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2011年3月11日。多くの命と財産を奪った東日本大震災。あれから5年が過ぎようとしている。七尾市は福島県にある南相馬市へ、毎年1人ずつ職員を派遣し、震災、そして原発事故からの復興をサポートしながら、万が一の事態への対応を学んでいる。南相馬市との交流は、2009年に能登演劇堂で公開された「マクベス」にさかのぼる。物語に登場する馬を南相馬市から借用したことがはじまりだ。公演中には、南相馬市民約300人も能登演劇堂へ訪れ観劇。その時の縁が、今も色あせることなく続いている。今回、少しずつではあるが着実に前進している南相馬市の復興の様子を掲載する。私たちは、地震や津波などの災害を決して忘れることなく、後世に残していかなければならない。
東日本大震災から4年のこの日、犠牲者への哀悼の思いと復興の願いを込め、キャンドルを灯す「キャンドルナイト希望のあかり」が開催された。雪が舞う中、参加した市民ら約700人は、キャンドルに思い思いのメッセージを書き込んだ。会場では、地元小学校合唱部の澄んだ歌声や中学校吹奏楽部の透き通るような演奏が響き渡った。キャンドルの温かな明かりの中には「前を向いて進もう」「がんばっぺ」など、参加者の願いが浮かび上がっていた。
「南相馬市消防・防災センター」が完成。南相馬消防署と相馬地方広域消防本部に加え、防災教育施設も兼ねた地域防災の要となる施設だ。消防本部には、高機能消防指令システムが導入され、現場到着時間の大幅な短縮が可能となった。
「追悼福興花火」が開催された。
地元ボランティア団体などが震災翌年から始め、4回目を迎えた。
物販の販売代金や全国からの寄付で用意した約2000発の花火が夜空を彩ると、見守る人々からは歓声が湧き起こっていた。
震災の大津波で壊滅した真野川漁港の復興が進み、震災後初めて漁船の進水式が行われた。
完成した「花園丸」は復旧した地元造船所で造られた。
漁師仲間は、豪華な大漁旗を船に飾り付け完成を祝った。
漁港は漁業復興に奮闘する漁師たちの活気と笑みに満ち溢れていた。
原発事故で避難区域となっている小高区東町に仮設店舗が開店した。
名称は「東町エンガワ商店」。人や地域の縁を結びたいとの思いが込められて市が設置し、民間が運営する店だ。
区内には震災後、食料品などを扱う店がなくなったため、住民の帰還に向けて設置された。
自宅の片付けや準備宿泊をしている住民、復興工事の作業員らが愛用している。
相馬小高神社で、地元のとび職人たちが復興や安全を願い、新春恒例のはしご乗りを奉納した。
高さ約6メートルのはしごの上で職人が妙技を披露すると、集まった住民から歓声が上がった。
9年前の3月25日。能登半島地震が発生。
七尾市では最大震度6強を記録しました。時間の経過とともに薄れゆく防災意識。
日ごろから防災、減災のための準備を行い、いざという時のために自分自身の命を守る備えをしておきましょう。
まず準備してほしい物は、懐中電灯、スリッパ、ホイッスルです。
スリッパは、逃げるときに床に散乱したガラスや木くずで足にけがをしないためです。
ホイッスルは、もし家具や建物の隙間に取り残されたときに助けを求めるために使います。
以上に加え、家族3日分の食料や飲料水を準備しておきましょう。
阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、家具の転倒によって多くの人が亡くなったりけがをしたりしました。
大地震が発生したとき、家具は必ず倒れるものと考えてください。
すべての家具に転倒防止機材を設置できないときは、寝室や子ども部屋を優先して設置するのも1つです。
七尾市では「インフォメールななお」というシステムを運用しています。
気象警報・注意報に加え、火災連絡、避難勧告、行方不明者情報、不審者情報など、防災防犯に関わる情報が配信されます。
現在、約1800人が登録しています。
パソコンと携帯電話、どちらからでも登録可能です。
災害時、情報の収集は生き残るために最も重要なことの1つです。
この機会に登録しましょう。
詳細は、防災交通課までお問い合わせください。
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