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更新日:2013年12月26日

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市制10周年を迎えての決意「前進、前進、前進」

七尾市長 不嶋 豊和

2014年頭あいさつ

市長就任1年を振り返って

あけましておめでとうございます。

武元文平前市長からバトンを引き継ぎ、市民のご協力もいただきながら、1年間やって来れたかなと思います。2年目は、1年目以上にしっかりとがんばっていきたいと思います。

カタチになってきた政策

昨年は交流人口拡大に向け、全国から多くの人たちを呼び込む事業を通して、七尾市をPRできた1年となりました。

能登有料道路の無料化や能越自動車道の一部供用を背景に、世界農業遺産の国際会議や名水サミット、寺町サミットや皇太子殿下をお迎えしての全国農業担い手サミットなど、国や県からの大型予算を七尾市に取り込む事業を誘致することができました。

さらに、和倉温泉や能登島を中心にスポーツ合宿などを推進する事業も軌道に乗り、明るい兆しが見えてきました。地域経済の下支えができたのではないかと思います。

そういった雰囲気からでしょうか。市民の皆さんにもがんばってみよう、取り組んでみようというような機運が表れたような感じがして、うれしく思います。

スポーツ合宿のメッカづくり

交流人口拡大に向けた取り組みの一番の要は、スポーツを中心とした合宿です。昨年は、能登島グラウンドが完成し、和倉温泉にあるものを含め、5面のサッカーグラウンドと受け入れ施設ができました。4月からの6カ月間で利用者数は6万9千人。これは、予想以上の数字です。この効果は一過性のものではありません。大半が子どもたちなので、大きくなってからも、思い出をたどってリピーターとなってくれることも期待しています。

先々のことも考えながら、今しなければならないことを、関係する皆さんと着実にやっていかなければならないと思っています。

また、新たな計画として、テニス合宿や大会の誘致にも乗り出します。和倉温泉多目的グラウンドの横に、最大24面のテニスコートを整備する予定です。できれば、平成27年の夏に、七尾市で行われる県民体育大会でお披露目したいと思います。

世界農業遺産「能登の里山里海」の活用策

昨年5月に世界農業遺産の国際会議が七尾市を中心に行われました。その際、国内外に「能登の里山里海」の魅力を伝えることができたと思います。

一方で、先人たちが残してくれた今ある環境は宝なのだと再認識し、次の担い手に伝えていかなければならないという動きも出てきました。このような活動が活発になれば、農林水産品のブランド化や高付加価値化、6次産業化などに向けての動きにも弾みがつくのではないでしょうか。

ハッピーリタイアメントの展望

昨年から始めたハッピーリタイアメントへの取り組み。七尾市への定住を促進するための住宅支援や空き家バンクの創設、七尾暮らしの体験ツアーなどを実施しました。県内外の方々に、住み慣れた土地を離れ、七尾市に住んでもらうことは難しいことです。しかし、さまざまな取り組みを地道に行いながら、成果を出していきたいと思います。移住した人の家族や友人が訪れるでしょう。

こういったことも交流人口の拡大につながります。また、移住した人の中には、技術や知識を持った人がいるかもしれません。これまで培った能力や経験をこの七尾市で生かしてくれることも期待できるのではないでしょうか。

交流人口のさらなる拡大や産業の活性化の対策

平成27年3月には、北陸新幹線金沢開業し、能越自動車道が七尾市まで完成します。

また、七尾港の整備も進んでいます。能登空港を含めて考えると、陸、海、空の交流や産業振興の基盤が整備されたことになります。それらを生かし、結果を出していきたいと思います。能登有料道路の無料化だけでも、これまで以上に七尾市へ訪れる人が増え、経済効果に期待ができると、市民の皆さんも感じているのではないでしょうか。この印象がさらに大きくなるということです。さまざまな施策を立てていきたいと思います。

また、訪れる人たちを受け入れる拠点となる施設も整備していきます。例えば、旧中央図書館跡の整備や「能登の里山里海」をPRする博物館も整備したいと思います。

安心・安全な暮らし

七尾市は、三つの視点で暮らしの安心、安全に取り組んでいきます。

一つ目は、自分の身は自分で守る、隣近所は助け合うという精神で、各町で自主防災組織を組織します。251町会のうち、195町会で結成されたということはうれしいことです。結成しただけで終わらず、継続的に訓練などを行うようにお願いをしています。

二つ目は、市民へ確実に防災情報を伝えることです。屋外スピーカーの更新や防災ラジオ、防災メールやホームページなどの整備も行い、七尾市からの情報は多重的に発信するシステムになりました。

三つ目は、ハザードマップを活用し、いざというときにどこへ避難するのか、災害時にはどんな対応をしなければならないのかを理解しておくこと。

この三つを基本に、市民の安心、安全な暮らしを守りたいと思います。

市制10周年を迎えるにあたって

この10年を総括すると、財政の健全化に取り組み、市民の皆さんには我慢と負担をお願いしてきました。そして、1市3町が一体となるようにも取り組んできました。平成24年9月には、七尾市まちづくり基本条例を制定し、七尾市が目指す「人が輝く交流体感都市」に弾みをつけました。

今年は、これからの10年を目指すスタートの年です。まずは、市のシンボルの制定を行い、市制10周年にふさわしい記念事業を実施し、市民の気持ちが一つになる一年としたいと思います。

市民へのメッセージ

北陸新幹線金沢開業や七尾市までの能越自動車道の開通、そして七尾港といったインフラを生かし、素晴らしい能登の里山里海を全国に発信していきます。また、七尾市の歴史や文化にも磨きをかけ、多くの方々が訪れてくれる町にするようにがんばります。

2年目、3年目、4年目は、「前進、前進、前進」あるのみです。市民の皆さんと共に、全力で取り組みますので、今年もよろしくお願いします。

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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