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更新日:2021年11月3日

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未来を変えるSDGs

最近、新聞やテレビで「SDGs」という言葉をよく目にしませんか?SDGsとは気候変動や貧困問題などを解決するため、2030年までの達成を目指す17の国際目標です。しかし、SDGsについて市民の皆さんはどれだけ関心があるのでしょうか。

SDGsを知っていますか?
知らない12.6%
言葉は聞いたことがあるが内容は知らない25.5%
内容は知っているが、現時点で取り組む考えはない20.1%
取り組んでいる・検討している41.8%
解答者数294人

SDGsの17の目標、地域で重要だと思うのは?
1位/目標11:「住み続けられるまちづくりを」
2位/目標14:「海の豊かさを守ろう」
3位/目標8:「海の豊かさを守ろう」

8月に(公社)七尾青年会議所などが行ったSDGsアンケートの結果、「取り組んでいる・検討している」の割合は4割いた半面、「知らない」と「言葉を聞いたことがあるが内容は知らない」が4割近く。「内容を知っているが、現時点で取り組む考えはない」は2割でした。また、「知らない」を選んだ割合がもっとも多かったのは20代でした。
重要な目標を問う設問の1位は「住み続けられるまちづくりを」が最も多い結果に。
七尾市に住み続け、豊かな自然を守るために今、私たちにできることは何なのか。今号では、SDGsとは何かを知り、その取り組みで何が変わっていくのかを考えます。?

アンケート自由意見より
1.男女別姓やジェンダーマイノリティ(性的少数者)など古い考え方にとらわれず、新しい考え方を取り入れられる人が増えてほしい。
2.まだまだSDGsを知らない人が多いと思う。特別なことではなく、普段の生活から取り組むことができる意識付けが大切だ。

SDGsの17の目標

1貧困をなくそう
2飢餓をゼロに
3すべての人に健康と福祉を
4質の高い教育をみんなに
5ジェンダー平等を実現しよう
6安全な水とトイレを世界中に
7ネルギーをみんなにそしてクリーンに
8働きがいも経済成長も
9産業と技術革命の基盤をつくろう
10人や国の不平等をなくそう
11住み続けられるまちづくりを
12つくる責任つかう責任
13気候変動に具体的な対策を
14海の豊かさを守ろう
15陸の豊かさも守ろう
16平和と公正をすべての人に
17パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsって何?

SustainableDevelopmentGoals(サステナブルベロップメントールズ)持続可能な

SDGsとは
2015年の国連サミットにおいて合意した「誰一人取り残さない」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。2030年を達成年限とし、17のゴール(目標)と169のターゲット(具体的な目標)から構成されています。

このままでは達成できない!
2019年に開催された「SDGsサミット」でグテーレス国連事務総長は「あるべき姿からはほど遠く、取り組みを拡大・加速しなければならない。2030年までをSDGs達成に向けた行動の10年とする必要がある」と危機感を表明。今、SDGsの取り組みに対するより一層の努力が求められています。

私たちの身の回りにあるSDGs

SDGsは私たちの生活と密接に関わっています。自分にできることから始めてみましょう。

レベル1
ソファに寝たままできること
電気機器を使っていないときは完全に電源を切り、電気を節約しよう。

レベル2
家にいてもできること
食べ物は無駄にしない。生鮮品や料理の残り物は、早めに冷凍しよう。

レベル3
家の外でできること
買い物にはマイバッグを持参し、レジ袋は断ろう。

(国連広報センター「持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクション・ガイド」より)

SDGsが生まれ育つまちを目指して

ななおSDGsスイッチ設立~産学官金の9団体が協力~
10月16日、市や七尾商工会議所など9団体は、国連が定めるSDGsの取り組みを推進するための組織「ななおSDGsスイッチ」を設立し、協定を締結しました。
「SDGs推進企業が生まれ育つまち」を目標に、今年度は企業向けの相談窓口の開設や、高校生以上を対象とした市民大学講座を開講。名称のスイッチには「市民の意識を切り替える」などの思いが込められています。茶谷市長は「この連携が、地域活性化の新たなスタートになる」と力を込めました。

