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更新日:2014年10月3日

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七尾市制10周年

これまでの10年これからの10年

七尾市長 不嶋 豊和

自治体を広域化することによって行財政基盤を強化し、地方分権を推進することなどを目的に進められた平成の大合併。それを機に、全国で市町村合併の流れが生まれ、私たちが住む地域でも旧七尾市、田鶴浜町、中島町、能登島町が、平成16年10月1日に合併。早いもので、あれから10年が経ちました。

当初は、それぞれの地域の歴史や文化、伝統を尊重し、特徴を生かしながら、旧1市3町の融和や一体感を作り上げていくところから取り組みました。合併したちょうどそのころ、国の三位一体改革で地方交付税などが削減され、財政的に極めて厳しい状況を迎えていました。そのため、財政基盤を強化するため、補助金などの制度や組織などをあらため、早急に行財政改革に取り組まなければならない時期でもありました。

市民の皆様には、大変な我慢とご負担をお願いし、ご理解とご協力のもと、危機的な財政状況を脱却することができました。

平成18年9月には、市民の皆様が自らの手で作り上げた心のシンボル「七尾市民憲章」を制定。平成21年3月には、七尾市の未来を見据えた「七尾市総合計画」を策定することができました。「人が輝く交流体感都市」の実現を目指した将来像を掲げ、各分野にわたる政策や事業を打ち出し、着実に前進しています。

さらに、平成24年9月には、「七尾市民憲章」に込められた人と人との絆を深めながら、人と自然、地域と地域が結び合う、豊かな七尾市を実現するための「七尾市まちづくり基本条例」を施行。「市民が主役のまちづくり」の一層の定着と、協働のまちづくりの普及に努めています。

市制施行10年を迎えた今、これまでの過去の取り組みを継承しながらも、より一層の発展を目指すことが必要な時がきています。

具体的な取り組みで大きな成果を上げたものの一つが、「訪れたくなるようなまちづくり」をキーワードに、温泉や食などを生かした滞在型、体験型観光の振興です。地元へ直接的な経済効果を生み出すため、交流人口の拡大による地域活性化を図ることに力を入れてきました。

平成22年から取り組んだ「スポーツ合宿」は、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の風光明媚な景色に囲まれた和倉温泉と能登島にサッカーグラウンド5面やヨットハーバーを整備した結果、1年間で約10万2000人もの利用者が訪れるようになりました。さらに、北陸最大24面のテニスコートも建設しており、さらなる交流人口の拡大に拍車を掛ける取り組みも行っています。

来春の北陸新幹線金沢開業や能越自動車道七尾・氷見道路の全線供用、港湾施設の整備が進む七尾港など、この交流基盤を生かす取り組みが急務となっています。官民一体となって、七尾の強みである観光や医療・介護、食品加工業を強化し、地域経済と産業の活性化を図っていきたいと考えています。

しかし、七尾市でも人口減少や少子高齢化は、深刻な問題であり、避けることができません。この直面している問題を市民の皆様も意識していただき、行政と地域が連携し合って、共助の強化に努めなければなりません。

そして、地域で高齢者を支える仕組み作りや子どもの数に見合った学校の適正配置、地域の福祉や防災における支え合いの仕組みを確立していかなければなりません。

今後は、今ある問題をしっかりと直視しながら、これまでに実施してきた政策や事業などを成熟させていきたいと考えます。

これからの10年、市民の皆様と共に創る、未来に希望が満ちた七尾市未来予想図を作っていきましょう。

七尾市制10年間の歩み

平成16年10月1日

1市3町(旧七尾市、旧田鶴浜町、旧中島町、旧能登島町)が合併し、新七尾市誕生

平成17年4月25日

長谷川等伯展「国宝・松林図屏風特別公開」(5月8日まで)

平成18年3月30日

新消防本部・七尾消防署合同庁舎竣工式

7月1日

ミナ.クルオープン

9月21日

市民のねがい

七尾市民憲章制定

平成19年3月25日

能登半島地震

平成20年1月25日

仲代達矢氏へ七尾市名誉市民証の贈呈

3月25日

第8回成人式大賞で成人式大賞受賞(平成20年七尾市成人式)

平成21年3月8日

第1回能登和倉万葉の里マラソン開催

4月1日

第1次七尾市総合計画スタート

4月11日

新中島保育園開園式

7月から9月

七尾港開港110周年(日本丸・ぱしふぃっくびいなす・自衛艦寄港など)

9月18日

無名塾ロングラン公演『マクベス』(11月15日まで・50回公演)

平成22年3月7日

県立中島高等学校閉校式

3月27日

朝日中学校新校舎落成式

3月28日

涛南中学校・北嶺中学校閉校式

4月1日

七尾東部中学校開校

平成22年度

長谷川等伯没後400年

(複製「松林図屏風」完成、無名塾「等伯」公演、でか山題材を「等伯」に統一)

平成22年4月8日

和倉温泉弁天崎源泉公園リニューアルオープン

8月20日

のとじま水族館「ジンベエザメ館青の世界」オープン

9月11日

和倉温泉多目的グラウンドオープン

11月13日

一般県道七尾鳥屋線(七尾道路)一期区間供用

11月13日

一般国道249号藤橋バイパス一期区間供用

平成23年4月29日

和倉温泉観光交流センター「湯の香潮の香総湯館」オープン

6月11日

世界農業遺産に国内初認定『能登の里山里海』

7月1日

七尾線電化開業20周年ラッピング列車運行

10月2日

花嫁のれん館オープン

11月12日

和倉温泉運動公園ヨットハーバーオープン

平成24年3月2日

第1回770のひな人形展

3月25日

能登島中学校閉校式

4月15日

能登島大橋架橋開通30周年「大橋まつり・ありがとう幸せはこぶきずな橋」

7月21日

和倉温泉湯っ足りパーク緑地ひろばオープン

8月1日

全国高等学校総合体育大会ヨット競技開催

9月1日

七尾市まちづくり基本条例施行

平成25年1月22日

故瓦力氏へ七尾市名誉市民証の贈呈

3月23日

能登島グラウンドオープン

3月24日

能越自動車道一部開通(七尾城山ICから七尾大泊IC)

3月29日

七尾鹿島広域圏事務組合解散式

3月31日

能登有料道路等無料化(ふるさと紀行「のと里山海道」へ名称変更)

4月6日

のとじま交流市場リニューアルオープン

5月29日

世界農業遺産国際会議(七尾市開催・日本初・5月31日まで)

9月28日

無名塾ロングラン公演「ロミオとジュリエット」(10月27日まで・25回公演)

10月29日

皇太子殿下行啓(10月30日まで・第16回全国農業担い手サミットinいしかわ開催)

平成26年1月11日

能登島ガラス工房落成式

1月22日

ななお創業支援「業務連携・協力に関する協定」締結

2月19日

金沢市と「マラソン大会開催相互協力協定」締結

3月21日

徳田保育園閉園式

3月25日

七尾市のシンボル制定

市の花「菜の花」市の木「松」市の鳥「カモメ」市の魚「ハチメ」

4月26日

山王小学校落成式

10月1日

七尾市制10周年

そして、七尾の未来をみんなでつくっていきましょう。

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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