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特定健診や特定保健指導は高齢者の医療の確保に関する法律(第19条)に基づいて行われ、生活習慣病やその重症化の予防につなげることを目的としています。
特定健診を受診しなかったり健診結果を放置したりすると、メタボリックシンドローム(以下、メタボ)該当者や予備群から生活習慣病になる人が増える可能性が高まります。治療に必要な医療費の増加は、保険税に影響を及ぼすことも。いま一度、七尾市国民健康保険(以下、七尾市国保)の特定健診の受診状況や医療費を見直してみませんか。
1.特定健診を受診する人は減少傾向
特定健診の受診対象者は、特定健診実施年度の1年間、七尾市国保に継続して加入している40から74歳の人です。令和元年度は速報値ですが、平成27年度をピークに、受診者数は減少傾向にあります。
国から受診率の目標が定められ、市町国保の目標値は60%となっています
国民健康保険特定健診受診率の推移
平成25年
七尾市国保受診率45.7%
県平均値42.4%
平成26年
七尾市国保受診率46.3%
県平均値43.3%
平成27年
七尾市国保受診率46.8%
県平均値44.8%
平成28年
七尾市国保受診率46.5%
県平均値45.1%
平成29年
七尾市国保受診率45.6%
県平均値45.6%
平成30年
七尾市国保受診率46.1%
県平均値44.9%
令和元年
七尾市国保受診率45.3%
県平均値42.6%
特定健診って絶対に受けないといけないの?
質問
国民健康保険に加入しているけど、職場で健診を受けているから・・・
特定健診は受けなくていいのでは?
回答
特定健診の受診対象でも無理に受ける必要はありませんが、職場での健診結果をご提出いただければ、受診率にカウントできます。ぜひ、ご協力ください。電話でご連絡いただければ、返信用の封書をお送りします。コピーを取った後、お返ししますのでご安心ください。
質問
病院へ定期的に通院しているから、受けなくていいのでは?
回答
定期的に通院している人も特定健診の受診対象です。「治療中の病気がある」などの理由で受けていない人は、通院の際に計測した検査結果を提供することで、特定健診の受診に代えることができます。
対象者には、11月上旬から同意書などと一緒に提供依頼の文書をお送りしています。通知が届いた人は、通院中の医療機関への提出にご協力をお願いします。
今年度は新型コロナウイルス感染症対策から、健診実施期間が短縮されたり、3密(密集、密接、密閉)を避けるため集団検診会場数が減ったりと、大変ご迷惑をお掛けしました。
来年度は希望日に受診していただけるよう、準備を進めています。ぜひ、令和3年度も継続して受診してください。
2.平成30年度の1人当たりの医療費は、県内3位
七尾市は被保険者が減少傾向にある中、1人当たりの医療費は県平均より高い状況にあります。5月診療分で見ると生活習慣病(※2)の人の割合は約50%でした。
費用とは医科、歯科、調剤に係る費用額(生活療養費は含まない)です。
生活習慣病とは新生物(新生物〈がん〉、悪性リンパ腫など)、内分泌系(糖尿病など)、循環器系(心疾患、高血圧症、脳疾患など)、腎尿路生殖系(腎不全など)です。
平成30年度1人当たりの医療費(県内)
最も高い市町
483,134円
七尾市国保
447,209円
県平均
418,404円
最も低い市町
373,201円
3.メタボ該当者や予備群の人は緩やかな増加傾向
令和元年度の特定健診受診者のうちメタボ該当者は22.8%で、メタボ予備群を合わせると33.6%でした。年々増加しており、傾向として65歳以上になるとさらに割合が高くなります。BMI25以上の人は40から64歳の男性に多く、この状態が続くと将来メタボ該当者や予備群になる可能性があります。
メタボ該当者
平成23年度
七尾市国保保健指導率20.0%
県平均値
18.0%
平成28年度
七尾市国保保健指導率
21.2%
県平均値
19.5%
令和元年度
七尾市国保保健指導率
22.8%
県平均値
21.3%
メタボ該当者と予備群
平成23年度
七尾市国保保健指導率
31.2%
県平均
28.3%
平成28年度
七尾市国保保健指導率
31.5%
県平均
29.6%
令和元年度
七尾市国保保健指導率
37.8%
県平均
33.6%
BMI25以上(令和元年度結果より)
40~64歳男性
七尾市国保
40.5%
県平均値
36.8%
65~74歳男性
七尾市国保
33.9%
県平均値
31.2%
40~64歳女性
七尾市国保
28.2%
県平均値
20.2%
65~74歳女性
七尾市国保
27.5%
県平均値
22.6%
メタボ該当者とは、男性は腹囲が85cm以上、女性は腹囲が90cm以上あり、血圧・血糖・脂質のうち2つの数値が高い人のことです。
メタボ予備群とは、男性は腹囲が85cm以上、女性は腹囲が90cm以上あり、血圧・血糖・脂質のうち1つの数値が高い人のことです。
BMI指数は、体重と身長の関係から算出される体格指数(肥満度)。標準は18.5以上25未満。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
生活習慣病は初期症状が出にくいため、放置すると重症化する場合があります。「自分は大丈夫」と過信せず、年に1回は特定健診を受けましょう。受診後は健診結果を放置せず、自分の体を知り、予防につなげることが大切です。必要があれば特定保健指導を受けましょう。
今年度最後の日程のご案内(医療機関での実施は終了しました)
会場ではがん検診も同時に実施しています。今年度は特に密集を避けるため、がん検診を受診するには予約が必要です。検診希望日の2週間前までに、がん検診申し込みはがきをポストへ投函してお申し込みください。(がん検診の受診票と予約票は検診日の3から4日前ごろに届きます。)
12月の健診日は次のとおりです。
12月10日(木曜日)
七尾サンライフプラザでは午前8時30分から午前10時の間で
特定健診、肝炎を受け付けています。
胃、大腸、肺、前立腺、乳、子宮のがん検診の受け付けは終了しました。
午後1時から午後2時の間では、
特定健診、肝炎の検診を受け付けています。
胃、大腸、肺、前立腺、乳、子宮のがん検診の受け付けは終了しました。
12月15日(火曜日)
七尾サンライフプラザで午前8時30分から午前10時の間で、
特定健診、胃、大腸、肺、前立腺、肝炎の検診を受け付けています。
午後1時から午後2時の間では、
特定健診、大腸、肺、前立腺、乳、子宮、肝炎の健診を受け付けています。
12月17日(木曜日)
七尾サンライフプラザで正午から午後3時の間で、
大腸、肺、乳の検診を受け付けています。
12月20日(日曜日)
七尾サンライフプラザで午前8時30分から午前10時の間で
特定健診、胃、大腸、肺、前立腺、肝炎の検診を受け付けています
午後1時から午後2時の間では、
特定健診、大腸、肺、前立腺、乳、子宮、肝炎の検診を受け付けています。
会場名の七尾サンライフプラザは現在の「矢田郷地区コミュニティセンター」です。
問い合わせ
健康推進課
電話番号53-3623