能登SDGs市民大学開講
SDGsを学ぶ市民大学講座が10月27日に開講しました。来年2月まで月1回講義を行い、環境省の職員などがSDGsの概要や持続可能な経営について解説します。高校生以上が対象で、オンラインでも受講することができるため、市内外から170人以上の申し込みがありました。初回講義は会場受講者のみで、約50人が参加し、理想のまちを目指すカードゲーム「SDGsde地方創生」を体験しました。会場をひとつのまちに見立て、住民と行政職員役になり「平和で幸せを感じるまちづくり」など目標を達成するために、予算の交渉などに奮闘していました。現実社会にも通じるこのゲームで、SDGsの考えに理解を深めていました。

(写真説明)構成機関:七尾市、(大)金沢大学、七尾商工会議所、能登鹿北商工会、のと共栄信用金庫、(株)日本政策金融公庫金沢支店、(独)中小企業基盤整備機構北陸本部、東京海上日動火災保険(株)、(公社)七尾青年会議所

七尾高校2年滝井宥登(ゆうと)さん
これからは、ぼくたち世代が主体的に取り組むべきだと思い参加しました。いろいろな人の考えを知り、しっかり学びたいです。

企業向け!SDGs相談窓口
事前にお申し込みください
七尾商工会議所内(電話番号54-8888)
のと共栄信用金庫内(電話番号54-0594)

インタビュー
七尾商工会議所SDGsプロジェクト推進室口翔さん
市民大学講座の申し込みが170人を超え、市民の皆さんが強い関心をいだいていることをうれしく思います。七尾市の人口が約5万人。そのうちの1%の市民がSDGsに関心を持つだけでも、この七尾市の未来の風景は変わっていくと信じています。ななおSDGsスイッチでは、その意識を変えるお手伝いや、ビジネスに応用するお手伝いができればと考えています。SDGsの取り組みが当たり前のように続いていく未来を一緒に目指しましょう。

SDGs授業支援
(公社)七尾青年会議所は、SDGsへの理解を深め、地域の誇りを高めてもらおうと「SDGs授業支援パッケージ」を構築。小中学校を対象に、SDGsを学ぶ授業ができるよう資料を学校に提供し、必要に応じて出前講座を行っています。

将来、地域がどんな状況・状態になってほしい?
なってほしい地域の状況・状態を妨げている課題や原因は?
その妨げている課題や原因を解決するにはどんな方法が考えられる?
課題解決のための取り組み案
みんなで考えたり、調べたりしないといけないことは?誰かの協力が必要?
以上5つを考える内容です。

9月30日、能登香島中学校で行われた出前授業では、観光客にも住民にも優しい地域を目指してごみ拾いをすることや、介護負担を解消するために、廃校を利用した若者と高齢者が共同生活できるシェアハウスをクラウドファンディングを活用して造ることなどを考案しました。

SDGsを自分事に
11月10日、山王小学校の6年生が、SDGs学習の一環で考えた6つの提案を茶谷市長と黒崎教育長の前で発表しました。
事前にインターネットや新聞で調べた現状を踏まえ、より良い七尾市にするために、学校対抗で節電大会をすれば競争心からより節電を心掛けるのではないかという提案や、制服のスカートとズボンを選択制にすること、水産業の担い手を増やすために漁師体験をすることなど、自分たちにできることや大人の力を借りて実現したいことを伝えました。
茶谷市長は「しっかり調べている。皆さんの思いを受け止め、市として取り組んでいきたい」と話し、感心していました。

山王小学校6年久保葉琉(はる)くん
新聞やテレビでSDGsを見ることはありましたが、難しそうだなと思っていました。
プラスチックごみを捨てなかったり、水筒を持ち歩いたりするだけでもSDGsにつながることを学びました。まずは、マイバッグを持ち歩くことから始めたいです。

ニュース
県内初!七尾市・中能登町が「世界の持続可能な観光地トップ100選」に選出
トップ100選は、国際的な認証団体である「グリーン・デスティネーションズ」がより良い観光地づくりに努力している地域を毎年選出しているものです。
(一社)ななお・なかのとDMOが観光庁に申請。景観や文化遺産のほか、和倉温泉の旅館で取り組む食品廃棄物の堆肥化や、食事メニューを1コースに絞ることによる食品ロス削減と、地元食材の利用率向上の取り組みが特に評価されました。

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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