ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(10月号発行) > バックナンバー平成26年 > 平成26年6月号 > 広報ななお2014年(平成26年)6月号テキストブック版 > 4~11ページ
ここから本文です。
七尾市では、妊娠から出産、幼児期から児童期と、子どもが親の手から離れる時期まで、さまざまな子育て支援を行っています。
皆さんは七尾市が県内で充実した子育て支援を行っていることをご存じでしょうか。児童手当や子ども医療費助成、予防接種など、他の自治体でも行われているサービスはもちろんのこと、次のように、近隣の自治体では行われていない七尾市のみのサービスも提供しています。
(1)病児保育
(2)延長保育(最大翌日:午前1時まで)
(3)休日保育
(4)ひとり親家庭放課後児童支援など
また、この特集では子育て真っ最中のお母さんに集まっていただき、今抱えている問題や不安などを素直に話してもらいました。そこから、七尾市の子育て支援に対する現状を考えてみたいと思います。
ご存知ですか?
子育て家族のための、いろいろなサービスを提供しています。
育児不安・ストレス解消を目的に、子育て応援サービス券をお渡しします。このサービス券は、一時預り保育、病児・病後児預り保育、ショートステイ・トワイライトステイ、ファミリーサポートセンター事業の利用料の一部として利用できます。
出生児1子につき1冊(500円券×20枚綴り)
子育て支援課
電話53-8419
健康保険加入者が出産したときに、42万円を支給します。詳細は自身が加入している健康保険または保険課までお問い合わせください。
保険課
電話53-8420
子どもの誕生を祝うため、祝金(かもめ商品券、ろくほく地域振興券、ささゆり商品券から選択)をお渡しします。
出生児1子につき10,000円
子育て支援課
電話53-8419
子どもを養育している人に支給します。
【対象:中学3年生まで】
3歳未満一律15,000円
3歳以上小学校修了前
10,000円(第3子以降は15,000円)
中学生一律10,000円
子育て支援課
電話53-8445
子どもが病気などで病院や薬局で支払った額(保険適用分)を支給します。
通院
0歳から中学3年生
(ただし、小中学生は月1,000円の自己負担有)
入院
0歳から中学3年生
高額療養費および家族療養附加金がある場合は、助成額から控除されます。
子育て支援課
電話53-8419
ほぼ常時、午後6時を超えて保育する場合、延長保育として預けることができます。料金と預けることができる時間は保育園によって異なりますので、お気軽にご連絡ください。
例/公立保育園の場合(月額)2,500円
子育て支援課
電話53-8419
お子さんを預ける代表的な施設に保育園(公立7園・私立14園)や幼稚園(私立2園)があります。各施設では、さまざまな子どもを受け入れるサービスを行っています。各施設で内容が異なりますので、お気軽にご連絡ください。※保育園と幼稚園の保育料は、算定方法が異なります。
七尾市保育園検索七尾市幼稚園検索
【保育園】子育て支援課
電話53-8419
【幼稚園】子ども教育課
電話53-8434
家庭で保育している人で、親が病気や冠婚葬祭の時、習い事がある時など、必要な時間だけ一時的に子どもを預けることができます。
実施施設/保育園・幼稚園・親子ふれあいランドあい・あい・あい
利用料金/半日900円1日1,800円
各保育園、各幼稚園
親子ふれあいランドあい・あい・あい
電話52-1476
病気および病気回復期の乳幼児や小学校低学年などの子どもを預けることができます。
施設:病児保育室あんず〈恵寿総合病院内電話52-3211〉
利用料金
Aコース午前8時から午後5時
2,000円
Bコース午前8時から午後6時
2,200円
Cコース午前8時から午後1時
1,500円
Dコース正午から午後6時
1,700円
休日:土曜、日曜、祝祭日、お盆、年末年始(12月29日から1月3日)
日曜・祝日に、子どもの世話ができない場合に預けることができます。
実施保育園
小丸山保育園、七尾みなと保育園、浜岡保育園、ひまわり保育園、和倉保育園
料金は保育園によって異なりますので、お気軽にご連絡ください。
利用料金/1日1,000円
小丸山保育園
電話53-3700
七尾みなと保育園
電話53-3750
浜岡保育園
電話62-3233
ひまわり保育園
電話57-2800
和倉保育園
電話62-3360
放課後児童クラブは、各地域に14クラブあります。
小学校の授業終了後や春休み、夏休みや冬休み期間中に、保護者の仕事などで、子どもの世話ができない場合、子どもを預けることができますので、お気軽にご連絡ください。
対象:小学1年生から3年生など
保育料:第1子は4,500円、第2子以降は1人当たり3,500円
おやつ代などの実費分は各施設で異なります。
子育て支援課
電話53-8419
妊娠中の人やお子さんがいる保護者を対象に行っています。育児に不安がある人、離乳食の進め方がわからない人、子どもの発育発達が気になった人など、子育てに関するいろいろな悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。また、特に気になる事がない場合でも、ママ友が集まる施設なども紹介します。友達を作りたいという人も、お気軽にご連絡ください。
子育て支援課
電話53-8445
子育てに奮闘中のお母さんに、大変なことや今抱えている問題、不安など素直な気持ちを話してもらいました。皆さん、どんな思いで子育てをしているのでしょうか。また、七尾市の子育て支援についても聞いてみました。
【妊娠中】
妊娠中に利用したサービスや必要だと思ったサービスは?
