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更新日：2014年11月5日

16・17ページ

人びとナナイロ

常に変化を求める経営で、従業員にやる気を出させる

佐々波町

勝木　省司さん（61歳）

昭和50年に家業の佐々波鰤大敷網組合（現株式会社佐々波鰤網）に就職。平成6年に会社の経営を任されたのを機に、多くの経営改善を実施し、成功を収めた。これまでの取り組みが評価され、11月3日に七尾市文化産業賞を受賞した。

従業員として働きながらも、将来、会社経営を任されれば、自分なりにやりたいこと、改善しなければならないことを明確に持っていたという勝木さん。

「私は漁師以外のことはあんまり知らんかってんわ。それやとだめやと思って、ロータリークラブや商工会議所、一般企業のセミナーや、たくさんの会に出て、学んでんわ」と、当時を振り返った。

積極的に、漁師以外の世界に参加し、良い部分を吸収することで、改めて自分を見つめ直し、経営者としての手腕を磨いていった。

「人の良いところを見て、自分に生かすこと。人の悪いところを見て、自分を見直すこと。どや、2倍、得しとるやろ」と話してくれた。

たくさんの人と触れ合うたびに、自己を見つめ直し、会社経営に生かしてきた。

その一つが、会社に委員会制度を設けたこと。社員は必ず、品質管理委員会や安全委員会、環境委員会、美化委員会といったどれか一つの委員会に入ることにした。委員会それぞれに権限を与え、社員一人一人が自分たちの会社を良くしたいという思いを持ち、それを行動に移せる環境作りを行った。

「私が若い頃は、どうせ漁師やからと自己嫌悪する人が多かった。でも、それではだめ。人には必ず、自己実現したいという気持ちがある。経営者にとって、大事なのは自己実現へ向けて、表現する場所を作ってやること。そして、常に変化を求め、新しいものを取り入れること。伝統を守るにも、変化は必要」と話す勝木さん。一見、伝統と変化は相反する言葉のように思える。しかし、勝木さんは「これまで変化してきたからこそ、伝統が守られている」と強く話した。

消費者へ獲れたての魚を提供するために、漁港の水揚げ場に朝市を開設。また、東京築地や市内外の有名レストラン、料亭などに鰤を直送したり、県内外のイベントへ参加し、七尾魚のPRや消費拡大に取り組むことで、「いきいき七尾魚」のブランド化に貢献してきた。

「人が育てば会社が良くなり、商品も良くなる。魚に付加価値が付くことで売上が上がり、社員のやる気向上に繋がる」と誇らしげに話す勝木さん。

漁師という自分の世界だけに留まらず、たくさんの人と交流し、新しいことへ積極的に取り組んだことが、結果として、七尾市文化産業賞の受賞となったのだろう。

平成27年度入園園児募集

保育園入園対象

保護者が仕事・病気・出産などのため、家庭で保育ができない世帯の児童が入園できます。

幼稚園入園対象

定員に満たない場合、希望者は入園できます。

申込期限

11月25日（火曜日）から12月12日（金曜日）

受付

各保育園、各幼稚園または子育て支援課

電話53-8419

平成27年4月子ども・子育て支援新制度がスタート！

住所：三引町

電話番号68-3107

開所時間（延長保育含む）

午前7時から午後8時

注記：認定こども園は、幼稚園と保育園の機能と特長を併せ持つ施設です。

注記：各園でのサービス内容は異なりますので、詳細はお問い合わせください。

お問い合わせ

保育園：子育て支援課電話53-8419または各保育園

幼稚園：各幼稚園

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