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更新日:2022年1月1日

1ページ(表紙)~7ページ

表紙(1ページ)

七尾市議会だより2020年8月63号

目次
2ページ
6月会議の概要
3から7ページ
代表・一般質問(10名)
8ページ
各委員会・分科会の審査結果
9ページ
採決結果一覧
10ページ
第1回臨時会報告、第2回臨時会報告
11ページ
政務活動費
12ページ
議会傍聴・議会中継のお知らせ、
議員表彰、議会の動き など

写真キャプション
和倉温泉お祭り会館
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、オープンが延期されていた和倉温泉お祭り会館が、令和2年6月1日にオープンとなりました。
七尾の4大祭りが一堂に会するこの施設の運営を任されている「ななお・なかのとDMO」の今後の活躍が期待されます。
(関連質問:中西庸介議員の一般質問)

http://www.city.nanao.lg.jp/
インターネットで、七尾市議会で検索

2ページ

6月会議の概要

令和2年度七尾市議会定例会6月会議は、6月8日月曜日から6月24日水曜日までの17日間の会議期間で行われました。
今会議では、新型コロナウイルス感染防止のため、会派内議員の一般質問を集約し代表質問を行うことや一般質問も一括方式のみとする対策がとられ、代表質問として2名の議員が、一般質問として8名の議員が市政一般について質問を行いました。
議案等については、議案11件、報告7件が市長より提出され、審査の結果、全ての議案と報告は可決および承認されました(報告5件は議決不要)。なお、請願1件については、不採択となりました。
最終日の6月24日には、追加議案5件、同意案20件、意見書提出による議会議案1件についても提出され、すべて可決および同意されました。
また、今会議より通年会期制が実施され、今定例会の会期は、令和2年6月8日から令和3年3月26日までの292日間とすることが決まりました。

疲弊した経済の活性化に向けた支援策を可決!

新型コロナウイルス感染症の拡大により疲弊した地域経済の活性化を図るため、様々な業種で使えるプレミアム商品券の発行や、極めて大きい打撃を受けた旅館業の支援など、総額30億4,636万5千円の追加補正予算を可決した。


主な議案

【議案第24号】
令和2年度七尾市一般会計補正予算(第3号)
●プレミアム商品券発行事業
27億3,560万円
※全世帯を対象に様々な業種に使えるプレミアム商品券(20%分上乗せ、1世帯10万円を上限)の販売

宿泊業復活支援金
4,600万円
※和倉温泉などの旅館業を営む事業者に対する支援金

発熱検知器等設置事業
3,345万8千円
※観光・文化施設や小中学校に人の発熱を検知する機器等を設置

七尾駅前にぎわい館整備事業
1億3,528万9千円
※著しい施設の老朽化に伴う補強・改修箇所の増加に伴う内部工事費の増額

【議案第18号】
七尾市中小企業及び小規模企業振興基本条例について
≪条例の内容≫
地域産業活性化のため中小企業等の振興に関する基本理念や役割等を明らかにするもの

【議案第21号】
工事請負契約の締結について
・七尾市ごみ処理施設建設に係る工事請負契約の締結

【議案第28号】
財産の取得について
・取得する財産=消防ポンプ自動車2台
・配備先=七尾市第1消防団袖ケ江分団
七尾市第2消防団釶内分団


通年会期制により1年を通しての議会活動となります
おおむね1年間の会期を通して議員が活動することになるため、十分な審議時間が確保され、議会機能の強化、議会活動の活発化が図られます。

定例会期制(これまで)
【定例会】
毎年4回。会期は約1ヶ月間。
定期的(3月、6月、9月、12月)に開く。
プラス
【臨時会】
会期は数日間。
必要に応じて開く。

通年会期制(これから)
【通年議会】
毎年1回。会期は、6月~翌年3月。
会期中6、9、12、3月に加え、
それ以外の月にも必要に応じて開く。
プラス
【臨時会】
会期は数日間。
4~5月に必要に応じて開く。

 

 

3ページ

 

議員のQ&市のA
七尾市議会の採決結果や詳しい答弁内容はホームページにて公開しています。
七尾市議会だより
検索

代表質問(灘会)
■「経済活性化」と「新しい働き方」へ
経済回復へあらゆる取組みを!

