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「腰痛」は、ほとんどの人が一生に一度は経験すると言われています。
七尾市で平成25年度新たに介護が必要になった人の原因疾患の第1位は整形外科関係です。
そのうち、腰痛症による割合は25%です。
背骨は横から見るとゆるやかにS字状に湾曲しています。人はこの湾曲でからだのバランスをとり、いろいろな姿勢を保てるのです。腹筋や背筋など周囲の筋肉で背骨は支えられていますが、筋肉が少なかったり、姿勢が悪いとS字状の湾曲が崩れて、腰の筋肉や骨に過度の負担がかかり、腰痛の原因となります。
体力測定の代表的な項目に「握力(上腕の筋力)」があり、40歳から年齢とともに、年々低下します。体力も同じように低下します。若いころからの毎日の生活での「正しい姿勢」と「継続的な運動」「肥満対策」などの生活改善が腰を守る秘訣です。
整形外科疾患183人25%
認知症167人23%
脳血管疾患88人12%
その他302人40%
合計40人100%
転倒骨折58人32%
関節57人31%
腰痛症47人26%
骨そしょう症21人11%
悪い姿勢
筋力低下
肥満
背骨に負担がかかり腰痛発症
日頃から、腰にやさしい姿勢を心がけましょう。特に次の三つ。
立つときは、背筋を伸ばしましょう。
座るときは、背筋を伸ばし、深く座りましょう。
荷物を持つときは、しゃがんで持ちましょう。
適正体重を目指しましょう。
野菜をたっぷり食べて、バランスのよい食事を心がけましょう。
筋力と柔軟性を保つために時間の合間をみて、体操をしましょう。
体操の目安
各体操5から15回程度、1日4から3セット、週3回以上
筋肉をゆっくりと引き伸ばし、血行改善や緊張をほぐし、筋肉の柔軟性もアップします。(4パターン)
ポイント1
体を温めてから、リラックスして行う。
ポイント2
反動をつけず、ゆっくり行う。(15秒から20秒)
ポイント3
息を吐きながら、痛みを感じる手前で止める。
1
片足ずつ膝を抱え、ももを胸に引き寄せる。(左右)
2
1の要領で両足を抱える。
3
両膝を立て、横に倒す姿勢から上の脚を前にずらす。(左右)
4
ももの裏で手を組み片足を抱える。
膝を伸ばし頭の方に引き寄せつま先を起こす。(左右)
効果
背骨を支える腹筋と背筋を強くして腰や背中への負担を減らすと、腰痛の発症リスクも下がります。(2パターン)
ポイント1
力を入れる時に息を吐く。
ポイント2
ゆっくり丁寧に行う。
1腹筋
仰向けの姿勢になり、両膝を曲げ肩幅に開く。両手はももに添える。
おへそを見るように上体を起こす。両手を膝まで滑らせる。ゆっくり上体を戻す。(繰り返す)
2背筋
四つん這いになり、両手、両足を肩幅に開く。顔は上げず目線は真下に落とす。右手左足を伸ばしながら挙げ、バランスをとる。(左右交互に繰り返す)
注意
腰痛のある場合、体操をしないでください。医療機関で受診し、医師に相談しましょう。
多くの人が悩んでいる腰痛。
同じ姿勢を30分以上続けないなど、普段から姿勢に気をつけること。また、毎日のコリや疲れをその日のうちにほぐすことが大切です。お風呂上りの習慣に、ぜひ『腰痛予防体操』を行ってみませんか!?
背骨や腰を支える筋肉のしなやかさを保つことで、腰にかかる負担を軽減できますよ。
健康増進センターアスロン
一谷真澄インストラクター
対象
平成26年度中に65歳となる人
発送方法
誕生月に、介護保険証と同封。
対象施設
(1)ミナクル7O
(2)フィットネスガレージななお
(3)スポーツギャザー770
(4)健康増進センターアスロン
体験回数
5回
有効期限
発行月から4カ月間
この機会にぜひ運動にチャレンジしてみてください!
次回、広報10月号のテーマは膝痛です。
問い合わせ
保険課
電話53-8457