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更新日:2025年11月5日

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【7ページ】
徳田正則議員(新政会)
■公費解体について
申請困難事例への柔軟な運用と宣誓書の活用を!
質問
七尾市の公費解体は約60%の進捗状況であり、今年中の完了は難しいと想定される。そうした中、半壊や全壊に認定されている建物であっても、相続関係や共有物件の同意書が取れないケースがあり、解体を望んでいるにもかかわらず申請できずに困っている方が多数存在している。こうした方々のためにも公費解体の延長を視野に入れ、申請困難なケースには宣誓書方式の導入を検討すべきと考えるが、見解を伺う。
回答
当市の公費解体申請は、令和7年8月29日をもって終了し、公費解体の進捗状況については、令和7年8月31日現在、進捗率64.1%である。
8月の駆け込み申請を見据え、9月以降の解体班の増班を調整しており、今後も引き続き、全体の進捗を加速させていきたいと考えている。
また、公費解体に間に合わなかった場合でも公的支援を受けられるよう、自費解体に係る償還申請の期限は令和8年1月30日まで延長している。
一方で、様々な事情を抱えている方がいらっしゃることも認識しており、そのような方々に対しては、引き続き申請書類の補正確認や手続きの進捗状況に応じた対応をしてまいりたい。
なお、宣誓書の活用については、すべてを画一的に対応するものではないと認識しており、申請者の状況に応じて柔軟に運用していきたいと考えている。

永崎陽議員(新政会)
■震災復旧・復興を伺う
伝統的行事の開催は地域の元気と笑顔を取り戻す活力!
質問
今年度の震災復旧・復興関連予算は過去に例を見ない規模で成立しており、一日でも早い復旧・復興の実現には、関連部署との連携のもと、事業執行を迅速に進めることが求められるが、現状を伺う。
また、能登半島地震による市道の被害では、マンホールの隆起や陥没が市民生活に支障をきたしており、伝統行事の開催にも影響が出ている。特に田鶴浜町の住吉大祭の曳山行事は中止となり、地域の誇りや心の復旧にも関わる問題である。市道の早期復旧を強く求めるとともに、市内全域の復旧状況と対応についても改めて伺う。
回答
災害復旧工事の予算執行については、8月末時点で111件の入札を行い、107件が落札となっている。不調・不落の4件については、再入札や入札要件の見直しも検討している。今後もそういった入札状況を見極め、適切に対応していきたいと考えている。
田鶴浜地区の市道については、多くの箇所で被災があり本復旧工事には時間がかかる見込みである。今後は、来年4月の住吉大祭の開催に向けて、マンホールの調整や段差の解消、舗装などの応急工事を進めて、年度内の完成に努めていきたい。
市道の復旧状況としては、国の災害復旧事業を活用する路線は、順次工事を発注しており、応急復旧を行う路線においても、七尾鹿島建設業協会を通して土木業者及び舗装業者に依頼し復旧を進めている。今後も、同協会や市内業者の協力を得ながら、復旧対応に努めていきたい。

和田内和美議員(無会派)
■子育て環境の充実について
七尾で子を育てたいと心から思えるまちづくりを!
質問
屋内遊び場基本構想支援事業の進捗状況について伺う。子どもが安心して遊び、親子が交流できる場を求める声は高まっており、市民の期待も大きい。現時点での取組と今後の見通しを伺う。
創生ななおが実施したアンケートでは、9割以上が屋内遊び場の整備を望んでいる。これは市民の切実な願いであり、駅前の未来像を示すものである。市長はこの結果をどのように受け止め、施策にどう反映されるのか伺う。
回答
屋内遊び場構想の進捗状況については、旧御祓中学校の体育館および武道館の建物調査を実施し、令和7年8月末に業務委託を完了した。その結果、クラック等の修繕に加え、土間下の復旧を行えば利用可能であると確認された。令和8年度に基本計画を開始すれば、令和11年度には屋内遊び場として活用可能との見通しである。
創生ななおではアンケート結果を踏まえ、子どもの遊び場をテナントとして誘致できないか、複数の事業者と交渉を行っていると聞いている。駅前のにぎわい創出や中心市街地の活性化という観点からすると、パトリア内への子どもの遊び場の誘致は集客を図る手段の一つであるというふうに考えている。創生ななおには、テナント交渉により一層努めていただくとともに、パトリアを生かしたにぎわい創出に取り組んでいただきたいと考えている。

