14～17ページ（令和4年度決算・市職員給与などのあらまし）

令和4年度決算のあらまし

令和4年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図りつつ、原油価格や物価高騰の影響を受ける市民や事業者への支援を継続的に行いました。
一方で、第2次総合計画の4年目として、「豊かなまち、楽しいまち、笑顔あふれるまち」の実現に向け、各施策に積極的に取り組みました。
一般会計の歳入は、389億4,134万円で、歳出は376億7,955万1千円です。歳入から歳出と令和5年度への繰越金1億2,189万6千円を差し引くと、令和4年度の実質収支は11億3,989万3千円となりました。

一般会計

歳入総額：389億4,134万円（100％）
市税：80億4,807万3千円（20.7％）
地方交付税：105億1,505万円（27.0％）
国庫支出金：47億356万1千円（12.1％）
県支出金：23億1,727万2千円（6.0％）
諸収入：24億7,677万3千円（6.4％）
市債：52億5,730万円（13.5％）
その他：56億2,331万1千円（14.3％）

歳出総額：376億7,955万1千円（100％）
総務費：52億2,490万7千円（13.9％）
民生費：91億3,497万8千円（24.2％）
衛生費：84億3,027万5千円（22.4％）
労働費：626万円（0.0％）
農林水産業費：19億3,713万4千円（5.1％）
商工費：14億5,107万4千円（3.9％）
土木費：26億2,113万6千円（7.0％）
消防費：13億1,312万1千円（3.5％）
教育費：31億13万円（8.2％）
公債費：40億8,286万5千円（10.8％）
災害復旧費：1億5,103万2千円（0.4％）
議会費：2億2,663万9千円（0.6％）

性質別歳出総額：376億7,955万1千円（100％）
人件費：45億9,211万4千円（12.2％）
扶助費：49億9,174万1千円（13.3％）
公債費：40億8,286万5千円（10.8％）
物件費：48億5,803万2千円（12.9％）
維持補修費：4億5,743万4千円（1.2％）
補助費等：61億9,702万5千円（16.4％）
普通建設事業費：79億7,904万9千円（21.2％）
積立金：17億9,108万6千円（4.8％）
貸付金：60万円（0.0％）
繰出金：25億7,857万3千円（6.8％）
災害復旧費：1億5,103万2千円（0.4％）

一般会計決算を年収480万円(月収40万円)の家庭の家計簿で例えると…

収入
給料：993,600円（市税）
パート収入：86,400円（使用料、手数料など）
親からの仕送り：2,404,800円（国からの地方交付税・補助金など）
雑収入：504,000円（諸収入など）
貯金の取崩し：163,200円（繰入金）
借金：648,000円（市債）
合計：4,800,000円
貯金残高：1,066,061円

支出
食費：566,625円（人件費）
医療費：617,714円（扶助費）
ローン返済：501,603円（公債費）
光熱水費などの雑費：1,360,829円（物件費、補助費など）
車などの修理：55,734円（維持補修費）
家などの増改築：984,627円（普通建設事業費）
貯金など：222,935円（積立金、貸付金）
子どもへの仕送り：315,824円（繰出金）
その他：18,578円（災害復旧費）
合計：4,644,469円
ローン残高：4,725,308円

令和4年度に行った主な事業

新型コロナウイルス感染症への対応

感染拡大の防止

新型コロナウイルスワクチン接種体制の確保
新型コロナウイルス感染症のワクチンを市民が円滑に接種できるように取り組みました。

市民生活と事業活動への支援

住民税非課税世帯などへの給付【4億2,447万5千円】
住民税が非課税の世帯などへ、1世帯当たり10万円の国の特別給付金を給付しました。物価高騰対策として、1世帯当たり5万円の国の緊急支援給付金を給付しました。

