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更新日:2019年7月5日

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命を守るための行動~「早めの避難」を見直す~

【写真説明】
普段の加茂原(上)と熊木川が氾濫した加茂原(下)

西日本を中心に、広い範囲で記録的な大雨となった平成30年7月豪雨。岡山県や広島県、愛媛県などで河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、死者・行方不明者が200人を超えるなど、豪雨災害では平成最大の犠牲者数となりました。豪雨になる前にはニュースや天気予報などで、重大な災害が起こる恐れがあるため、厳重な警戒が必要だと呼び掛けていました。さらに気象状況の悪化に伴い、多くの被災地では避難勧告が発令されるなど、避難行動が促されたものの、逃げ遅れるなどが原因で多くの人が亡くなる結果に。
同年8月末に七尾市も集中豪雨に遭いました。幸い人的被害はありませんでしたが、河川の越水や堤防の決壊で231棟の住宅が床下、床上浸水となったほか、山間部では土砂崩れも発生し、大きな被害を受けました。
災害は、思いもしないところで突然発生します。災害の規模が大きいほど行政などの早急な救助・救援が難しく、地域で協力して災害に備えることが重要となります。いざというときの避難行動を、いま一度見直してみましょう。
市内には防災の知識と技能を持ち、防災活動の中心となることが期待される防災士が約220人います。豪雨の被害が大きかった中島地区では「中島町防災士会」を組織し、地域の防災、減災に関する啓発や技能の習得など、日々地域の防災力の向上に努めています。会長の杉田利一さんに、防災への思いを伺いました。

まずは自分の命を守れるように
中島町防災士会杉田利一会長

中島町防災士会は平成29年の11月に発足し、現在会員は36人です。今後の目標は1町会に1人以上の防災士を置くとともに、各町会の自主防災組織の活動を促進することです。
昨年と同じような豪雨災害が、いつ、どこで発生するか分かりません。日頃から地域の皆さまに防災意識を高めてもらうため、防災キャンペーンで被災地のパネルや中学生のポスター・標語の応募作品の展示などを行ってきました。今後もさらに防災対策の周知に努めていきます。
いざというときに、まずは自分の命は自分で守る「自助」。身の安全が確保できたら周りを助ける「共助」。この2つを心掛け、自分がすべき行動を今のうちから確認しておくことが大切です。

5段階の警戒レベルによる避難勧告等の発令
気象情報や自治体からの避難情報、それに対応する住民の取るべき行動を見直しました。今後は5段階の警戒レベルを用いて避難情報をお伝えします。(例「袖ケ江地区に警戒レベル4、避難勧告を発令します」)
テレビやインターネット、インフォメールななおなどで最新情報を確認し、早めの避難行動を心掛けましょう。

警戒レベル5(1=危険度低い、5=危険度高い)
警戒レベル5(七尾市が発令)
気象情報(警戒レベル相当情報)●既に災害が発生している状況●大雨特別警報
住民に促す情報災害発生情報
取るべき行動命を守るための最善の行動

警戒レベル4(七尾市が発令)
気象情報(警戒レベル相当情報)●土砂災害警戒情報
住民に促す情報避難指示(緊急)避難勧告
取るべき行動全員避難・指定された避難場所への避難行動

警戒レベル3(七尾市が発令)
気象情報(警戒レベル相当情報)●大雨警報●洪水警報
住民に促す情報避難準備高齢者等避難開始
取るべき行動高齢者等は避難・高齢者や障害のある人、乳幼児など避難に時間がかかる人は速やかに避難・ほかの住民は避難の準備

警戒レベル2(気象庁が発令)
気象情報(警戒レベル相当情報)●大雨注意報●洪水注意報
住民に促す情報注意喚起
取るべき行動避難行動の確認・ハザードマップで避難場所や避難経路などを再確認・避難情報の確認や注意

警戒レベル1(気象庁が発令)
気象情報(警戒レベル相当情報)●早期注意情報(警報級の可能性)
住民に促す情報注意喚起
取るべき行動災害への心構えを高める・防災気象情報などの最新情報に注意

問い合わせ
総務課防災対策室
電話番号53-6880

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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