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更新日:2015年2月5日

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観客を感動の渦に巻き込んだ200人の熱き男たち!

北陸新幹線開業を見据え、関東圏からの誘客に結び付けるため、石川県の祭りの代表として「ふるさと祭り東京」に参加した石崎奉燈祭。

観客42万人の心をくぎ付けにし、前代未聞の偉業を成し遂げた男の祭りを追った・・・

成し遂げた思いをこの男たちが語る!

石崎奉燈祭奉賛会実行委員長

赤坂 明さん

石崎奉燈祭奉賛会事務局長

野崎 長和さん

石崎奉燈祭 東四区支部長

島﨑 大輔さん

石崎奉燈祭 西一区支部長

中西 一大さん

この祭りに参加しようと決心したのは?

赤坂

約1年前に出演の話をいただき、昨年の「ふるさと祭り東京」を見に行きました。全国の祭りが集まってすごいと感激したと同時に、石崎奉燈祭がこの場でできるのかという不安ありながら、「絶対に成功させる」という意気込みで準備がスタートしたことを思い出します。奉燈は勇壮華麗で、誇れる祭りだと思っていますが、東京ドームで、本祭と同じ雰囲気が出せるのかなと心配しながら、今回を迎えました。

野崎

昨年、この祭りを実際に見て、「出たい!」という気持ちはありました。しかし、2基の奉燈が行くとなれば、担ぎ手や予算など、私には想像ができない範囲です。また、石崎町のさんに、大変なご迷惑をかけることになります。「それでもやりたい!」という思いは変わらず、町内会や奉賛会と何度も会議を重ね、何とか前向きな話になり、最後には「行かんかや」と皆さんから言ってもらえたことが本当にうれしく、感動もしました。

島﨑

東四区は、他と比べて小さい町内です。はじめは出演町内として手を上げるつもりはありませんでした。しかし、周りの熱い先輩方から「やってみんかい!」と背中を押してらい、出演する決心を固めました。

中西

正直言って、私自身はこの祭りに行きたいとは、一度も言ってないんです。ただ団員から「行きたい。西一区が行かないと、だめやろ」という声が多くありました。それが一番のきっかけ後は壮年会や町内皆さんから「わっちゃ行くげんたら、どんだけでも協力してやる」と言っていただき、決心しました。

どんなことで苦労しましたか?

赤坂

祭りの準備を進める上で、奉燈を運ぶ時、雪道の運搬が一番気になりました。また、日程的に、年明けすぐということで、非常に厳しいものがありました。いろんな危険を背負っての判断ったので、その辺一番懸念したところでした。

野崎

奉燈という地元の財産を持って行くわけです。何かあったらということを非常に考えました。特に、若者は8月の本祭も控えています。奉燈が壊れてしまえば、本祭に間に合わいということにもなります。青年団や町内の皆さんが一番心配するところです。それは、私自身の心配でもありましたが、その説明や対処方法が一番気苦労しました。

島﨑

最初は、参加者を集めることが一番心配でした。いざ集め出すと、周りが頼れる人ばかりなので、苦労も心配も解消しました。

中西

私も同じです。参加者を集めるのが大変でしたが、壮年会の皆さんがとても頑張ってくれ、本当に頼りになりました。

野崎

どこの町内がこの祭りに出演するかを決めるのも苦労しましたね。決まったのは6月。なぜなら、一番大事なのは8月の本祭。本祭前に、もやもやとした気持ちをなくし、各町内思い切って本祭を迎えてほしかったですからね。

赤坂

県外に出るという経験は、約27年ぶり。参加者200人が移動するということは大変なこと。東京に到着さえすれば、石崎の人の熱き思いや意気込みを、全国の皆さんに間違えく伝えられると思いましたね。