子育て世代への給付【3,632万8千円】
低所得の子育て世帯やひとり親世帯へ、児童1人当たり5万円の国の特別給付金を給付しました。

キャッシュレス決済によるポイント還元【4億1,062万5千円】
キャッシュレス決済PayPayを活用したポイント還元事業を行いました。

七尾版GoToトラベル推進事業【1億8,096万5千円】
市内の観光需要の回復や旅行中における地域の観光関連消費の喚起を図るため、旅行代金の割引を行いました。

地域産業の再生

空き店舗バンクの創設【244万2千円】
市内の空き店舗の調査を行い、市内での起業・創業を目指している人に向け空き店舗ツアーを行いました。

イノシシなどの有害鳥獣対策【1,392万1千円】
作物に被害を与えるイノシシなどの捕獲奨励金や埋設事業、檻の購入、狩猟免許取得への助成などを行いました。

さらなる交流人口の拡大

「君は放課後インソムニア」活用事業【952万1千円】
市が舞台の漫画「君は放課後インソムニア」を活用したプロモーション活動を行いました。

アジア圏テレビドラマ国際会議の開催【7,440万円】
東アジアで活躍するドラマ制作者などが参加する国際会議を開催し、ドラマなどのロケ誘致のPRを行いました。

子育て環境の充実と次代を担う人づくり

多子世帯の保育料の負担軽減【1,508万6千円】
最年長から数えて第2子の保育料を半額、第3子以降の保育料を無料化しました。

多子世帯の学校給食費の無償化【1,918万1千円】
18歳未満の子のうち、最年長から数えて第3子以降の児童生徒の給食費を無償化しました。

七尾東部中学校の大規模改修工事【6億33万9千円】
校舎、体育館、武道館の内外工事、LED化工事、バリアフリー工事、トイレ工事などを行いました。

中島学童野球場の整備【1億378万5千円】
電光スコアボード、防球ネットなどを設置しました。

安心・安全な地域づくり

新たなごみ処理施設の整備【50億5,770万1千円】
石川北部RDFセンターの事業終了に伴う処理施設の整備を行い、今年度から運用を開始しました。

高規格救急自動車の整備【2,332万円】
消防救急体制の充実を図るため、七尾消防署に高規格救急自動車を整備しました。

公営企業会計以外の特別会計

ケーブルテレビ事業特別会計

歳入総額：3億7,094万3千円
歳出総額：3億7,094万3千円

国民健康保険特別会計

歳入総額：59億4,601万5千円
歳出総額：58億5,928万4千円

後期高齢者医療保険特別会計

歳入総額：8億8,272万5千円
歳出総額：8億8,113万5千円

介護保険特別会計

歳入総額：70億7,159万1千円
歳出総額：69億2,638万7千円

公設地方卸売市場事業特別会計

歳入総額：8,497万9千円
歳出総額：1億3,378万8千円
（注意）収支で不足している4,880万9千円は、翌年度繰上充用で補てんしました。

公営企業会計

水道事業会計

収益的収支
収入総額：20億7,549万1千円
支出総額：18億1,091万4千円

資本的収支
収入総額：2億1,215万8千円
支出総額：8億9,645万4千円
（注意）資本的収支で不足している6億8,429万6千円は、当年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。

下水道事業会計

収益的収支
収入総額：27億9,642万1千円
支出総額：24億7,350万7千円

資本的収支
収入総額：13億9,200万3千円
支出総額：25億4,077万3千円
（注意）資本的収支で不足している12億2,342万円（翌年度への繰越工事資金7,465万円を除く。）は、
当年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。

病院事業会計

収益的収支
収入総額：102億4,232万3千円
支出総額：86億5,166万2千円

資本的収支
収入総額：6億1,534万9千円
支出総額：12億2,273万5千円
（注意）資本的収支で不足している6億738万6千円は、過年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。

目的税の使い道

入湯税（目的：温泉地に必要な経費に充てるため）8,025万9千円

環境衛生施設の整備（ごみ処理など）：504万円
消防施設などの整備：1,177万7千円
観光施設の整備：1,789万円
観光振興（ソフト事業）：4,389万3千円
源泉施設の管理：165万9千円

都市計画税（目的：都市計画事業を行うため）4億4,657万3千円

都市計画街路：6,154万2千円
下水道など：3億8,045万1千円
土地区画整理：458万円

消費税（目的：社会保障に必要な経費に充てるため）7億2,620万9千円

社会福祉（生活保護、障害福祉など）：4億2,320万2千円
社会保険（国民健康保険など）：9,403万1千円
保健衛生（医療、感染症対策など）：2億897万6千円

