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更新日:2015年12月25日

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七尾市まち・ひと・しごと創生 人口ビジョン

七尾市の2010年の人口は、57,900人。1980年以降、減少の一途で歯止めが利きません。

七尾市では、目指すべき人口規模と目指すべき将来の方向性を示した「七尾市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン」を策定しました。

七尾市の人口の特徴

1990年に老年人口(65歳以上)と年少人口(0から14歳)の逆転が生じました。

生産年齢人口(15から64歳)の減少も著しく、超高齢社会に突入しています。

死亡数が増加し、出生数を上回る自然減です。

10歳代後半から20歳代前半で大幅に転出する傾向があります。

転出・転入ともに、半数以上が県内の移動。金沢市に次いで中能登町が多く、県外では、東京・神奈川・埼玉などの関東方面が多くなっています。

七尾市の人口と年齢の3区分別人口の推移

1990年

実績値

年少人口を老年人口が逆転

 

2040年

生産年齢人口(15から64歳)

生産年齢人口と老年人口がほぼ同数

 

総人口

2040年(平成52年)に35,880人と推計

 

出典

実績値

国勢調査

「日本の地域別将来人口推計(平成25年3月27日)」国立社会保障・人口問題研究所

 

七尾市の目指すべき人口規模(目標人口)

2040年に、総人口約41,000人を目指します。

 

(1)出生率

2030年に1.80を実現(国民希望出生率と同等)

(2)純移動率

転出抑制と転入促進により2025年には転入と転出が均衡

 

目標人口の達成

人口の流出を抑制し、転入と転出の均衡を図ります。

出生数の上昇と高齢者を含む市民の健康が何より重要です。

魅力ある七尾市の居住環境や結婚、出産、子育ての条件を整え、安心して生活できることで、より多くの人が七尾市に住んで良かったと思えるような、また、七尾市に住んでみたいと思えるようなまちをつくることが必要です。

 

七尾市の目指すべき人口規模

2010年

57,900人

 

2040年

日本の地域別将来人口推計35,880人

目指すべき将来人口規模41,036人

 

2060年

日本の地域別将来人口推計23,619人

目指すべき将来人口規模32,890人

 

目指すべき将来の方向性

若い世代が希望する就労、結婚、妊娠、出産、子育てを実現する

若い世代が誇りを持って七尾市に住み、安心して働き、希望どおり結婚、妊娠、出産し、夫婦協働で子育てができる社会を実現します。

七尾市ですくすくと育った子どもたちが、一時は都会に出ても、生まれ、育ち、かけがえのない思い出が刻まれた七尾市に戻りたいと思えるような社会を実現します。

人口減少・超高齢社会など時代を見据えた都市を構築する

人口減少や超高齢社会など、七尾市の中長期的な人口展望を踏まえつつ、機能的・効率的で、かつ持続可能な都市基盤を構築するとともに、都市施設や地域固有の資源などの活用を効果的に行っていきます。

地域社会を構成している人々が互いに支え合い、安全で安心して、健康で快適に住み続けられる社会を実現していきます。

東京や金沢への大量の人口流出に歯止めをかける

豊かな自然と食材が豊富で生活しやすい七尾市に住み、働き、心豊かな生活を送りたいとする人。東京や金沢にないスローで心癒される時間の流れに慣れ親しみ、満足度の高い生活を送りたいとする人など、より多くの人を受け止める社会を実現します。

周辺自治体との連携を深め、能登の中核都市として住みたい、住み続けられるまちづくりを目指します。

市民アンケート「結婚・子育て世代・学生」調査結果

居住条件として

自然環境や景観の維持、治安、通勤・通学の利便性が確保されていることのほか、日常生活(買い物など)、子育て環境、医療や福祉の充実が必要。

活気ある商店街や娯楽施設の充実。

結婚条件として

相手を理解しながら、支え合い生活できる夫婦協働の考え方が重要。

安定した収入がある。

働く場があることが必要。

出産・子育て条件として

出産費用の援助や児童手当、保育所の費用負担の軽減など経済的な支援のほか、出産後も働ける雇用の場の確保や雇用条件の充実、周辺環境の整備が必要。

市民アンケート「転入者」調査結果

七尾市は自然環境や治安が良く、災害が少ない住みやすい居住環境であるが、日常の買い物や通勤・通学が不便であり、定住のためには働く場の充実、交通の利便性向上、医療・福祉の充実が重要。

七尾市まち・ひと・しごと創生 総合戦略〈平成27年度から平成31年度〉

「七尾市まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、人口ビジョンで掲げた方向性に基づき、作成したものです。「第1次七尾市総合計画(平成21年度から平成30年度)」の取り組みの優先順位と効果を考え、分野を超えた連携のもと、確実に目標を達成するための総合戦略として、次にある4つの柱を中心に取りまとめました。また、計画、実行、評価、改善の4段階を繰り返すことで、取り組みを継続的に改善していきます。

第1次七尾市総合計画「七尾湾と温泉を活かした能登から世界への架け橋『「人が輝く交流体感都市』」の形成を目指して、今後進めるべき施策方針を総合的に取りまとめた七尾市の最も重要な計画。

若い世代が結婚・出産・子育てしやすい環境をつくる

結婚から妊娠、出産、子育てまでの支援体制を拡充し、必要不可欠な医療・福祉や保育環境を充実するとともに、児童館や公園のように子どもたちが安心して交流するための場を充実させるなど、安心して生み育てることのできる環境をつくり、結婚、出産をする人を増やします。

