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市内で行われた活動やイベントを紹介します
防災意識を高め、地域を救う
新屋町
水防団員や七尾市、中能登町職員65人が、梅雨入りを前に、万が一川が氾濫したときに備えて合同訓練を行った。
二宮川左岸で3班に分かれ、堤防上部からの越水を防ぐ土のうの積み方や改良積土のう工法、堤防の崩壊や透水を防ぐシート張工法を体験した。
本部長の不嶋市長や消防署員、来賓が見守る中、団員らは一つ一つの作業を迅速に行っていた。
不嶋市長は「きびきびとした訓練で頼もしく思えた。今後の雨に備えて頑張ってほしい」と団員らをたたえた。
日ごろの備えが防災意識を高め、地域を救う。
長年の活動が実を結ぶ
七尾市役所
七尾生活学校がベスト消費者サポート章(消費者庁長官表彰)を受賞し、南副市長に報告した。この賞は、消費者支援活動に極めて顕著な功績のあった個人または団体などを表彰するもの。
七尾生活学校は消費者被害防止の寸劇や地産地消の推進、被災地支援の募金などの活動が評価された。代表の坂井節子さんは「光栄な賞をいただいた。みんなで活動してさらに頑張っていきたい」と受賞の喜びと今後の抱負を語った。長年の活動が実を結び、来年の開校50年に向けて気持ちを新たにした。
元気いっぱいにボールを追いかける
能登島グラウンド
のとじま保育園の年長児14人がサッカーを体験。総合型地域スポーツクラブ、セブンスポーツアクトの職員がコーチを務めた。園児はゲームで楽しく体を動かしたあと、遊びながらボールの扱いに慣れていった。
ドリブルとシュートの練習を終え準備万端の園児は2チームに分かれてキックオフ。守備位置を決めずに試合を始めたにもかかわらず、自然とキーパーをする園児が出てくるなど日ごろの仲の良さを表す試合になった。園児たちは元気いっぱいボールを追いかけ、夢中になってサッカーを楽しんだ。
小さな絵師たちの個性あふれる作品が完成
能登島小学校
6年生14人が七尾出身で桃山時代に活躍した絵師、長谷川等伯をテーマに水墨画を学んだ。児童は七尾市文化協会会長の橋元道彦さんから松林図や龍虎図など等伯の代表作の説明を受け、墨すりから取り掛かった。
等伯作品などの中から自分の好きな題材を選んだ児童は、薄い色で慎重に下絵を描き、濃さが異なる墨を塗り重ねて水墨画を完成させた。藤井野乃花さんは「薄い色を作るのが難しかった」と濃淡のつけ方に苦労した様子だった。何度も線を重ねることで味わいが深まっていく水墨画の楽しさを味わった。
心地よい汗で交流の輪が広がる
七尾総合市民体育館
障害のある人同士がスポーツを楽しみふれあうことで、健康増進や仲間づくりのきっかけになることを目的に開催され、107人が参加した。参加者の意見で人気種目のスカットボールが今年新たに加わるなど、一人でも多く楽しんでもらえるよう、工夫を凝らした大会となっている。
井上玉子さんは「誰でも気軽にできる競技で、久々に会う仲間と交流できるのが楽しい」と大会を満喫していた。スポーツを通して喜びや悔しさを共にした参加者たちは、これからも助け合いながら自立と社会参加に取り組んでいく。
第24回参議院議員通常選挙
七尾市役所
七尾市選挙管理委員会が、県内大学に通う18歳の上井ひなのさんを25日は事務従事者、26日は立会人に選任した。今回の選挙から選挙権年齢が18歳に引き下げられたことの啓発がねらい。市内で約1,000人が有権者に加わった。
投票に訪れた人に笑顔で対応し会場の和やかな雰囲気づくりに務めた上井さん。「選挙を知りたくて引き受けた。私たちが18歳で選挙権を持ったことを身近に感じる」と意識が高まった様子だった。将来を担う若い世代の声を国政に反映する大切な1票を一人一人が投じていた。
みんなの夢が宇宙に届く
天神山小学校
今年3月、自分の夢を書いた紙を持って撮影した児童の集合写真をロケットに載せて打ち上げ、宇宙へと思いをはせる取り組みに参加。5、6年生で構成する代表委員会が、全校児童の夢を載せたロケットが5月に地球に帰還したことを全校集会で伝えた。
代表委員が自分の夢を発表し、聞いた児童は自分の夢を思い出している様子だった。また、夢と共に宇宙を旅した『宇宙あさがお』の種が学校に届き、6年生が種をまき育てる。宇宙を旅した夢が児童に希望を与えた。
きれいな川を守るために
江曽町
小丸山小学校6年生61人が校区を流れる御祓川の中流に位置する江曽川の環境調査を行った。児童はこれまでに下流で生息する生き物やごみ、濁りなどを調査しており、中流、上流の順に調査を進める。
中流では、カワゲラやヨコエビ、ヘビトンボなどきれいな川に生息する生き物がたくさん見つかった。
横川周慧くんは「下流に比べ流れが速くごみが少なかった。きれいな川に住む生き物がいて上流の調査が楽しみ」と期待に胸を躍らせた。児童は環境に関心を持ち、環境保全のために何ができるかを考えていく。