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春は、就職・進学など新しい生活がスタートする季節です。初めて一人暮らしをはじめる人や、新しい土地での暮らしにワクワクしている人も多いかもしれません。今回は、この時期ならではの消費者トラブルをご紹介します。若者が狙われやすい事例や、新しい環境で気をつけたいポイントを知ることで、避けられるトラブルもあります。
事例はあくまでも参考例の一つです。個々の契約状況や問題発生の時期などによって、解決内容は異なります。
アパートの退去時に、ハウスクリーニングなど、高額な費用を請求されることがあります。
双方で立会い確認する
入居時・退去時の部屋の状態を双方が立ち会って確認し、できれば写真などで記録を残しておきましょう。
契約書類は必ずよく読む
契約書はお互いの承諾した内容を記すもの。隅々までよく読んで理解し、納得できない点は必ず確認しましょう。
不意に訪れ、契約を勧められる訪問販売はトラブルが絶えません。長時間居座ったり、強引でしつこいケースも多いです。
不用意にドアを開けない
見知らぬ業者の訪問には簡単にドアを開けない。販売目的や名前を告げない場合もあるので注意が必要です。
断る時ははっきり「いりません」
断っているつもりでも「けっこうです」「いいです」と表現していませんか?それでは「OK」の意味に受け取られる場合も。
ネットワークビジネスとも言われます。セミナーなどに誘われ、「他の人に売ればすぐ収入になる」と販売組織への加入を勧められます。
必要のない勧誘はすぐ断る
あいまいな態度は話を長引かせ、相手のペースにはまる上、より断りづらくなります。毅然とした態度で早めに断りましょう。
うまい話をうのみにしない
「簡単に収入が得られる」話は絶対にありません。仕組みが理解できないものを信用するのは危険です。
クーリング・オフ(cooling off)は、「cool」=「冷やす」の意味で、不意をつかれたり冷静な判断ができなかったりする状況で契約した場合に、一定の「頭を冷やす」期間を与え、その期間内であれば無条件で解約できる制度です。ただし、店舗での購入や通信販売などには適用されません。
判断力のある成人がお互いの合意によって成立した契約は、原則として解約することはできません。クーリング・オフ(無条件解約)制度は、特殊な場合に使える特別なルールです。ささいな事でも書面をよく読んだり、説明をきちんと聞いたり、十分理解した上で慎重に契約するよう、日ごろから心がけましょう。
どんなに自分が気をつけていても、消費者トラブルに遭ってしまうことがあります。悪質業者は「だますプロ」です。少しでも「おかしいな」「こまったな」と感じた時は、迷わず七尾市消費生活センター(電話53-1112)へご相談ください(※予約不要、秘密厳守)。少しでも早めの相談がよりよい解決につながります。
悪質商法の手口や、被害に遭わないためのポイントなどを気軽にお聞きいただくため、出前講座を行っています。少人数のグループや短時間でも結構です。消費者トラブルのない地域づくりに、ぜひご活用ください。【利用料:無料】
楽しくわかりやすいDVD・ビデオの視聴や、ロールプレイングなどもできます。
事前に日時などをご連絡ください。仮予約の後に、申込書をご提出いただきます。
午前9時から午後5時まで(月~金曜日)30分~午前1時間30分程度
夜間・土日祝日はご相談ください。
七尾市消費生活センター職員など
七尾市消費生活センター(市民男女協働課内)
電話53-1112
ファクス54-8117
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