、わかりやすくお話しします。啓発DVDを見たり、参加者によるロールプレイング(簡単な寸劇)も可能です。最新の手口を知ることはトラブルを避けるための近道です。少人数や土・日曜日の開催も相談に応じますので、ぜひ利用してください。

消費生活に関する情報提供

リコール製品情報や注意喚起情報などをセンターでお知らせしています。また、各種リーフレットや面白く学べるDVDなどもそろえています。

次のような問い合わせには対応できません

「○○という業者の苦情は寄せられていないか」

特定の業者に関する信用性や問い合わせにはお答えしかねます。

「知人に10万円貸したが返してくれない」

個人間トラブルには対応できません。内容に応じて弁護士相談などをご紹介します。

七尾市消費生活センター

七尾市役所1階

相談無料、秘密厳守

電話53-1112

ファックス54-8117

インターネット「国民生活センター」で検索

 

高額請求

ハガキや…

ん?

訴訟問題確認書

あなたから連絡が無い場合は裁判所からの呼出状が…

 

電話や…

おっ

ご注文いただいた健康食品を送ります。えっ、覚えがない?こっちは証拠があるんや!なんなら裁判してもええんやで!

 

スマホに…

え?

利用料金未払いのお知らせ

とりあえず問い合わせの電話を…

ちょっと待って!

それって架空請求かも!

 

架空請求

【ひとことアドバイス】慌てて連絡したり、料金を支払ったりしないようにしましょう。

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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