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9月21日の世界アルツハイマーデーを中心に、世界中で認知症の啓発に取り組んでいます。
「忘れてもあなたはあなたのままでいい」(公社)認知症の人と家族の会世界アルツハイマーデー・月間標語
七尾市には、在宅で暮らす認知症の人が1000人以上います。認知症は誰でもなる可能性のある脳の病気です。認知症と診断されても、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるための取り組みを紹介します。
市では、認知症などで行方不明になる可能性がある人を地域で見守り、早期発見するためのネットワークづくりに取り組んでいます。
立ち寄る可能性のある店舗や、交通機関など100以上の事業所が登録しています。
行方不明が発生した際、捜索依頼に基づき、行方不明者を気に掛け、たくさんの「目」で早期発見につなげます。
認知症の本人・家族を中心に、市や地域包括支援センター、介護サービス事業者、町会長、民生委員など、さまざまな立場の参加者が、どのような手助けがあれば、住み慣れた地域での生活を続けていけるかを、話し合います。
衣服やかばんなどに付けられた二次元コードをスマートフォンで読み取ると、対象者の情報が表示され、保護につながります。
初期費用1万円を助成します。
お問い合わせは高齢者支援課(電話53-8463)
できないことが増えても、手伝ってくれる人がたくさんいるから心強いです。
安心して暮らせるよう、一人ひとりがそれぞれの立場でできることをサポート!
「もしかして認知症?」と思っても、相談をためらう人や相談する場所が分からない人もいるのではないでしょうか。そんなとき、身近に認知症のことを気軽に相談できる「ななお認知症ほっとけんステーション」(調剤薬局や病院など)があります。
9月は相談を強化しています。ぜひこの機会にお立ち寄りください。
七尾市地域包括支援センターでは、認知症が心配な人や気になる人、そのご家族で集う「なないろカフェ」を2カ月に1度開催しています。認知症の人が「やりたい」と思っている活動を中心に取り組んでいます。
全国に認知症の人を見守る応援者がたくさんいます。優しく声を掛けてくれるサポーターがいることで安心して出掛けることにつながります。
認知症を正しく理解する「認知症サポーター養成講座」(市内受講者累計延べ5000人以上)、「認知症の人への声掛け体験会」を開催し、地域で温かく見守る応援者の輪を広げています。
(写真説明)講座受講者に、応援者の証「オレンジバッジ」を進呈
(写真説明)七尾看護専門学校の皆さん
待ち時間などに、「ななお認知症知ってあんしん本」を手に取られる人へのお声掛けを心掛けています。
「どこに相談したらいいか分からない」と話されることが多く、地域包括支援センターや介護保険の申請などをご紹介しています。
少しでも不安や気掛かりなことがあれば、早めに相談できることが重要だと思います。いつでも気軽にご相談ください。
(写真説明)ななお認知症知ってあんしん本
(写真説明)このマークが目印
<自分用>
料理や計算、運転などの間違いが多くなった
怒りっぽくなり、イライラすることが増えた
外出時、持ち物を何度も確かめないと不安になる
<身近な人・家族用>
身だしなみを気にしなくなった
財布がない、盗まれたと言い出す
同じことを何度もする
「驚かせない」
「急がせない」
「自尊心を傷つけない」
お問い合わせは高齢者支援課電話番号53-8463
または、七尾市地域包括支援センター電話番号53-5789