初めて妊娠したとき、陣痛や破水ってどんな感じなのか?とっても不安で本を読んだり、助産師さんに聞いたりしましたね。
私も、同じような感じでした。育休に入ったとき、一人でいろいろと考える時間が増え、大丈夫かなぁという不安があり、寂しい思いをしました。出産後、子育て支援センターに行くようになり、出会うママたちと親しく話をするようになると、一人じゃないんだと思うようになり、気持ちが楽になりました。妊娠中に、こんな施設の存在を知っていれば、保育士さんやママ友からいろいろな話が聞け「子どもってかわいいな、産むと楽しいげんろうなぁ」と思えたと思います。
私もまったく同じです。私は、出産を経験しているお母さんの話を聞きたかったんですけど、県外から嫁いだので、周りに知っている人がいなくて同居している義母が頼りでした。妊娠中でも子育て支援センターを利用していいと知っていたら、行ったでしょうね。妊娠中に知りたかったです。お父さんも参加して、子どもを育てていく両親学級を開催していることを耳にして、金沢まで行きましたよ。妊娠中、遠くまで行くことが不安だったので、近くにあったらいいなと思っていたら、後で七尾市でも開催しているとわかりました。インターネットでも調べられなかったので、もっと私たちに届くように情報発信してほしいですね。
一人目の子を産んだときはまだ合併前で旧中島町の管轄でした。今のような子育て支援サービスはなかったので、私にとってはすごくありがたいですね。昔と比べれば、行政のサービスは良くなっていると思いますが、なかなか一人目のときは情報が入ってこなかったですね。出産を経験して、いろいろなサービスがあるとわかるのが現状ではないでしょうか。
出産後に利用した行政サービスの内容や感想は?
出産費用は、心配していませんでした。出産したときに一時金が出ると知っていたので。と言っても、保険から直接、病院に払っていただいたので、行政からいただいたありがたみがあまり感じられなかったですね。
私も同じですね。出産費用のお金は用意しなくていいですよと言われたので心配しませんでした。私たちは申請書を書くだけで直接病院とやり取りをしてくれるので、便利なサービスだと思いましたが、費用がどれだけかかるという意識はあまりなかったですね。
でも、どうして一時金が出るのか、その仕組みがわからないですよね。手続きをしてくださいと言われるだけじゃなくて、その理由の説明があって手続きをすると、感謝の実感が湧くかも。
国民健康保険担当者から
出産育児一時金の直接支払制度は、出産に必要な費用を事前に用意する経済的負担の軽減を図り、安心して出産できるようにと創設された制度です。出産費用はご加入の保険者から医療機関などへ支払われます。
保険課
電話53-8420
母子手帳と一緒にもらった子育てハンドブックの冊子に、出産一時金がいただけるって書いてあったので、妊娠の初期段階で安心できたことを覚えています。
私自身も、一時金があると知っていたので、心配した記憶がないですね。ただ、出産後すぐに手続きをしなければいけないので、手続きをする人が、今後のサービスなどを理解しているかどうかで、その後の子育てが変わってくるのではないでしょうか。だって、実際にサービスを受けるのはママたちですから。子育て支援の内容をもっと知れるようなシステムがあったらいいと思います。
本当ですね。
幼児期に利用した行政サービスや感想は?
