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「つまづくことが多くなった」「年をとって体の機能が低下するのは仕方がない」と考えていませんか?
実は最近の研究から、体力低下の原因は「もう年だから」「おっくうだから」と身の回りのことをしなくなったり、外出をしなくなったりすることから始まると言われています。
体や頭を使わない生活は筋力や意欲を低下させ、やがて要介護状態や認知症につながります。
平成27年4月1日現在、七尾市の高齢化率は33.5パーセントで、3人に1人が高齢者です。
高齢者が増加するとともに介護認定率も増加しています。
平成26年度に新たに介護が必要になった人は723人
75歳以上
82.3パーセント
65から74歳
14.4パーセント
64歳以下
3.3パーセント
整形外科関係の疾患
22.0パーセント
認知症
21.9パーセント
脳血管疾患
13.3パーセント
心疾患
8.0パーセント
高血圧・糖尿病
6.9パーセント
その他
27.9パーセント
体や頭を守るため介護予防に取り組みましょう!
七尾市で平成26年度に新たに介護が必要になった人の原因疾患を見ると、昨年に引き続いて「整形外科関係の疾患」が4から5人に1人と認知症より多くなっています。要介護状態にならないためには、特に足腰を鍛えることが大切です。
整形外科関係の疾患内訳
転倒骨折
9.1パーセント
関節疾患
5.8パーセント
腰痛症
4.9パーセント
骨粗しょう症
2.2パーセント
骨や関節、筋肉、神経で構成される「運動器」の働きによって人は自分の体を自由に動かすことができます。
骨や関節、筋肉、神経はそれぞれが連携して働き、どれか一つが悪くなると体はうまく動きません。
「運動器」の各パーツ
脳
脊髄
椎間板
末梢神経
筋肉
軟骨
関節
骨
75歳以上になって介護が必要にならないために
まずは…介護予防に取り組む
さらに続けると…生活機能が向上する
結果として…生きがいのある人生
体操の1つの例〈足首の曲げ伸ばし体操〉
歩くために大事な筋肉を鍛える体操です!
1つだけでなく、2つ以上を合わせて取り組むと効果的!!
(例)
運動プラス食事のバランスや量
歩きながらしりとりをするなど
筋肉を使う運動、ウオーキング
お口のケア
ストレスをためないなど
野菜から食べる、バランスよく食べる、甘いものを控える、薄味にするなど
特定健診の受診
下肢筋力などの低下の可能性のある人に専門の指導員が個人の体に適した運動の指導をする。
3カ月間(週1回ペース)市内の施設にて実施。
施設まで出向くことが難しい人に、自宅を訪問して指導。
昨年、訪問型運動器機能向上事業を受けた人の感想です。
70歳女性Aさん
参加する前は、茶碗も1人で洗えんかった。先生が教えてくれた運動をするうちに痛みもとれて、今では畑にも行けるし、運動することが楽しみになったわ。今も習った運動を毎日しとるわいね。
3カ月
2週間に1度、自宅で本人に合った運動を健康運動指導士が指導をする。
Aさんは、以前は痛みがあり、体を動かすことがおっくうでした。
今では家事もこなし、細かいビーズ手芸もいきいきとされています。友達にも運動を勧めているそうです。
団塊の世代が75歳以上になる2025年を見据えて、高齢になっても可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるように「医療」「介護」「介護予防」「住まい」「生活支援」のサービスを一体的に提供し、支えることを目指しています。
認知症の人を介護している家族などを対象にサロン(語りの場)を開催しています。
会場
ミナ.クル
時間
午後1時から午後3時30分(月3回)
詳しくはお問い合わせください。
問い合わせ先
保険課
電話番号
53-8457