基金の状況

財政調整基金

収入を調整したり、急激な税の落ち込みや災害などに備えたりするために積み立てているお金

減債基金

市が借り入れたお金の返済を計画的に行うために積み立てているお金

令和4年度
財政調整基金残高：37億2,802万円
減債基金残高：4億3,543万1千円
その他特定目的基金残高：44億8,527万円

令和3年度
財政調整基金残高：41億6,899万1千円
減債基金残高：4億3,543万1千円
その他特定目的基金残高：29億5,334万8千円

令和2年度
財政調整基金残高：47億9,227万5千円
減債基金残高：2億円
その他特定目的基金残高：16億6,716万2千円

経常収支比率

市の生活費の状況を収入との割合から計る1つの目安で、数値が低いほど財政構造に弾力性があります。
（経常経費充当一般財源／経常一般財源総額）×100（％）
令和4年度：92.0%
令和3年度：89.2%
令和2年度：93.3%

実質公債費比率

市全体のさまざまな事業における、市のローン返済の状況を計る目安で、数値が低いほど財政構造に弾力性があります。
令和4年度：12.0%
令和3年度：11.7%
令和2年度：13.0%

問い合わせは財政課電話番号53-8455

市職員給与などのあらまし

詳細は市ホームページや本庁1階の情報公開コーナーで閲覧できます。

職員数の状況

令和5年4月1日現在の職員数は471人で、病院・消防の職員を含めると1,110人です。おおむね順調に職員の削減が進んでいます。
令和4年度末に策定した第5次定員適正化計画（5カ年）に基づき、職員数の適正化に努めます。

第5次定員適正化計画の進捗状況

令和5年度
計画：471人
事績：471人
令和6年度
計画：469人
令和7年度
計画：464人
令和8年度
計画：463人
令和9年度
計画：458人
（病院・消防の職員を除く）

職員給与の状況(令和4年度普通会計決算)

職員数：573人
（令和4年度決算時点総職員数1,113人ー公営企業等会計部門職員数540人）

給与費総額：29億9,621万円（平均給与費523万円）
（注意）給与費：毎月支給される給料のほか、扶養・住居・通勤などの各種手当と、民間の賞与(ボーナス)にあたる期末・勤勉手当の合計額(退職手当は除く)

職員の初任給（令和5年4月1日現在）

七尾市
一般行政職
大学卒：18万5,200円
高校卒：15万4,600円

技能労務職
高校卒：15万1,900円
中学卒：13万6,200円

国
一般行政職
大学卒：18万5,200円
高校卒：15万4,600円

職員の平均給料月額および平均給与月額（令和5年4月1日現在）

一般行政職
平均年齢：45.1歳
平均給料月額：32万3,290円
平均給与月額：36万877円

技能労務職
平均年齢：55.3歳
平均給料月額：27万1,485円
平均給与月額：28万4,710円
（注意1）「平均給料月額」は、職種ごとの職員の基本給の平均。
（注意2）「平均給与月額」は、給料および職員手当（期末・勤勉・退職手当を除く）の合計額の平均。

職員の期末・勤勉手当（令和4年度）

支給時期：6月期
期末手当：1.2月分
勤勉手当：0.95月分
支給時期：12月期
期末手当：1.2月分
勤勉手当：1.05月分
支給時期：合計
期末手当：2.4月分
勤勉手当：2.0月分

職員の退職手当（令和5年4月1日現在）

勤続20年
自己都合：19.6695月分
応募認定・定年：24.586875月分
勤続25年
自己都合：28.0395月分
応募認定・定年：33.27075月分
勤続35年
自己都合：39.7575月分
最高限度額：47.709月分
自己都合：47.709月分
応募認定・定年：47.709月分

特別職の給料など（令和5年4月1日現在）

給料

市長
給料月額など：73万6,000円（特例による減額後の額）
期末手当：3.3月分（令和4年度支給割合）

副市長
給料月額など：74万円
期末手当：3.3月分（令和4年度支給割合）

退職手当1期（4年間）勤めた場合の見込額

市長
金額：1,809万4,560円

副市長
金額：887万1,120円

議員報酬

議長
給料月額など：58万円
期末手当：3.3月分（令和4年度支給割合）

副議長
給料月額など：51万円
期末手当：3.3月分（令和4年度支給割合）

議員
給料月額など：48万円
期末手当：3.3月分（令和4年度支給割合）

ラスパイレス指数（令和4年）

七尾市：94.6％
県内市平均：97.6％
全国市平均：98.7％
ラスパイレス指数とは国家公務員の給与水準を100とした場合の地方公務員の給与水準を示す指標です