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長年にわたりそれぞれの分野で尽力された方々が、栄誉に輝かれました。
長年の功績に光
旭日双光章
中島町笠師
石島 正則
72歳
元石川県議会議員
地域の課題解決に向け52歳で旧中島町議会議員に。
地域の信頼は厚く、七尾市議会議員を経て、平成19年には石川県議会議員に進み延16年間議員を務めた。
「県議時代は能登全体を見渡し、医療福祉や過疎問題、観光振興などに取り組んできたが、議員として、さまざまな事に関係することができたのも、支えてくれた多くの周囲の皆さんのおかげ」と、感謝の気持ちを語った。
さらに「若い人たちは、未来に向かって大いに夢を持ち、自信を持って、厳しいことに挑戦し、夢の実現に向けて頑張ってほしい」と将来を担う青少年への期待の言葉を述べた。
瑞宝小綬章
奥原町
畠山 彦一
70歳
元日本郵政公社
北陸支社企画部長
昭和35年から七尾郵便局に勤め日本郵政公社に41年間勤務。主に人事部門や経理部門で活躍し、平成15年から北陸支社企画部長を務めた。郵政民営化の折、畠山さんは「郵便局サービスは、地域と密着したもの。その利便性を低下させないために約800の郵便局を回り、士気を高めてきた」と振り返る。
「地域の皆さんや上司、同僚、部下のおかげで受章することができた。今後は、町会長や世話役など地域のためにやれることを頑張っていきたい」と感謝と、これからの目標を語った。
瑞宝双光章
下町
奥原 昇
77歳
元公立小学校長
昭和35年から38年間教育一筋。
体育の先生として公立の各中学校を歴任した後、鹿島少年自然の家、鳥屋町教育委員会を経て滝尾小学校校長、石川県七尾地方教育事務所所長を務めた。
「14年間学校を離れ、客観的に教育現場を見たことが良い経験になった」と振り返り「私一人の力ではなく、これまでの教え子や仲間、先輩のおかげ」と受章の喜びを述べた。退職後は七尾児童会館館長や七尾市教育委員会社会教育指導員を務め、ジュニアリーダーの育成や社会教育の推進にも貢献した。
瑞宝双光章
生駒町
橋本 君子
96歳
現学校薬剤師
大正8年生まれ。96歳を迎えても学校薬剤師の職を続ける橋本さん。そこには「女でも、しっかりと職業に就かなければならない」という母の教えがあったという。
昭和23年には、全国初となる女子薬剤師会の結成に尽力した。仕事以外でも公民館活動やロータリークラブなどの地域活動にも積極的に参加し、力を注いだ。
「自分の本心に偽りなく生きてきた。町のため、七尾のために尽くそうという思いで今日までやってきた。これからも前進あるのみ。欲を持って生きていきたい」と、熱い思いを語った。
藍綬褒章
本府中町
⻆花 正芳
74歳
現保護司
中学時代の恩師に頼まれ、保護司になった⻆花さん。研修会の参加者のほとんどが元先生。
自分に務まるか不安で断ろうと恩師に相談すると「実社会の経験があるからこそ、あなたが必要なんだよ」と言われ、自問自答を繰り返し保護司になったという。
「対象者が更生し、町で会ったときに軽く会釈してくれる。その時が、保護司をやっていて良かったと思うとき」と笑顔を見せた。
「受章できたのは周りの皆さんのお力添えのおかげ。体力が持つ限り、保護司としての役目を果たしていきたい」と抱負を語った。
瑞宝双光章
矢田町
久保 雅博
67歳
元七尾鹿島広域圏事務組合消防長
「消防士を拝命した昭和42年に大雨でがけ崩れが発生した。その災害を経験し、消防士としてしっかりしないといけないと思った」と振り返る久保さん。
当時、火災は年間100件以上。家にいても事務職でも、火災があれば出動していたという。時代の変化に対応して救助隊を創設。そして、現在の七尾鹿島消防本部の庁舎建設や消防無線が届かない地帯を解消すべく、最新の通信システム導入に尽力した久保さん。
「家族はもちろん、職場の同僚や先輩の皆さんの支えがあったからこそいただけた章」と感謝を込めていた。
瑞宝双光章
湊町二丁目東部
此木 宏一
70歳
元警視
石川県警察本部をはじめ、南は白山署(旧松任署)から北は輪島署まで、警察人生42年間で県内すべての警察署で勤務をした此木さん。
28歳のとき、石川県警察を代表し、青年警察官海外研修生としてアメリカ合衆国に1カ月滞在。州警察や連邦捜査局(FBI)で研修を行い、鑑識や捜査の先進技術を学んだという。その技術を生かし、鑑識や刑事などを約30年間務めた。
「良き上司や先輩、それぞれの勤務地で地域の皆さんの協力があった。なにより、良い家族に恵まれたことが、警察官を続けることができた理由」と笑顔を見せた。