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市内で行われた活動やイベントを紹介します
有磯っ子がヒラメの稚魚を放流
ふるさとを愛する心を育む
いいパーク七尾
有磯小学校の児童41人が約10センチメートルに育ったヒラメの稚魚5000匹を海に放流した。県水産課と県水産総合センターの職員が、魚の住む漁礁の整備が大切なことやヒラメの生態、稚魚を放流することで漁獲につながることを説明。
波打ち際で足を濡らし、ヒラメが押し戻されないよう「流れていけ、頑張れ」と声援を送りながら放す児童。6年生の川上俊誠さんが「小さなヒラメが海で大きく育つのが楽しみです」と児童を代表して協力者に感謝した。児童は稚魚の放流を通じて海の環境が守られることを知り、ふるさとを愛する心を育んだ。
第13回御祓川まつり
優しい灯りに祈りを込めて
御祓川大通り沿い
御祓川まつりは、川に本来の清流を呼び戻したいという住民の願いと川への感謝の気持ちを表した、御祓川の夏の風物詩。小丸山小学校6年生による環境調査の成果発表後、川の浄化を祈る神事が厳かな雰囲気の中執り行われた。
陽が西に傾き始めると約3000本のろうそくに火がともされ、穏やかな灯りの装いに普段とは違った表情を見せる御祓川。篠笛やオーケストラなど心地良い音楽が会場を包み、灯籠が一つ一つ流されると、吸い寄せられるように集まった人々は幻想的でゆったりとした時の流れを味わっていた。
「ふるさと歴史教室」第6講座
幻の相馬飛行場と平和を考える
田鶴浜小学校
田鶴浜地方史の会が6年生50人を対象に、地元の歴史や文化を学ぶ講座を開いた。地方史の会の上島進会長と小浦忠吉さんが講師を務め、なぜ七尾湾を守る飛行場が伊久留町に建設されたのかや、昭和20年頃の日本の姿を話した。
細長い平野で上空から発見されにくいことなどで飛行場建設に適していたことや戦争前後は食べ物や着る物、家がない生活だったことを知った児童。福田葵衣さんは「戦争を経験した人の生活を知った。戦争を起こさないようにしたい」と感想を述べ、児童は争いのない平和な世界を強く望んでいた。
100歳お誕生日おめでとうございます
松下きみ枝さん
のとじま悠々ホーム
能登島南町に生まれ、85歳近くまで自分で立ち上げた商店を切り盛りしてきたきみ枝さん。誕生日会では南副市長から花束を受け取り、家族や入所者、職員からの祝福に何度も感謝を伝え、終始幸せそうな笑みを浮かべていた。
長男の俊之さんは「入所後も来客者をいつもにっこりと笑顔で迎えている母です」と、近所の人とのふれあいを大切にしてきたきみ枝さんの人柄を紹介した。これからも、お元気にお過ごしください。
第29回JAPANTENTin七尾
相馬地区の住民と交流
相馬公民館
外国人留学生が日本の文化や暮らしを体験するJAPANTENT。22人の留学生が3泊4日で七尾市に滞在した。組子づくり体験では、建具職人に教わりながら亀甲形のコースターを完成させ、和太鼓体験では息の合ったリズムを奏でると会場からは拍手が起こった。
伊久留町にあった旧海軍の相馬飛行場が一度も使われることなく終戦を迎えたという説明を聞き平和への思いを共有した留学生は、昔滑走路だった場所で紙飛行機を飛ばして、楽しいひとときを過ごした。
名古屋大学交響楽団音楽教室
美しい音楽に触れ豊かな心を育む
小丸山小学校
全校児童が名古屋大学交響楽団約90人による生演奏を楽しんだ。誰もが耳にしたことのある有名な曲やなじみのある楽しい曲が流れると、児童たちは体でリズムを取ったり、手拍子をしたりして音楽の世界を満喫していた。
指揮者体験や楽器体験が行われると、初めて指揮棒や楽器に触れる児童たちは興味津々。山本龍真くんは「指揮棒の振り加減で音の大きさや速さを調節するのが難しかった」と指揮一つで音楽の表情が変わることを実感していた。児童たちは美しい音楽に触れて、豊かな心を育んだ。
自衛消防隊訓練大会
日々訓練を重ね、いざという時に備える
七尾消防訓練場
七尾鹿島地区の事業所や団体の自衛消防隊が参加して消防技術を競う訓練大会が行われた。消火器を使った初期消火や心肺蘇生などを一連で行う訓練、バケツを使って消火する訓練、消火栓にホースをつなげ目標に向かって放水する訓練の3つで正確性とスピードを競い合った。
どの隊も気合い十分で、訓練通りに行動しようと声を掛け合い、確認しながら取り組んでいた。いざというときに最前線で対応する自衛消防隊。一人一人の日頃からの備えや心構えが地域の防災力の向上につながる。
親子で稲刈り体験
『なかよし田んぼ』で食育を学ぶ
中島町中島
中島保育園の年長児親子30組が、5月に田植えをした『なかよし田んぼ』で稲刈り体験を行った。農業を営む松田武さんに鎌を使った刈り取り方を教わった園児。田植えをしたときは3本だった苗が30本以上の株にまで成長したことを知ると「えっ、すごい」と驚きの声が漏れた。
園児は鎌を持ち一株ずつ稲をつかみ刈り取りを始めた。最初は慣れない手付きで親に教わりながら慎重に刈り取っていたが、次第に親の手を借りず一人で刈るようになっていた。親は園児が食に関心を持ち、稲を刈る成長した姿を喜んだ。