二人目を産んだときから、保育園を利用しています。産後で、自分の身体だけでも大変だったので、本当に助かりました。妊娠したときに仕事を辞めましたが、今は、働ける環境になったので、ハローワークにも通うことができます。保育園があるありがたみを実感しています。けれど、いつまでも求職中とはいかないですよね。どれぐらいの期間まで求職活動中と認められるでしょうか。
子育て支援担当者から
求職活動中は、おおむね6カ月を限度として保育園に預けることができます。また、求職活動の状況確認があります。ご不明な内容については、お気軽にお問い合わせください。
子育て支援課
電話53-8419
私は、来年の4月から預けようと思っています。都会の人の話を聞いたら定員をオーバーしていて、預けられないのだとか。七尾市は、子育てをする環境としては、いろいろな意味で恵まれていると思います。
自営業なので、二人目は会社に連れて行って子守りをしながら、仕事をしている状態です。本当は、保育園に入れたいんですが、保育料が高くて、今は預けられません。保育料が必要なことは理解していますが、もう少し安ければ助かります。給料は上がらないけれど、子どもが増えたので、一人目の保育料だけでも大変な状態ですが、子どもは4人ほしいんです。全員預けるとなったら、無理ですね。私が仕事をせずに、子育てをしたほうがいいかとも思います。保育園の同時入所で、保育料の割引があるのは知っていますが、同時入所でなくても割引してくれると助かるんですけどね。
近隣の町は子育て支援が充実しているって聞いたけれど、サービス内容は七尾市の方が充実してたんですね。延長保育や病児保育、休日保育などがあることは知っていましたが、どこにでもあるのかと思っていました。七尾市にしかないサービスをもっとアピールしていけばどうでしょうか。保育料や税金が安いという話が独り歩きをして、子育て世代がほかの地域へ転出して行くのをよく聞きます。
私も知らなかったのですが、延長保育を夜中の午前1時までやっている保育園があるんですね。七尾市では、病児保育や休日保育など、いろいろな子育て世代が必要とするサービスに税金が使われていることがわかりました。まだまだ、知らない人はいっぱいいるんじゃないでしょうか。
ママになって、初めて利用する施設は保育園や子育て支援センターだと思うので、保育園だよりや、目のつくところで子育て支援サービスをPRしてくれればいいんじゃないですかね。いろいろなサービスが書かれた冊子をいただきますが、直接聞ける場所や説明が少ないのではないかと思います。
冊子をもらったことは覚えていますが、なかなか時間があるときでないと読まないんですよね。
そうそう。そしていざというときに、どこにやったのかわからなくなるんですよね。
冊子も大事ですけど、今の時代は、インターネットなどで検索できるようにしていただきたいですね。特に「○○教室」などのイベントは詳しく知りたいです。
児童期に利用した行政サービスや感想は?
放課後児童クラブは、とっても助かりました。夏休みなど、友達がたくさんいる中で、みんなで宿題したり、遊んだり、見てくれる先生がいて安心。また、児童館もいいですよね。家の近くに友達がいないので、児童館などでたくさん遊んでいます。
放課後児童クラブは何歳からですか。
小学校1年から3年まで。給食があれば助かりますが、ほんの一部のクラブしかやってないと聞きました。
どこでも給食があればうれしいですよね。
毎日、弁当を作るのも大変だから、週に1回だけでもあればいいですね。
【子育てを通しての感想】
プレミアムパスポートはいいですね。スーパーで使っています。
本当にいいですよね。子どもが無料になる施設があるので、利用しやすいですね。また、ミナ.クルのあい・あい・あいは、日曜日も開館しているので利用しやすいですよ
おもちゃ図書館もいいですよね。
利用させてもらってます。買わなくてもいろいろなおもちゃで遊べるから、子どもがすごく喜んでます。
七尾の子育てサービスについて具体的なことは言えませんが、心配なく子育てができる今の環境があることがいいのではないでしょうか。
七尾市内では子どもや子育てに関するさまざまなイベントや相談などを開催しています。子育ては楽しいもの。一人で悩まず、そんな場所へ一歩踏み出し、参加してみませんか。七尾市は、未来の七尾を担う「ななおっ子」を地域の皆さんと共に育む取り組みを積極的に行っています。
子育てに関するお問い合わせは…
子育て支援課
電話53-8419