質問
新型コロナウイルス感染対策として、灘会の意見をまとめて代表質問とする。
停滞する経済活性化に向け、地元企業や市民生活への支援についての考えを伺う。
また、働き方改革の一環として、都心への企業集中を解消すべくサテライト・オフィスが注目されており、石川県はサテライト・オフィスの誘致のため開設費用などを補助する制度を設けた。石川県と連携して環境整備を図る必要があると思うが、新たな制度についての考え方や、今後の取組みについて伺う。

回答
市としては、宿泊業の打撃が大きいこと、市内消費回復が進んでいないことから、和倉温泉をはじめとする旅館業へのてこ入れ策や、和倉温泉での宿泊、飲食業、美・理容業など全ての業種で使えるプレミアム商品券の発行を検討している。できるだけ多くの事業者に取扱店になっていただくようお願いしたい。
サテライト・オフィスについては、企業の新たなビジネス展開や社員の地方移住につながるため、石川県と同様の補助制度を設け、石川県と連携して誘致に努めていく。市独自策として、高等教育機関や専修学校も対象に加えることで、若者を呼び込み、地域の担い手や地元企業の人材確保につなげていきたい。

【その他の質問項目】
■新型コロナウイルス感染症対策について
■パトリア再生について
■イノシシ対策について

垣内 武司 議員(灘会)
写真キャプション
プレミアム商品券(見本)


代表質問(新政会)
■パトリアリニューアルオープンについて
1階キーテナント誘致の状況を示せ!

質問
パトリアは外壁改修後は内部改修に入るが、内部改修計画を伺う。
2階に入居していた衣料品店が「市の対応に納得できない」として退店しているが、リニューアルオープン後の新たな賃貸契約について伺う。
1階キーテナント誘致は調整段階としていたが期待通りの結果が得られているのか伺う。
パトリア再生に費やした費用は15年で回収するとした根拠を具体的に伺う。

回答
パトリア内部改修は、1階キーテナントの入居を確定し、7月中には工事を発注し、工事完了を年明け早々と見込んでいる。
衣料品店については、市の代理人を通じて協議中だが合意に至らない状況であり、今後、法廷での判断を仰ぐ予定である。
1階キーテナントとの入居交渉は、テナント側で市場調査や市民の声を聞くためのウェブ会議を実施し、今月末には独自調査の報告書を基に、使用面積も含めて最終判断がされると聞いている。
改修費の回収は、内装工事部分のみの試算で、市債の交付税分や市施設の入居部分の負担分を除く約2億2千7百万円を入居テナント面積の使用料により15年で回収する試算である。

【その他の質問項目】
■新型コロナウイルス対応について
■学校の授業再開について
■七尾市公設地方卸売市場特別会計について

永崎 陽 議員(新政会)
写真キャプション
外壁改修中のパトリア

補足
※6月会議では、新型コロナウイルス感染防止のため、会派内議員の一般質問をできるだけ集約し、代表質問を実施することを申し合わせました。

 

 

4ページ

 

一般質問
■風力発電事業について
風力発電事業に関する情報の周知を!

質問
「風車の音がうるさくて眠れない」という相談を契機に調べた結果、4つの事業のうち2つの事業は配慮書の縦覧が終わっていた。縦覧とは地域の環境を良く知っている住民の意見を聞くためのものだが、住民に情報が届いていたのか疑問がある。そこで、1.縦覧情報は周知徹底されたものであったか伺う。2.住民の意見はどのようなものであったか伺う。3.広報ななおに特集を組み、市の考えを知らせる中で今後の縦覧情報を提供してはどうか。4.虫が峰の風力発電との複合騒音についてどのような認識を持っているか伺う。

回答
1.昨年8月に事業者が地元新聞紙に掲載する方法で周知された。今年度には、環境アセスメント縦覧情報という専用サイトを市ホームページに作成し周知を図っている。2.七尾志賀風力発電事業については、石川県の環境審議会において関係市町住民からの意見は無く、志賀風吹岳風力発電事業については、現在のところ住民からの意見はない。3.広報誌発行のスケジュールと事業者の周知のタイミングが合うようなら広報誌を活用して周知に努める。4.環境アセスメント手続きの中で石川県知事に対し、地元市長の意見として意見書を提出しており、事業者もしっかり対応してくれるものと考えている。

【その他の質問項目】
■学校再開に向けて
■生活困窮者自立支援制度の学習支援事業について

山添 和良 議員(無会派)
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縦覧中の配慮書と意見書箱

一般質問
■農林水産物の需要について
農林水産業への応援を!

