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市内で行われた活動やイベントを紹介します
人権擁護委員委嘱状交付式
身近な人権相談員の活躍に期待
七尾市役所
人権擁護委員は、人権相談に応じたり、学校や保育園と協力して人権教育を行ったりする役目を持つ。このたび、坂口初男さんが法務大臣から委嘱を受け、不嶋市長が伝達を行った。3年の任期を務める。
不嶋市長は「さまざまな仕事があると思います。大変だと思いますが、頑張ってください」と激励の言葉を送った。坂口さんは「地域の人と協力しながら、皆さんのお役に立てるよう頑張ります」と意気込みを語った。人権問題を抱える人の身近な相談相手として活躍を期待したい。
2014カナダデー・フェアin七尾
カナダ文化を楽しもう!
七尾サンライフプラザ
七尾市国際交流員のテリー・クオさんや県内在住のカナダ出身者が、国旗作りやパズルなどで参加者と一緒に楽しみカナダの文化を紹介した。ヒューキさん(金沢市在住)は「私たちが考えた企画で、カナダのことを知ってもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。
最後には、カナダの国旗がデザインされた特大ケーキが登場し、会場は大歓声に包まれ、参加者全員に配られた。親子連れの参加者は「子どもの頃から違った国の文化を知ることができる素晴らしいイベントだと思います」と話した。参加者には、カナダ文化に触れる楽しい時間となった。
わく・ワーク(work)消防体験
消防士の仕事を学ぶ
七尾鹿島消防本部
御祓中学校、朝日中学校、能登香島中学校の生徒10人は、消防士が日頃行う訓練を体験したり、仕事を学んだりした。煙が充満する室内から外へ脱出する訓練を体験。二艘舟等消防士は「実際の現場では手で口を押さえ、身を低くして動くこと。今の訓練がうまくいったとしても、大丈夫だと思わないように」と指摘し、生徒も真剣な表情でうなずいていた。
また、消防士が火災の現場で着用する約20kgの装備品を着た生徒は「とても重くて、暑い。これを着て消火活動をする消防士はすごい」と驚いた様子だった。生徒たちは、危険と隣り合わせで市民の命を守る消防士の仕事の大変さとすごさを学んでいた。
万行遺跡と火起こし体験
昔の人の生活と知恵を学ぶ
東湊小学校
東湊小学校近くにある万行遺跡について、6年生24人が学習した。講義では、万行遺跡が国指定の史跡であることを学び、出土品を触る機会もあった。中村駿介君は「万行遺跡が国指定の貴重なものだと思わなかった。これからは、自分たちの町の自慢にする」と誇らしげに話した。
その後、火起こし体験が行われた。奥彩乃さんは「ガスですぐに火がつく今とは全然違う。昔の人はすごい」と驚いた様子だった。生徒は昔の人の生活様式や知恵、そして現代との暮らしの差を学んでいた。
ドラム缶でお風呂をわかそう!!
地産エネルギーを楽しく学ぶ
能登島生涯学習総合センター
保育園児から小学校3年生までが参加し、能登島で採れたまきを使って、ドラム缶風呂を体験した。子どもたちは火起こしから開始。煙が立ち上る中、目をこすりながらまきをくべていた。
ドラム缶風呂に入った子どもたちは「わぁ、本当のお風呂みたい」と笑顔でお湯に浸かっていた。宮本琉夢ちゃん(小学2年生)は「まきでお風呂を沸かすことができるなんて、知らなかった」と驚き、能登島で採れたまきがエネルギーになることを楽しく学んでいた。
100歳誕生日おめでとうございます
大井ちいさん
和光苑
食事時間には車いすでランチルームに出たり、職員と会話を楽しんだりと元気なちいさん。長男の清史さんは「頭が良く、手先が器用な人。特に庭の手入れが好き」と話した。また、担当の職員は「コーヒーを飲みながら、クラシックを聞くのが大好きです」とちいさんとのエピソードを語った。入居者と職員で、100歳のお祝い会が開かれ、ちいさんは「私のためにお祝いをしてくれて、ありがとうございます」と涙ながらに話した。
ちいさんは、残念ながら8月11日、お亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。
七尾まだらゆるキャラ誕生
七尾くん・まだらさん
七尾市役所
七尾まだら保存会が、若い世代にも七尾まだらに親しんでもらおうと、ゆるキャラを制作。小丸山保育園の園児も駆け付けた。
制作者は山本武生さんご夫妻(金沢市在住)。「まだらを踊る時に着る袴をイメージした。この日に間に合わせるために、徹夜で作った」と笑顔で話し、完成した安堵感をにじませていた。今後は七尾まだらのイベントや、保育園への貸し出しも予定。ゆるキャラを通して、七尾まだらが一層親しみやすくなる。
能楽教室開講式
伝統芸能に親しむ心を育む
御祓中学校
1年生70人が、4カ月間かけて伝統芸能「能」を学ぶ能楽教室がスタートした。講師は広島克栄さん、寺田成秀さんほか能登宝生会が務める。模範演技として『猩しょう々じょう』が披露され、張り詰めた空気の中、生徒たちは真剣な眼差しで演技を見つめていた。
その後、能の基本である扇子の使い方や能独自の声楽、謡よう曲きょくを学んだ。生徒の山村拓巳さんは「足の動きや扇子の広げ方がとても細かい。舞や歌を早く覚えたい」と抱負を語った。生徒たちは14回の講義の中で能を学び、日本の伝統芸能に親しむ心を育むことになる。