木下敬夫議員(無会派)
■震災後の治安について
治安悪化を防げ!
質問
能登半島地震後、七尾市では損壊家屋や空き家などへの侵入・窃盗が増えており、治安の悪化が懸念されている。この状況を行政としてどのように把握しているのか伺う。
また、犯罪の増加と治安の悪化は、市民の復興に向けての妨げにしかならず、今後の治安悪化を防ぐために、どのような対策を取っていくのかを伺う。
回答
震災後の治安状況については、石川県警が毎月取りまとめる刑法犯の認知件数や検挙件数をもとに、犯罪情勢などを把握している。必要に応じ、市内における個別ケースについても直接問い合わせるなどその把握に努めている。
今後の対策は、震災後の車両の往来増加を踏まえ、七尾警察署と連携して交通安全の推進とともに、不審車両や不審者への警戒を強化している。町会や地域づくり協議会と連携し、地域の見回り活動を促進することで防犯意識を高め、治安悪化の防止に努めていきたい。
各家庭や地域においても、戸締りの徹底や近隣での声かけを行っていただくとともに、不審な状況を見かけた際は、警察や市に対し速やかな情報提供をお願いしたい。

佐藤喜典議員(市民クラブ)
■和倉温泉スポーツ施設の復旧と未来
国際競技対応の可能性と復興シンボルとしての役割を問う!
質問
和倉温泉創造的復興プランでは、屋内スポーツ拠点を整備することにより、和倉グラウンドやテニス場周辺を本市の代表的なスポーツ拠点と位置づけている。現在、サッカー・テニスコートの復旧は道半ばと聞いているが、国際競技が可能な施設として整備する考えがあるか伺う。
また、関係人口や交流人口の拡大には、合宿誘致だけでなく国際大会の開催も必要と考える。さらに、和倉温泉の復興を象徴する施設として整備する考えがあるか改めて伺う。
回答
和倉のテニスコートは、国際大会開催に必要な規格を満たしており、既に国際大会が開催されている。サッカー場については、国際サッカー連盟が定めるスタジアム規定や各大会によって要件が非常に厳格に定められており、多額の整備費用が必要となるため、現時点では困難と考えている。まずは早期に施設を改修し、七尾市が再び合宿の聖地となるよう誘致活動を含めしっかり取り組んでいきたい。
当然、和倉温泉の復旧においては、多くの方に来ていただくために様々なソフト面・ハード面について、創造的復興プランの中で検討しているところである。関係者と様々な提案を検討し、再開に向けてしっかりと取り組んでいきたい。

西川英伸議員(市民クラブ)
■被災者救済のための制度検証について
震災の教訓を活かした行政対応のあり方を問う!
質問
今回の震災を教訓として罹災判定調査のどのような点を検証・改善していくか見解を伺う。
また、新築・改修に関しての支援、準半壊以下の支援に関して、市独自に設定した支援要件のハードルが高く、使いづらいとの声がある中で、どのように市民に説明しているのか伺う。
回答
被害認定調査は、税務課のみで対応したため業務が集中し、証明書発行に最大で約3か月を要した事例があった。そのため、今後は他課との連携による業務分担など、体制の見直しが必要であると考えている。
さらに、罹災判定は内閣府の基準に基づくため、民間保険などの判定基準と必ずしも合致するものではないという点を事前に丁寧に説明し、理解を得ることが重要であると考える。加えて、認定調査に係る研修を実施する中で、職員のスキル向上を図るとともに、調査が可能な人員の増加にも取り組んでいかなければならないと考えている。
再建・復旧支援事業の制度設計については、既存の生活再建支援金、住宅応急修理制度の支援額を超える部分を補うものである。制度内容の相談・申請は、パトリア4階の総合支援窓口やコールセンターなどで対応を行っており、広報やホームページなどを通じて周知している。
今後も市民からの問い合わせに対して、理解が得られるよう、丁寧な説明を継続していく。