質問
新型コロナウイルス感染拡大による和倉温泉旅館の全面的な休業や非常事態宣言による不要不急の外出を避けるための行動により、農林水産業者の経営も大変厳しくなっていると聞く。
国の令和2年度第2次補正予算案では農林水産業の経営や販路回復を支援する経営継続補助金が創設されることになっているが、市としても、応援金として応援対策を準備するのか伺う。

回答
和倉温泉旅館や飲食店の休業、学校の休校などにより農林水産物の需要は落ち込んだものの、外出自粛による内食が増加したことで、スーパーなどへの需要は伸びていると聞いている。
水産物は、旅館や飲食店に販売する高級魚の取引が減ったことで魚価が下がるなどの影響が出ているが、農産物は、3月から5月に出荷できるものが少なく、大きな影響はないと聞いている。
国の補助制度に販路開拓や施設整備などの支援制度が設けられており、生産者から相談があればサポートしていく。
今後、消費喚起を促すプレミアム商品券の発行を計画しており、このことが農林水産物の需要につながると期待したい。

【その他の質問項目】
■新型コロナウイルス感染対策について
■七尾市内の避難所における新型コロナウイルス感染予防対策について

伊藤 厚子 議員(無会派)
写真キャプション
農産物(能登野菜)

 

 

5ページ

 

一般質問
■「港湾」の活用について
市政発展の生命線「七尾港」の活用を!

質問
市政の発展は港湾の活用が生命線であったが、七尾港の物流港としての姿は現在衰退していると思うが、市長の受け止め方と次の事業目標について伺う。
また、この現状を打破するために、港の発展、利活用に情熱ある人材や高度な知識、経験がある人材の確保が必要と強く思うが市長の考えを伺う。

回答
七尾港の取扱貨物の約90%が石炭関連とLPGとなっており、経済界を中心に、原木のトライアル輸送、ポートセールスを継続しているがなかなか貨物の増加につながらない状況である。
港湾機能の充実は大事だと考えている。国や石川県に対して、大田地区国際物流ターミナル水深13メートル化などの要望を続け、港湾機能の拡充に努めていく。併せて能越自動車道へのアクセス道路として、市道東湊195号線の今年度完成を目指していく。
港の振興や活用は、地元経済界を中心に石川県・七尾市が加わる七尾港整備振興促進協議会が担っており、引き続き知識・経験のある民間が主体となり、行政も連携して取り組んでいく。
七尾港をこのままにしておいていいのかという議員の熱い思いは共有し、活性化できるような仕掛けができるかどうか民間と検討していく。

【その他の質問項目】
■平成16年度の1市3町合併から今日までの総括について
■七尾港大田工業用地について
■七尾港をリサイクルポートとして活用することについて

杉本 忠一 議員(無会派)
写真キャプション
七尾港


一般質問
■公立能登総合病院の医療体制について
病院内の感染リスクを減らす対策を!

質問
国は、新型コロナウイルス感染症緊急包括交付金を大幅に拡充し、専用病棟を設置する医療機関に財政支援を行うが、この交付金をどのような使い道に充てるのか伺う。
また、コロナ患者の検査にあたり、院内の移送ルートの選別や換気時の封鎖区域の明確化、待合椅子の間隔を空けるなど、一般来訪者が安心して通院できるよう感染リスク対策がどこまで徹底されていたか伺う。

回答
一般病棟の1病棟54床をコロナ専用病棟としたことが大きな減収となっており、交付金はここに補填される。また、第2波、第3波に備え、必要な物資の確保や700万円をかけてPCR検査装置の導入も予定している。
コロナ患者の検査は、原則外来患者が帰った午後に行っている。患者にはマスク着用の上、車椅子での移動とし、職員が同行し、一般患者と距離をとり、院内設備に触れさせないように気を付けている。検査後は機器の消毒と40分の換気を行っており、換気中は、一般患者が近づかないようテープ等で明確にゾーニングをしている。
待合室や会計では、間隔を空けるよう院内掲示をし、床に立ち位置表示をするなどの対策を行っている。

【その他の質問項目】
■コロナ対策の行政対応について
■遠隔教育の進め方について
■公共交通手段の改革について
■パトリアとテナントの在り方について

西川 英伸 議員(新政会)
写真キャプション
会計前立ち位置表示

 

 

6ページ

 

一般質問
■本市における観光戦略プランについて
DMOの今後果たすべき役割を示せ!

質問
和倉温泉お祭り会館もようやく開館となった。この会館は、ななお・なかのとDMOが指定管理を受け、運営にあたるが、今後の運営に期待する。
観光庁はこの4月に、観光地域づくり法人の登録制度に関するガイドラインを示し、地方に今まで以上のポテンシャルの高さを求めている。そのことをふまえ、DMOの今後の果たすべき役割について2点伺う。
1.現在の取組状況について。
2.政府登録法人になり得るための取組について。

回答
1.現在、ななお・なかのとDMOは、地域資源を活用した体験プログラムの開発、旅行代理店へのプロモーションなどに取り組んでいる。また、和倉温泉お祭り会館の運営管理を行う。このほか、案内看板の多言語化など訪日外国人を受け入れるための環境整備も行うと聞いている。
2.観光地域づくり法人への登録期限は3年以内となっており、令和3年12月末までの登録が必要。
和倉温泉お祭り会館の1年間の収入をDMOの根拠数値とするため、この1年間は会館運営に励み、令和3年の登録を目指していく。

中西 庸介 議員(新政会)
写真キャプション
和倉温泉お祭り会館

 

一般質問
■旧城山園跡地について
旧城山園跡地に公衆トイレを!

