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ようやく陽ざしが春らしくなってきた。雪の下の地面から顔を出している新芽を見つけると旧友に会うったようにうれしくなり、元気が出る。「久しぶりだな、あの雪の下で、よく頑張ったなあ」と新たな出会いを喜ぶ。
新しい生命が、活動を始める3月は、希望の春である。人間にとっても、子どもたちや若者が進学や就職で親離れをし、新しい世界へと巣立つ別れのときである。限りない愛情を注ぎ、手塩にかけて育てた若者が、ふるさとを離れることは、祝福すべき旅立ちではあるが心配も多い。
都会で学んだ若者が田舎へ帰ってくれるだろうか。就職が決まったことはうれしいが、そのままずっと県外に住み続ければ、家の跡継ぎはどうなるのだろうか。保護者の方々の心配は、七尾市全体の心配でもある。子どもが増えず、年老いた者が残された高齢者集落(限界集落)が増えていく。「立派に育てた若者が、親もふるさとも捨てて、都会に行ってしまう」ようになっている。
新しい世界で自分を磨き、能力を高めた若者よ、その蓄えた力や人脈をぜひともふるさとのために、親のために活かしてほしいものだ。
「鮭」が、生まれた母なる川に遡上するように、ふるさとに戻り、ふるさとのために働いてくれることを期待している。小さいときから七尾の伝統や祭りを体験し、自然の中で生活した子どもたちは、七尾に愛着と誇りを持って育ったことと思う。
そんな環境で育った若者がふるさとで働きたい、ふるさとのために役に立ちたいと思ってはいても、地元で仕事が見つからない。「仕方なく都会に就職する」と言われる。それも理由の一つではあろうが、親自身が子どもを育てる間に「地域のため家のために七尾へ戻ってくるんだぞ」と、もっと強く、その思いを刷り込んでおくべきではなかったかと思う。(他人事ではない、私自身の思いである)
七尾は素晴らしいところだ。人情も厚いし、食べ物もおいしい。生活もしやすいし、子育てにも良い環境だ。
毎年3月・4月は県外への転出が増え、人口減少に歯止めがかからない。大きな夢や希望を持って、旅立つ若者の足を引っ張るつもりはないが、親として今一度、子どもたちにふるさとを忘れるなと伝えてほしいと思う。『老いの繰り言…』
市長へのメール「前略、市長さん」では、市民の皆さんから市長へのご意見・ご質問などをお待ちしています。
日時・場所
申し込みは1週間前まで(公務により中止になる場合があります)
[問][申]
広報広聴課 電話53-8423
日時
3月17日(土曜日)午後1時30分~午後3時30分
会場
七尾サンライフプラザ 2階 視聴覚室
講師
輪島市立図書館読書会 会長 藤平 朝雄 氏
演題
「夢は枯野を」-文学散歩50歩-
[問]
七尾市立図書館のホームページでは、各図書館の最新情報が見られます。また、全図書館の蔵書検索もできます。ぜひご利用ください。
ハンス・フィッシャーの世界展
父からわが子へ、そして世界中の子どもたちへの贈り物
4月15日(日曜日)まで開催中(会期中無料)
版画家・舞台美術化として活動したフィッシャーの絵本作家デビューは、わが子へ贈った手描き絵本でした。手描き絵本・原画などの絵本作品に壁画原案や版画、色鉛筆などを加え紹介します。
開館時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般700円、大高生350円、中学生以下無料
[問]
石川県七尾美術館 電話53-1500
歌舞伎「あんまと泥棒」
出演 菊月菊千壽、千川貴楽、花柳寿美蔵
歌舞伎の舞台裏に触れるスペシャル企画
日時
5月23日(水曜日)昼公演午後2時、夜公演午後6時30分
入場料
全席指定一般4,000円、高校生以下2,000円(当日500円増し・未就学児入場不可)
[問]
(公財)演劇のまち振興事業団 電話66-2323
ももいろラン展 4月25日(水曜日)まで開催中
春らしく桃色のランを集めて展示します。
[問]
のと蘭ノ国 電話54-0300
開館時間
午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
観覧料
一般800円、中学生以下無料
「触れて遊んで・今うわさの透明展」開催中!
[問]
能登島ガラス美術館 電話84-1175
映画「ツレがうつになりまして」上映!
日時
3月10日(土曜日)
3月11日(日曜日)
料金
大人1,000円 高校生以下500円
[問]
サンビーム日和ヶ丘 電話68-2277
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