【10ページ】
令和7年度3常任委員会合同行政視察報告

令和7年5月30日、宮城県塩竈市を訪問し、災害公営住宅の現状について行政視察を行いました。これは、東日本大震災から14年を迎えた塩竈市において、復興後の地域づくりや住宅政策を学ぶことを目的としたものです。
当日は、鎌田礼二議長、佐藤光樹市長より温かくご歓迎いただき、貴重なご説明を賜りました。

視察の背景
七尾市議会は、平成23年の東日本大震災の際に塩竈市へ直接義援金を届け、支援を行いました。両市は港町としての歴史や水産業、自然景観など多くの共通点を持っています。
令和6年能登半島地震では、塩竈市から給水支援を受け、災害時の相互協力の大切さを改めて実感しました。

日時5月30日(金曜日)午前9時30分~午前11時
内容:災害公営住宅について
場所:塩竈市役所3階委員会室

今回の行政視察は、復興という共通課題を持つ自治体同士の交流を深める貴重な機会となりました。

日時5月30日(金曜日)午後1時50分~午後2時50分
内容:風化防止・伝承施設の視察
場所:塩竈市津波防災センター
<施設概要>
震災の記憶と経験を後世に伝えるための拠点として建てられた、宮城県内にある18施設の一つ。


【11ページ】
令和7年度定例会8月会議採決結果一覧表
8月会議において、提案された議案等の結果は下記の通りです。なお、山崎議長は、採決には加わりません。
議案名
採決結果
議案第21号
工事請負契約の締結について
可決
議案第22号
工事請負契約の締結について
可決
議案第23号
工事請負契約の締結について
可決
議案第24号
工事請負契約の締結について
可決

【議案第21号】
工事名令和7年度6災第11号市道能登島150号線災害復旧工事
【議案第22号】
工事名令和7年度6災第12号市道能登島150号線災害復旧工事
【議案第23号】
工事名令和7年度和倉消防署改築工事(建築)
【議案第24号】
工事名令和7年度灘浦分遣所改築工事(建築)

令和7年度定例会8月第2回会議採決結果一覧表
8月第2回会議において、提案された議案等の結果は下記の通りです。なお、山崎議長は、採決には加わりません。
議案名
採決結果
議会議案第3号
令和6年能登半島地震における七尾市の公費解体事業に関する意見書
可決

令和7年度定例会9月会議採決結果一覧表
9月会議において、提案された議案等の結果は下記の通りです。なお、山崎議長は、採決には加わりません。
議案名
採決結果
議案第25号
令和6年度七尾市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
認定
議案第26号
令和6年度七尾市水道事業会計決算の認定について
認定
議案第27号
令和6年度七尾市下水道事業会計決算の認定について
認定
議案第28号
令和6年度七尾市病院事業会計決算の認定について
認定
議案第29号
令和6年度七尾市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について
可決
議案第30号
令和6年度七尾市病院事業会計未処分利益剰余金の処分について
可決
議案第31号
令和7年度七尾市一般会計補正予算(第6号)
可決
議案第32号
令和7年度七尾市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
可決
議案第33号
令和7年度七尾市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)
可決
議案第34号
令和7年度七尾市介護保険特別会計補正予算(第1号)
可決
議案第35号
令和7年度七尾市水道事業会計補正予算(第3号)
可決
議案第36号
令和7年度七尾市下水道事業会計補正予算(第2号)
可決
議案第37号
令和7年度七尾市病院事業会計補正予算(第1号)
可決
議案第38号
七尾市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について可決
議案第39号
七尾市職員の育児休業等に関する条例及び七尾市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について
可決
議案第40号
七尾市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例について
可決
議案第41号
指定管理者の指定について
可決
議案第42号
工事請負契約の締結について
可決
議案第43号
工事請負契約の締結について
可決
議案第44号
工事請負契約の締結について
可決
議案第45号
工事請負契約の締結について
可決
議案第46号
工事請負契約の締結について
可決
議案第47号
財産の取得について
可決

