本文へスキップします。

ここから本文です。

更新日:2020年10月5日

2~4ページ

今こそ一人一人が健康づくり
フレイルを知って、早めに介護予防!

2ページ

今こそ一人一人が健康づくり
フレイルを知って、早めに介護予防!

長期的な外出自粛で家にいる時間が長くなると、体力や気力が衰えてしまう悪循環が起きやすくなります。この心身機能が衰えて弱ってしまう状態のことを「フレイル」といい、そのまま放置すると介護が必要な状態になる可能性があります。しかし、早めに気付いて適切に取り組むことで、健康に戻ることができます。

フレイルの悪循環

フレイルの悪循環とは、「人と接する機会の減少や食生活のバランス低下」、「体力・筋力の低下や判断力・認知機能の低下」、「買い物などに出るのもおっくうになるなど、活動性の低下」が循環することで、めまいやふらつきが起きやすい状態になり、転倒や骨折の事態を招いてしまうことです。

予防その1:自分の健康を気遣い、フレイル予防(運動・栄養・交流)に取り組む

運動-自分の足で歩ける力を保つ-

体を動かして筋力と柔軟性を保つ(ラジオ体操、ウオーキング、ジムでのトレーニングなど)

栄養-おいしく食べる力を保つ-

1日3食、バランスの良い食事を取る

口の体操や口腔の清掃をするなど

社会交流-生き生きとした生活を保つ-

家族や友人と話す

週1回以上は外出するなど

健康でいるためには、生活習慣病(高血圧、糖尿病など)を悪化させないことが重要です。年に1回の健康診断やかかりつけ医への定期受診で、自身の健康状態を必ず確認しましょう!

予防その2:地域の通いの場で、みんなで一緒に介護予防に取り組む

誰もがいつでも気軽に通える「通いの場」で介護予防を行っています。地域の集会所や個人宅など、みんなで一緒に取り組むことで続けやすく、人と話すこと(交流)が介護予防につながります。

どんなことをしているの?

体操や頭のトレ―ニングをして楽しんでいます。(一例)

どこでしているの?

市内の集会所など120カ所以上で行っています。

いつしているの?お金はかかる?

各グループごとに曜日や時間、回数が異なります。会費として数百円必要な場合があります。

参加するにはどうしたらいいの?

どなたでも参加できます。
お近くの通いの場を紹介しています。近くにない場合は、グループを新たに立ち上げる支援を行っています。

新型コロナウイルスの感染予防を行いながら開催しています。現在開催を見合わせているグループもあります。詳細は高齢者支援課までお問い合わせください。

3ページ

予防その3:心身機能の改善を目指して、リハビリの先生と介護予防に取り組む

市では身体機能や生活機能の低下が見られる人を対象に、介護が必要になる前の予防策として「介護予防・日常生活支援総合事業」を行っています。この事業の中には、運動を目的とする「運動型サービス」と、交流を目的とする「交流型サービス」があり、リハビリの先生(理学療法士、作業療法士など)のアドバイスのもと、機能改善を目指して介護予防に取り組みます。

運動型サービス

デイサービスセンターっとほーむウエスト(古屋敷町)

多機能型ジムイスタイル(細口町)

デイサービス「みんなの教室」(国際医療福祉専門学校七尾校)

交流型サービス

デイサービスセンターふれあいの里(松百町)

「正座ができなくなった」「退院後の運動はどうすればいいの」など、利用する人の悩みに合わせ、膝や股関節、腰などを痛めない、その人に合った運動を行っています。何歳からでも体力や筋力はつきますが、続けることが重要です。運動の成果が分かる工夫をしたり、休憩時は会話を楽しんでもらったりしながら楽しく続けられる工夫をしています。介護予防のためにも気軽に運動を始めませんか。

