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「バランス能力の低下」。聞きなれない言葉かもしれませんが、ロコモティブシンドロームになる原因の一つで、40歳以上の男女の5人に4人がロコモおよび予備群と言われています。また、女性は男性と比べて骨も筋肉も弱く予備群になりやすいと言われています。働き盛りの世代には、実感が湧かないかもしれませんが、「要介護」のリスクは加齢とともに忍び寄っています。ロコモティブシンドロームの予防のために40代からバランス能力を向上させましょう。(筋肉量は、個人差はありますが、40歳を超えると徐々に減少していきます。)
ロコモティブシンドロームとは・・・運動器の障害:暮らしの中の自立度が低下して「要介護状態になる」リスクの高い状態になること。
バランス能力とは・・・とっさの時に立ち直る素早さや転んだ時に体をかばうバランスのこと。
筋力低下
腰の痛み
バランス能力の低下
膝の痛み
骨密度の低下
加齢
体重増加
運動不足
バランス能力低下
とっさの動作ができない
転倒したり、転倒後骨折する
七尾市で平成25年度新たに介護が必要になった人の4人に1が転倒骨折などによる「整形外科疾患」です。
7つの項目のうち1つでも当てはまるとロコモティブシンドロームの危険性があります。まずはチェックを行い、現在の危険度を知ることから始めましょう。
一つでも該当したら、要注意!今から以下の体操を始めましょう。該当がなかった人も、将来の介護予防として取り組みましょう。
片足立ちで靴下が履けない。
家の中でつまずいたり、滑ったりする。
階段を上がる時、手すりが必要である。
家のやや重い仕事(掃除機をかける、布団の上げ下ろし)が困難である。
2kg程度の買い物(1リットルの牛乳パック2本)をして持ち帰る時、困難である。
15分位続けて歩くことができない。
横断歩道を青信号で渡りきれないことがある。
できる人は片足立ちをしてみましょう。(壁につかまってもよいです。)10秒数えましょう。(できる人は60秒してみましょう。)
歩く時は片足で全体の体重を支えています。いつまでも歩けるためにも片足立ちを練習しましょう。
つま先と膝の方向は同じ進行方向に向けて歩きましょう。
良い姿勢で、呼吸を止めないで、楽しく続けましょう!
腰痛や膝痛のある場合は体操をしないでください。医療機関を受診し、医師に相談しましょう。
(1)膝の裏をのばし、つま先を上げる。(5秒)
(2)足を内側に回転させる。(交互に10回ずつ)
(3)右足を伸ばしてあげる。(交互に10秒数える)
(4)座ってつま先を立てる。(10回)
(1)お腹をへこませる。(10回)
(2)体を横に倒して戻る。(交互に5回ずつ)
(3)椅子に座ってそり上がる。(上を見て10秒数える)
不安な人は壁などにつかまりながら実施しましょう。
(1)足を肩幅に開き、自然に立つ
(2)歩幅を開いたり、閉じたりしながら、横に歩く。(10歩)
(3)往復3回行う。
このとき、たたみのふちやフローリングの木目にそって歩きましょう。
(1)両足を肩幅に開き、自然に立つ。
(2)移動足を支え足の前を通し、交差させる。
(3)足を交互に交差させながら、横に歩く。(10歩)
(4)往復3回行う。
このとき、たたみのふちやフローリングの木目にそって歩きましょう。