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「日本遺産灯り舞う半島能登熱狂のキリコ祭り」。この言葉を聞いたことがあるだろうか。
4月24日(金曜日)、能登の夏祭りの特徴であるキリコ祭りが日本遺産に認定された。
夏、能登の約200カ所でキリコ祭りが開催されている。
七尾では、キリコより奉燈という呼び名の方が親しまれているかもしれない。
7月の互市祭を皮切りに、七尾祇園祭、塩津かがり火恋祭り、能登島向田の火祭、石崎奉燈祭など、週末は各地で奉燈が乱舞し、迫力ある祭りが繰り広げられている。
7月11日(土曜日)午後11時、今年も大地主神社に11基の奉燈が集結した。
大地主神社の夏祭りである七尾祇園祭だ。
「ヨイヤサッカサー」の掛け声のもと、松明の周りを勇壮華麗に回る様は、祭の一番の見せどころ。
日中の炎天下の記憶がまだアスファルトに残る熱帯夜の中、若衆たちは止めどなく流れる汗を拭いつつ、体全体を使い奉燈を担ぎ通した。
夜の七尾を照らす奉燈祭り。担ぎ手によって舞い踊る提灯の灯りと、威勢の良い掛け声は、まさに日本遺産の名にふさわしい祭りだ。