終えての感想

赤坂

自我自賛ですが、私たち石崎奉燈祭が、一番拍手が大きかった気がします。3月に開通する北陸新幹線に向け、七尾をPRするという大きな貢献ができたと思います。

野崎

ここまで来るのに激論もありながら、皆さんに心配や苦労をかけ、今日まで来ることができました。東京ドームでは、石崎町の皆さんが個人で応援に来てくれ、拍手や声掛けをしてくれました。石崎町が一つになったと感じた瞬間でもあり、素晴らしい町だと改めて感じることができました。これを、石崎町が仲良く安全に生活できるような町づくりへつなげたいです。本当に良い経験をさせてもらいました。特に、島﨑支部長や中西支部長、町会の皆さんには、本当に感謝しています。他町から担ぎに来てくれた皆さんにも感謝したいです。また、市民の皆さんからも、応援メッセージをたくさんいただきました。本当にありがとうございました。

島﨑

太鼓や担ぎ手の掛け声が、かき消されるくらいの歓声と拍手がとても気持ち良かったです。これを機に、石崎奉燈祭が盛り上がっていければと思います。

中西

何より、奉燈を担ぐ諸先輩方から「良いイベントやった。やってよかったやろ」と言ってもらえたことが、一番うれしかったです。不安もありましたが、みんなが楽しんでくれたことが、自分の中では一番うれしかったです。

密着取材ふるさとを大切に思う熱い心が東京に集結!

11月5日(水曜日)午後7時から

東京ドーム関係者や石崎奉燈祭奉賛会、各町内の支部長などが集まり、初めての合同会議を開催。

12月12日(金曜日)午後8時から

約2カ月間、西一区や東四区では支部長をはじめとする若い衆が、本祭と変わらない準備をしてきた。

1月4日(日曜日)午前9時から

いよいよ東京に向け、奉燈2基が倉庫から出される。約100人の若い衆が参加し、安全祈願祭も行われた。

1月8日(木曜日)午後1時から

奉燈を組み立てるため、約40人が東京に到着。4時間で手際よく組み立て、2基展示した。

1月16日(金曜日)から18日(日曜日)(1日2回出演)

奉燈2基は回数を重ねるごとに息が合い、勇壮華麗な演舞で観客の心をつかみ、アンコールで湧いた。

1月17日(土曜日)から18日(日曜日)(2回公演)

若い衆が観客を魅了するのは、祭りばかりではない。豊年太鼓も披露し、観客から拍手喝采をあびていた。

1月18日(日曜日)午後6時

演舞が終了し、祭りの余韻が残る中、若い衆は3時間かけて奉燈を解体。その後、七尾へ。

1月19日(月曜日)午前8時30分から

東京での出演、夜行バスでの移動で疲れている中、若い衆は最後の力を振り絞り、3時間かけて奉燈を格納した。

ふるさと祭り東京で七尾の情熱を全国へ向け発信!

1月9日から開催された「ふるさと祭り東京」。観客数延べ約42万人を記録したこのイベントで、石崎奉燈祭は群を抜いて注目を浴びた。

石崎奉燈祭が、県外に出たのは、今回を含め4回。昭和45年に大阪で行われた日本万国博覧会、昭和55年に東京で開催された「日本のまつり」、昭和63年には七尾市の友好都市、香川県丸亀市の「丸亀お城まつり」だ。

観客への取材を進めると、全国から有名な祭りが出演する中で、石崎奉燈祭を目当てに来た人が多く、期待の大きさを感じた。出演が近づくと、空席がなくなり、観客の期待感が見て取れた。暗闇の会場に、スポットライトに照らされた奉燈が浮かび上がった。奉燈囃子が鳴り響き、男衆が威勢よく奉燈を担ぎあげると、どよめきが起こり、「石崎奉燈祭、日本一」「石崎奉燈祭最高」と声が飛び交い、ムードは最高潮に達した。

会場を後にする観客の心には、奉燈囃子が鳴り響き、脳裏に石崎奉燈祭が鮮明に残ったに違いない。

聞いて見ました。七尾のこと。

一番のお目当ては石崎奉燈祭でした!

福島県福島市

熊坂 衛さん・マキ子さん(ご夫婦)

東京ドームまで来た目的は、なんといっても石崎奉燈祭。テレビの番組で見て、ぜひ生で見てみたいと思い、福島県から来ました。武者絵や掛け声が素晴らしかったです。次は七尾市でぜひ見てみたいです。

男の中の男!祭りを見て感激!