議案名
採決結果
同意案第2号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
■木﨑良隆
■鳥木隆
■畠山麻衣
■大星雅司
■村井充

議案名
採決結果
議会議案第4号
地方財政の充実・強化に関する意見書
可決
議会議案第5号
少人数学級・教職員定数の改善に係る意見書
可決
議会議案第6号
七尾市議会議員定数条例の一部を改正する条例について
否決
※議会議案第6号に賛成の議員は、和田内和美議員、木下美也子議員、山花剛議員、髙橋正浩議員、永崎陽議員、中西庸介議員です。

請願名
採決結果
請願第1号
能登半島地震被災者の医療費の一部負担金免除の再開のための財政支援を求める「意見書」の提出を求める請願
不採択
※請願第1号に賛成の議員は、瀨戸三代議員です。


【12ページ】
令和7年10月31日をもって第6期七尾市議会議員の任期が満了しました!
写真キャプション議員17名、茶谷市長、星野副市長、八崎教育長

議会の動き
7月
23日
能越自動車道・七尾港・和倉護岸合同要望活動(東京都・新潟県)
30日~31日
全国高速自動車道市議会協議会(高知県高知市)
8月
1日
全員協議会
定例会8月会議
議会改革特別委員会
4日
のと里山空港利用促進議員連盟要望活動(東京都)
8日
北陸新幹線建設促進石川県民会議総会(金沢市)
12日
議会運営委員会
議会改革特別委員会
18日
議会運営委員会
全員協議会
予算決算常任委員会協議会
定例会8月第2回会議
議会改革特別委員会
19日
石川県市議会議長会定期総会(金沢市)
20日
議会改革特別委員会
予算決算常任委員会3分科会(決算審査)
22日
石川北部RDF広域処理組合議会定例会(志賀町)
26日
全員協議会
予算決算常任委員会協議会
議員協議会
27日~28日
全国市議会議長会研究フォーラム(北海道札幌市)
29日
議会運営委員会
9月
2日~18日
定例会9月会議
9日
議会運営委員会
11日
全員協議会
議会運営委員会
18日
全員協議会
議会運営委員会
議員協議会
24日~29日
モントレー市訪問
10月
1日
七尾市自治功労者・産業功労者表彰式
3日
小丸山復興公営住宅安全祈願祭・起工式
4日
七尾市社会福祉功労者等表彰式

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編集後記
今任期4年間、議会だより編集委員会の副委員長として、議会だよりの作成に携われたことに感謝申し上げます。紙面を通して、開かれた議会を目指し、一人ひとりの議員が真剣に市政と向き合っている様子や、市民の皆様にわかりやすく議会活動をお届けするために編集委員一同、取り組んでまいりました。市民の皆様には今後とも七尾市政へのご理解とご協力をお願い申し上げますと共に、ご愛読いただき、誠にありがとうございました。
編集副委員長和田内和美

七尾市議会事務局
TEL.0767-53-8433
http://www.city.nanao.lg.jp

発行日
令和7年11月5日発行
七尾市議会だより
URL.https://www.city.nanao.lg.jp

編集
七尾市議会だより編集委員会
TEL
0767-53-8433
発行
七尾市議会
所在地
石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

お問い合わせ

所属課室:議会事務局

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8433

ファクス番号:0767-53-1326

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