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山本保さん、藤村政樹さん
6月27日から30日にかけて岩手県で開催された全国ラージボール卓球大会。全国から約200人が参加し熱戦を繰り広げ、「ななおクラブ」から男子ダブルス100歳の部(二人の合計年齢)に出場した藤村政樹さん(60歳)、山本保さん(50歳)ぺアと、女子ダブルス歳の部に出場した米田外美さん(74歳)、佐原由紀子さん(71歳)ペアがそれぞれ優勝。日本一の快挙を成し遂げた。
今回優勝した4人が所属する「ななおクラブ」の練習におじゃますると、あちらこちらから軽快なラリーの音が響いていた。ラージボール卓球とは硬式卓球よりボールを一回り大きくした卓球のこと。初心者や高齢者でもすぐにラリーを楽しめるように1988年日本で誕生したスポーツだ。年齢を感じさせない若々しい動きと、運動量の多さに驚いた。ダブルスは、交互に打つのが特徴で、激しく打ち合う姿は、学生の部活動を見ているようだった。
スピード感のあるスマッシュが綺麗に決まると、何とも言えないすがすがしい表情。見ているこちらも爽快な気分だ。そんな若々しい人にラージボールの魅力などを聞いた。
全国大会を振り返って
藤村:山本さんとは4月にペアを組んだばかり。互いに仕事があって練習がなかなかできなかったのですが、試合を重ねるうちに息が合っていきました。
優勝できたのは、山本さんが強かったことと、無心で集中できたことが理由かな。緊張もしなかったし、楽しかった。
山本:1・2回戦はきつかった。特に2回戦は負けるかと思ったが、接戦の末、勝ててよかった。試合は楽しめた。
米田:佐原さんとは5年前からペアを組んでいます。去年は準優勝だったので、今年はなんとしても勝ちたいという思いで、1回1回苦しかったけれど、二人で信頼し合って球を打ち返しました。優勝が決まった時は感動で涙があふれました。
佐原:ほかのチームはパートナーを変えることもあるそうですが、私たちは二人で貫いてきて優勝できました。とにかく米田さんは努力家で私は引っ張られたという感じです。ラージボールをはじめたきっかけ
藤村:学生時代に硬式卓球をしていて、仕事が忙しく途切れていました。けれど歳の頃仕事にもゆとりが出てきて、知り合いに聞いて卓球を練習している体育館に行ってみると、そこがラージボール卓球クラブでした。ラージボールはラリーが続くし、運動量も多く汗もかくから、かえってよかった。ラージボールと偶然めぐり合えてよかったなと、今は思います。
山本:10年前まで硬式卓球をやっていて5年ほど休んでいたが、たまたま、ななおクラブの代表から団体戦に出てくれないかと言われたのが、始めたきっかけ。最初は、簡単かなと思っていたが、やっていくうちに奥深さを感じている。ダイエットも兼ねて続けていますが、慣れてくるとなかなか痩せないですね。
米田:私は、大病を患い手術をし、先生から運動しなきゃだめだと言われ、思い切って好きだった卓球を始めました。それから15年続けています。
佐原:中学、高校と卓球部に入っていました。結婚してからは縁がなかったけれど、59歳の時に、友達が卓球をしていると聞いて交ぜてもらったのがきっかけです。ラージボールの魅力は?
藤村:大きくて軽いボールを使うから、ラリーが続くし、初心者でもどんどん強くなれる。40歳から卓球を始めるならラージボールがお勧め。
山本:大会も多く、活気がある。昔の知り合いとかに再会することもあるし、それが楽しい。
米田:友達がたくさん出来ること。それからスマッシュが決まった時の快感。
佐原:疲れているなと思っても練習に行くと夢中になり、疲れも忘れて、本当に楽しいですよ。汗をかくので、血流も良くなって健康に良いです。
藤村:できるだけ長く続けたい。夢は全国大会に85歳以上の年齢で出ること。ひょっとしたらまた優勝できるかもしれない。
山本:体力の維持。50歳のシングルで今回3位だったから、今度は優勝したい。とにかく長くできればいいかな。いろんな大会で昔の知り合いと再会することもあるし、楽しいですよ。だから長く続けて、いろんな大会に出たい。
米田:山本さんは若い時から活躍しているから知り合いがたくさんいるんですよ。私は、健康で続けられるものなら、歳の部に出て優勝したいですね。その時もやっぱり、佐原さんとペアを組みたい。
佐原:私も1日でも長くできたらいいなと日々思います。以前膝を痛めて駄目かと思ったけれこうして続けられているので、幸せだと感じています。
佐原由紀子さん
米田外美さん