質問
旧城山園は解体工事が完了し、今後、観光バスなども駐車できる駐車場に整備すると聞いているが、防災の観点から、災害時の避難場所としても利用すべきではないか。この駐車場にも防災拠点としての機能を持たせ、和倉温泉お祭り会館前に設置した公衆トイレを参考に、トイレを設置すべきと考えるが、トイレ設置についての考えを伺う。

回答
旧城山園跡地に今年度整備する駐車場は、城山観光はもちろん、地域のみなさんが行う七尾城祭りや近隣体育施設での各種大会、議員が提案された一時避難場所など様々な活用ができると考えている。
整備する駐車場は、大型車5台、普通車90台程度が確保できると見込んでいる。
令和3年度には、城山のガイダンス機能、あるいは休憩所としての機能を持った施設をつくりこみたいと考えており、トイレも必須のものと位置付けている。
この旧城山園に関わる工事は、3か年間の年度調整の中で、解体工事、駐車場整備、来年度のガイダンス施設整備へと進めている。

【その他の質問項目】
■コロナに負けるな七尾応援金について
■和倉観光道路について


徳田 正則 議員(新政会)
写真キャプン
旧城山園跡地

 

 

7ページ

 

一般質問
■傷病手当金制度(国民健康保険)について
個人事業主も傷病手当の支給対象に!

質問
傷病手当の支給対象が、新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に限るとして、自営業者は対象外とされているのは、同じ国民健康保険加入者でありながら不平等、不公正だ。政府は、支給対象を被用者だけでなく、自治体の判断で上乗せは可能とも答弁しており、岐阜県飛騨市や鳥取県岩美町では個人事業主にも支給するよう条例改正がされた。
そこで、市でも被用者だけでなく個人事業主も対象にする考えがあるか伺う。また、この機会に、全ての被保険者に、病気やけがによる入院で働けなくなった場合に、傷病手当を支給する考えがあるか伺う。

回答
国が新型コロナウイルス感染症に感染した被用者等に傷病手当金を支給した市町村に対し、支給額の全額を特例的に財政支援する方針を示したことから、国民健康保険条例の一部改正を行ったものであり、個人事業主は、国の財政支援の対象外とされており、支給する考えはない。
また、国の財政支援の基準に沿った制度運用を行っており、新型コロナウイルス感染症に関係なく傷病手当金制度を導入することは考えていない。

【その他の質問項目】
■減免制度について
■コロナに負けるな七尾応援金について
■会計年度任用職員について
■健康増進センターアスロンへの交通手段について
■学校給食被害について

礒貝 和典 議員(無会派)
写真キャプション
国民健康保険証(イメージ)


一般質問
■公立能登総合病院について
医師、看護師等への特殊勤務手当の内容を示せ!

質問
石川県や七尾鹿島消防本部の職員に特殊勤務手当の支給が決まる中、公立能登総合病院で医師や看護師等が新型コロナウイルス感染症患者に関する業務に従事する場合にも支給されるとの報道があったが、この特殊勤務手当は石川県と同様の内容か。
また、感染のリスクを負いながらも懸命に対応している医療関係者がいる中、第2波、第3波に対し、今後どのような対応をしていくのか伺う。

回答
新型コロナウイルス感染症の防疫作業に従事した医師、看護師等に、令和2年2月1日まで遡って、石川県と同じ基準で特殊勤務手当を支給する。具体的には、新型コロナウイルス感染症の患者、もしくは感染の疑いのある患者の体に直接接触する業務には1日につき4、000円を、それ以外の業務には1日につき3、000円を支給する。
今後の感染対応については、院内の感染対策を徹底するとともに、防護具や消毒液など必要な物資の確保に努め、700万円をかけてPCR検査装置を導入する予定である。
また、コロナ専用病棟の患者は全員退院しているが、第2波に備えて、1病棟54床を空けたままにしている。

【その他の質問項目】
■コロナに負けるな七尾応援金について
■公共事業について
■所有者不明の土地について

佐藤 喜典 議員(無会派)
写真キャプション
公立能登総合病院

 

お問い合わせ

所属課室:議会事務局

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8433

ファクス番号:0767-53-1326

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