多機能型ジム

マイスタイル

作業療法士

嶋﨑(しまざき)貴士(たかし)さん

私は長年、腰痛と膝の痛みに悩まされ、歩くのが辛くなり近い距離でも自転車に乗っていました。その自転車にも乗れなくなった時、マイスタイルを利用している友人から「介護予防のために介護保険を使うことができる」と教えてもらい通い始めました。利用して1カ月ほどで少しずつ自転車に乗れるようになり、とてもうれしかったです。無理のない程度に休憩しながら、同じ日に利用している皆さんと楽しく運動しています。

運動型サービスを利用

坂下(さかした)利子(としこ)さん74歳

運動型・交流型サービスの利用手順

(1)基本チェックリスト

次ページ掲載の基本チェックリストを付けてみましょう。回答の数が該当する場合は(2)相談へ

「基本チェックリスト」は、自分では気付きにくい心身の衰えをより早く把握して、介護予防に生かすためのものです。

(2)相談

七尾市地域包括支援センターに相談しましょう。(パトリア3階7番窓口電話番号53-5789)

(3)面談

七尾市地域包括支援センター職員が自宅に訪問し、生活状況などを確認します。

(4)サービス利用の決定

サービス利用の対象者に該当したら、資格者証が発行されます。

(5)サービス利用の開始

どのサービスを使って予防に取り組むか、七尾市地域包括支援センター職員と計画(ケアプラン)を立てて、利用を始めます。

利用料(参考)

週1回二時間程度の利用で月額約2千円

要介護認定を受けている人は対象となりません。

4ページ

基本チェックリストをやってみよう!

自分のフレイル状態(心身の機能低下)を確認しましょう。家族で気になる人がいる場合にも、ぜひやってみてください。

当てはまる質問項目にチェックを付けます。チェックの数に該当する人は矢印に進みます。

生活

1.バスや電車を利用して1人で外出をしていない

2.日用品の買い物をしていない

3.預貯金の出し入れをしていない

4.友人の家を訪ねていない

5.家族や友人の相談に乗っていない

運動(ここでは、3個以上の該当で心身の機能が低下していることが考えられます)

6.手すりや壁をつたわないと階段を上れない

7.椅子に座った状態から何かにつかまらないと立ち上がれない

8.約15分間続けて歩けない

9この1年間に転んだことがある

10.転倒に対する不安は大きい

栄養(ここでは、2個とも該当で心身の機能が低下していることが考えられます)

11.6カ月間で2~3kg以上、体重の減少があった

12.BMI18.5未満である

BMIは、体重kg÷身長m÷身長mの計算式で算出することができます

(例)体重45.0kg÷身長1.58m÷身長1.58m=BMI18.0

口腔(ここでは、2個以上の該当で心身の機能が低下していることが考えられます)

13.半年前に比べて固いものが食べにくい

14.お茶や汁物などでむせる

15.口の渇きが気になる

閉じこもり(質問16に該当で心身の機能が低下していることが考えられます)

16.週に1回以上の外出をしていない

17.昨年と比べて外出の回数が減っている

認知症(ここでは、1個以上の該当で心身の機能が低下していることが考えられます)

18.周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われる

19.自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていない

20.今日が何月何日か分からないときがある

質問1~20で合計10個以上該当で心身の機能が低下していることが考えられます

こころ(抑うつ傾向)(ここでは、2個以上の該当で心身の機能が低下していることが考えられます)

21.ここ2週間、毎日の生活に充実感がない

22.ここ2週間、これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった

23.ここ2週間、以前は楽にできていたことが今はおっくうに感じられる

24.ここ2週間、自分が役に立つ人間だと思えない

25.ここ2週間、わけもなく疲れたような感じがする

どのように介護予防に取り組めばよいか悩んだときは、七尾市地域包括支援センターにご相談ください。

まずは、ご自身で介護予防に取り組んでみましょう。

問い合わせ

高齢者支援課

電話番号53-8463

七尾市地域包括支援センター

電話番号53-5789

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?