取組

安心して出産・子育てのできる地域の創造

妊産婦や乳幼児の健康づくりの推進

子育てしやすい環境づくりの推進

子どもたちが心身ともに健やかに成長できる環境の提供

子どもたちが交流を通じて社会性を育み、健やかに成長できる環境の提供

七尾市にしごとをつくり、安心して働けるようにする

環境保全型農業の推進に総合的に取り組むとともに、いきいき七尾魚の販路拡大を図ります。併せて、地場産業の振興と新たな産業の創出を図ることによって、雇用および創業を促進し、安心して働ける環境をつくります。また、そういった取り組みを進めることによって、地域産業の担い手の確保に努めます。

取組

地域産業の振興

農林水産業の振興

地場産業の振興

新たな産業の創出

交通アクセスの向上を生かした新規創業や6次産業化の支援など

七尾市への新しい人の流れをつくる

和倉温泉、七尾港、史跡、スポーツ施設など、多様な七尾市の地域資源を最大限に活用し、交流人口の拡大を図ります。また、積極的なPR活動と支援制度の充実によって、移住定住を促進します。加えて、七尾産材の活用や七尾学の推進、演劇文化の振興など、地域資源と地域文化の活用と規模の拡大を図ります。

取組

地域資源を活かした交流の促進

交流人口の拡大

移住定住の促進

七尾ブランドの創造とPR

時代に合った地域をつくり、安全・安心なくらしを守る

地域コミュニティの活性化、生涯を通じた健康づくり、安心な在宅生活を送るための地域福祉の充実、安心して社会参加できる環境づくり、人と環境にやさしいまちづくりとともに、安全に資する災害対策や防災力の強化、インフラ資産や公共施設の最適化によって、持続可能な地域づくりを実施します。

取組

安全安心な地域づくりの推進

安心できる暮らしを支える環境の提供

災害対策の推進

地域コミュニティの活性化

市民が主役のまちづくり推進のため地域の拠点整備と活動支援

健康まちづくりの推進

「自分の健康は自分で守る」意識の向上や健康づくりの取り組み

安心して生活できる福祉の充実

元気で安全な生活を支える高齢者福祉の充実

自立して日常生活や社会生活を営める障害者福祉の充実

共に支え合う地域福祉の充実

人と環境にやさしいまちづくりの推進

「能登の里山里海」の継承および人と環境に優しいまちづくりの実現

行政機能の効率化

公共施設の維持管理の効率化

七尾版地方創生 4本柱で築く 市民協働のまちづくり!

地方創生の取り組み

昨年、2月28日には能越自動車道七尾氷見道路が全線開通しました。また、3月14日には北陸新幹線が金沢まで開業しました。その効果によって、これまで以上に多くの人たちが七市を訪れています。

しかし、七尾市の人口は減少し続けており、歯止めがかかっていません。

現在、国・地方を挙げて人口減少対策と東京への一極集中を是正し、魅力ある地域づくりを進める「地方創生」に取り組んでいます。

このことを受け、七尾市における「地方創生」を推進するため、七尾市まち・ひと・しごと創生「人口ビジョン」と「総合戦略」を昨年10月に策定しました。

目指すべき人口ビジョン

人口ビジョンは、人口の現状と将来の姿を示すとともに、今後取り組むべき将来の方向性を提示しています。

国の推計値では、平成52年の七尾市の人口は約35,900人ですが、人口ビジョンは約41,000人を目指しています。

残念ながら人口減少が進むことは避けられませんが、こうした中でも市民が幸せや安心を感じられる生活を送るための「総合戦略」を策定しました。

総合戦略の目標

総合戦略は、人口ビジョンで掲げた方向性に基づき、平成27年度から平成31年度までの5カ年の具体的な取り組みを示したもので、4つの柱を基本目標に設定しています。

一つ目は「若い世代が結婚・出産・子育てしやすい環境をつくる」ことです。

医療・福祉や保育環境の充実などによって、結婚、出産する人を増やすことを目標としています。

二つ目は「七尾市にしごとをつくり、安心して働けるようにする」ことです。

環境保全型農業の推進やいきいき七尾魚の販路拡大、地場産業振興と新たな産業の創出、雇用および創業の促進、地域産業の担い手の確保に努めることなどを目標としています。

三つ目は「七尾市への新しい人の流れをつくる」ことです。

和倉温泉を核とした観光資源からスポーツ施設までの、さまざまな地域資源を最大限に活用した交流人口の拡大や移定住の促進。そして、七尾学や演劇など地域文化の活用拡大を図ることを目標としています。

四つ目は「時代に合った地域をつくり、安全・安心なくらしを守る」ことです。

地域コミュニティの活性化や地域福祉の充実、防災力の向上、生涯を通じた健康づくりなど、自助・共助で促進することと公共施設の最適化により、持続可能な地域づくりを実施することを目標としています。

市民が主役のまちづくりの実現

総合戦略には、少子・高齢社会の進行、転出数が転入数を上回るなど、七尾市が抱える課題を克服するための施策を盛り込んでいます。しかし、その施策の実現にあたっては「市民が主役のまちづくり」を基本に市民、議会および行政の連携、協働の取り組みが必要不可欠であります。

七尾市が将来にわたって能登の中核都市としての役割を果たし、市民一人一人が夢や希望を持ち安全で安心な生活を送ることが七尾市の地方創生につながります。

市民の皆さんが積極的に参加いただくことを願います。

新年も共にがんばりましょう。

七尾市長 不嶋 豊和

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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