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更新日:2017年11月2日

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企業誘致が実を結ぶ
バイテックファーム七尾工場出荷式

生まれ変わった空き公共施設

市は、雇用の創出を図るため、規模にとらわれることなく、空き公共施設を活用した企業誘致活動に努めています。今回、株式会社バイテックファーム七尾(完全閉鎖型植物工場)が、旧金ヶ崎小学校グラウンドに進出しました。
同企業は、平成28年3月に石川県庁で進出表明を行い、今年9月1日に操業を開始しました。栽培されたレタスは、主に北陸、関西、関東方面のコンビニエンスストア向けのサンドイッチを生産する加工拠点やスーパーへ出荷されます。また、完全閉鎖型で作業が行われ、天候などの影響を受けることなく安定した生産量が確保できます。
能登地方は、世界農業遺産「能登の里山里海」のイメージから農業系の企業が多く進出しています。このような条件の中で無農薬栽培されたレタスは、安全安心も食卓へ届けてくれます。
今後は、この植物工場の進出を契機として、関連企業や新たな工場などの進出を視野に、石川県と連携を図りながら、引き続き企業誘致活動に努めます。

レタスと能登の未来をのせて出発

七尾工場の出荷式は10月13日に約70人が出席して行われ、工場の稼働を祝いました。
式では、藤井学社長が「自然豊かな能登から新鮮で安全安心なレタスを栽培し、一大生産拠点としてさらなる発展を遂げたい」とあいさつし、谷本知事が祝辞を述べました。不嶋市長やバイテックホールディングスの今野邦廣会長兼社長らが加わりテープカットし、レタスを積み込んだトラックの出発を見送りました。

能登の創生に拍車を掛ける

谷本知事
世界農業遺産に認定を受けた地域にふさわしい、農業成長産業化を実際に実践していただく工場を誘致できた。能登半島で雇用の場を確保できる理想的な工場が建設された。
就職するために金沢や県外へ出ていく必要が無くなり、逆にUターンやIターンを促すことができることが最大のメリット。一石を投じて三鳥四鳥の効果があり、理想的な工場を誘致できたと思っている。

さらなる企業誘致を目指す

不嶋市長
地元の皆さんが心よく引き受けてくれたことが誘致に一番の効き目があった。皆さんに感謝している。
人口減少で悩んでいるところに、雇用の場を確保し人口の流出に歯止めをかけることができる植物工場を誘致できた。この工場を遊休施設の利用につながるモデルケースとし、引き続き誘致に頑張っていきたい。

能登での増設に意欲

藤井社長
この工場を建設するにあたりこだわったところは、空調をはじめ二酸化炭素濃度などをコンピューターで管理したり、収穫物をベルトコンベヤーで移動させて作業の効率化を図ったりするシステムを取り入れているところです。それこそがわれわれの強みだと考えています。
この能登でさらに何拠点か進出を検討し、この地に足をつけて能登の一大生産拠点としたいと思っています。

(会社概要)
株式会社バイテックファーム七尾/七尾工場
所在地:大津町壱八28番1(旧金ヶ崎小学校運動場)
敷地面積:4,127平方メートル
鉄骨平屋建:2,510平方メートル
従業員数:43人(パート含む)
事業内容:完全閉鎖型植物工場による水耕栽培
生産能力:1日当たり約17,000株(リーフレタス換算)
販売先:北陸・関西・関東方面のコンビニエンスストア向けのサンドイッチを生産する加工拠点やスーパーなど

お問い合わせ

所属課室:企画振興部広報広聴課

〒926-8611石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地

電話番号:0767-53-8423

ファクス番号:0767-52-0374

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