東京都足立区

杉山 陽子さん・梢さん(母娘)

母は、七尾市に一度行ったことがあります。私は行ったことがありませんが、この祭りは、掛け声がかっこよく、担ぎ手の男らしい姿に感激。実際に行って、夜に6基集まるところを見てみたいです。

今年こそはあこがれの地へ!

千葉県松戸市

小曽根 一貴さん・敦子さん(ご夫婦)

石川県はあこがれの地。なぜなら、先祖が石川出身であること、ゆるキャラの中で「わくたまくん」が一番好きだからです。今年は北陸新幹線が開業するということで、必ず石川、そして七尾市へ行きます。

30年ぶり。迫力は昔のまんま!

 

神奈川県秦野市

眞島 勝美さん・美空さん(母娘)

 

七尾市出身で、離れて26年。テレビで石崎奉燈祭が出演すると知り、来ました。感動の連続で、奉燈囃子に合わせて膝を叩いていました。次は必ず、娘に本祭を見せたいですね。

見るものすべてが大迫力!

 

東京都板橋区

林 和歌子さん・ゆり子さん(母娘)

 

石崎奉燈祭は、躍動感と迫力があり、とても興味が湧きました。笛を吹く子どもたちを見ていると、大人から子どもへと、祭りが伝承されているのを感じますね。

能登かきは格別!温泉も大好き!

東京都西東京市

土井 竜太さん・恵里奈さん(ご夫婦)

いろいろなブースから選んだのは能登かき。宮城県産のカキをよく食べますが、能登かきは濃厚な味でひと際おいしい。食よし、温泉よしの和倉温泉へ、ぜひ行ってみます。

故郷へ帰りたくなりますね!

神奈川県横浜市

日向 邦夫さん

出身は白山市。石川県のものを食べると、地元の風景を思い出し、帰りたくなりますね。北陸新幹線が開業したら、日帰り旅行も可能なので、仲間を連れて行きたいですね。

 

3月14日の北陸新幹線金沢開業を見据え、首都圏からの誘客に繋げることを目的に、石崎奉燈祭は、東京ドームの大舞台で、石川県の祭りの代表として出演した。3日間6回の出演で、圧倒的な存在感を示し、訪れた観客を魅了。この東京の大舞台で石崎奉燈祭が出演したことで、七尾市はこの春、大きな期待を膨らませることができた。

 

新幹線の開業、能越道の開通などアクセスが良くなるこのタイミングに市民をあげて七尾をアピールして、みんなで七尾をもっと盛り上げよう!

出展物産品紹介

能登かき

木村功商店は、毎年出店しており、お昼時にもなると、長蛇の列ができていました。お客様からは「ぷりぷりしていて、味も格別」と好評でした。

ザ・ブリ丼

すし王国七尾能登の代表として出店した松乃鮨。ザ・ブリ丼や寿司、地酒を販売。お客様から「すし王国とあって、最高の味ですね」と評判でした。

能登産さざえ

能登産のさざえがあると聞きつけ、買い求める人が続出。さざえの汁が最高と、おかわりをする人がいるくらいの繁盛ぶりでした。

石崎奉燈祭奉賛会会長 中西 清種さん

今回のイベントには、本祭と変わらない感動がありました。終わった今、言葉にできないほど、感極まっています。

1年前、この話をいただき、野崎事務局長や赤坂実行委員長をはじめ、皆さんに大変な苦労をかけました。よくここまでがんばってくれたと思います。また、奉燈2基と200人の担ぎ手が東京に来ることができたのも、石崎町をはじめ、七尾市全体のまとまりがあったからこそ。そのおかげで素晴らしい結果になったと思います。

この機会に、石崎奉燈祭をもっとPRし、若い衆に祭を継承してもらいたいです。

北陸新幹線が開業すれば、観光客が増えると思います。「ふるさと祭り東京」は、石崎奉燈祭を全国の人に知ってもらう良い機会となりました。まずは東京ドームに来られたお客様に足を運んでいただき、いずれはそれ以外の人にも、七尾市に来てほしいですね。

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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