ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(12月号発行) > 広報ななお2021(令和3)年12月号テキストブック版 > 16~17ページ
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10月から地域おこし協力隊に着任する髙橋雅人さんに、茶谷市長から委嘱状が手渡された。白山市出身で、福井県敦賀市から夫婦で移住してきた髙橋さんは、高階地区で主に農業と福祉の連携や移住促進などに取り組む。
着任前は、公共施設の管理会社に勤めていた髙橋さん。地に足をつけて頑張れる場所を探し、前任者が作った「集落の教科書」を見て高階地区に移住を決めた。「農福連携に力を入れたい。何かかたちに残せるように頑張りたい」と意気込んだ。
地域福祉の推進に尽力した民生委員・児童委員や社会福祉団体役職員など73人1団体が表彰され、各部門の代表者に茶谷市長から表彰状が手渡された。また、社会福祉事業の推進に顕著な協力・援助をした黒土政德さんに感謝状が贈られた。
受賞者を代表して、七尾市老人クラブ連合会の津田義雄さんは「今後も、地域福祉に尽力していきたい」と謝辞を述べた。同日に社会福祉協議会会長表彰も行われ、地域福祉推進員や社会福祉施設職員など65人3団体が表彰された。
地域で積極的な社会参加活動を行う高齢者団体をたたえる内閣府の「社会参加章」を受章した「グループデイ国分くつろぎ」の代表の川越紀美子さんら4人が、茶谷市長に喜びの報告をした。
高齢者が気軽に集まり楽しくくつろぐ場所と時間を提供するために、自宅を改装した川越さんは「料理作りや体操など体を動かし、認知症予防などに取り組んできました。今後も笑顔があふれる地域を目指し、健康老人で活動していきたい」と意気込みを語った。
田鶴浜高等学校衛生看護科の2年生40人が臨地実習を前に、戴帽式で看護の心とナイチンゲールの精神を誓った。長田弥十雄学校長は「見る・聞く・触れるなど五感を研ぎ澄まし、経験したことを蓄積し、技術の向上を目指して」とあいさつした。
期待と不安を抱きながらナースキャップを受け取る戴帽生たち。戴帽生を代表して松本梗耶さんは「不安と緊張はあるが、それ以上に期待とやる気に満ちている。看護を目指した初心に戻り、しっかり学んできたい」と力強く誓った。
細口町で生まれ、町屋町の先田家に嫁いだすみ子さん。夫を早くに亡くし、工場で働くなどして5人の子どもを育て上げた。現在は、週3回のデイサービスを利用しながら次男夫婦と自宅で過ごし、洗濯などできることは自分でこなしている。新聞を読むことが好きで、毎日欠かさず読んでいる。
誕生日を前に、市職員から花や商品券を受け取とり「長生きできて幸せです。一日一日大切にのんびり過ごしたい」と喜びをかみしめるすみ子さん。これからも元気にお過ごしください。
七尾生活学校の11人が橋本良子さんを講師に招き、押しずしと、ナスと鶏肉のオランダ煮、マシュマロのなめらかチョコムースを作った。料理教室は毎年行われ、今年は8月に開業した里山里海キッチンを利用し、季節の野菜やたんぱく質が豊富な鶏肉などの食材を使用した。
橋本さんから作り方や注意点の説明を受けて、手際良く調理する参加者たち。代表の坂井節子さんは「明るく素敵な施設で、楽しくにぎやかに料理が作れました」と笑顔を見せた。
コロナ禍で仕事が減った障害のある人を支援しようと、七尾商工会議所青年部が市内の若手料理人3人と障害者就労支援施設などと協力し、七尾の食材を使用した商品づくりに取り組んでいる。
この日は、施設の職員と利用者が若手料理人の指導のもと試作品を作った。「ブロッサム」のシェフ黒川恭平さん考案のソースには、鳥居醤油店の醤油麹が使われている。黒川さんは「作りやすいように、調理工程を減らした。作業をする中で改善していきたい」と話した。商品の販売は来年2月を目指す。
市と北陸電力株式会社、北陸電力送配電株式会社が包括的な連携に関する協定を締結した。地域イベントの支援や、災害発生時の電源確保、脱炭素化に向けた取り組みの支援などで協力する。
茶谷市長は「地域を元気にするために、人と人とのつながりや、企業と行政の結び付きが大事。今後のエネルギー事業に関しても新たな一歩を踏み出す協定になる」と期待を込めた。北陸電力の中村節夫七尾支店長は「地域とともに歩む発電所として改めて尽力したい」と話した。