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9月25日(日曜日)
午前10時から午後2時
西湊公民館
武者行列
テント村
アトラクション
午前10時30分から
合同法要
恵眼寺
午前9時30分から
作品展示
出演者
七尾吹奏楽団
きらきらKids
なぎの浦子ども太鼓
西湊保育園
御祓中学校奏楽部
西湊女性会
小丸山認定こども園
小丸山小学校
結
踊らんかい楽しまんかい
白鷺童子
西湊鬼楽太鼓
フェイスブックで西湊公民館検索
西湊まつり2016実行委員会
西湊公民館内
電話番号52-2623
誰もが自分らしく生活できるまちを目指して
七尾松原病院で精神保健福祉士として勤務
36歳
中挟町
今や40人に1人が心の病気に苦しんでいるという社会環境の中、当事者やその家族に寄り添い続ける木谷さん。精神障害者の抱える生活上・社会上の問題を解決するための援助や、社会参加に向けての支援活動をする精神保健福祉士として、地域の福祉を支えている。支援の第1歩は、その人がどのような生活のしづらさを抱え、どのような支援を必要としているのかを聞くことから始まる。退院して住むところがない、働きたいけれど自信がないなど、関わりの中で得たニーズは市と相談し、障害者が働く場所を作ったり、退院した後生活する場所を確保したりするなど、障害のある人にとって住みやすい環境づくりにも取り組む。目標はその人らしい生活を獲得すること。昨年は、ぱいんの家の開設に携わり、障害者の雇用の場づくりに尽力した。
高校在学中に「どんぐりの家」という漫画を読み、手話通訳士を志して、福祉大学に進学。通訳の動きがぎこちないと指摘され挫折するも、その後はソーシャルワーカーになるための勉強に励んだ。精神保健福祉士の資格は、医療法人松原会に就職後に一念発起して取得。「精神の障害に対する誤解や偏見が強かったこの分野で働くには、根拠のある知識や価値を私自身が身につける必要があると思ったので取得しました」と話す木谷さん。現在は関わった人が、その人らしい生き方をしている様子がうかがえた時にやりがいを感じるという。「『自転車買うのに貯金しとるげんけど、なかなか貯まらんわ』とか『こないだ息子が遊びに来てくれたわ』とか。そんな声を聞くとほんわかします」と顔をほころばせる。
「七尾市が、市民の誰にとっても自分らしく生活できるまちになったらいいなと。福祉分野で先頭に立って頑張らないといけないのが私たち専門職です。一人一人のニーズを充足するために、私たちが本人と家族に寄り添い、どう活動するか。やることは山積みです」と穏やかな語り口ながら、木谷さんからは揺るがない信念と前進し続けたいという活力が感じられた。「幸い七尾の医療・保健・福祉で働くスタッフは心強い人ばかり。これからも連携して頑張りたいです」と連携の強化にも意欲をみせる。
「精神の病気は誰もがかかりうる病気です。その病気が影響して起きる生活のしづらさがある状態が精神障害です。困っていることがあれば気軽に私たちに相談してほしい。また、ハンディを抱えながら自立に向けて頑張っている人たちがいることを、少しでも知ってもらえればと思います」。障害のある人もない人も、自分らしく生活したい思いは同じ。一人でも多くの人が思いを実現できるよう、木谷さんはこれからも人と向き合い、地域の福祉を支え照らし続けていく。
ケーキや焼き菓子などの製菓補助や耕作放棄地での野菜の栽培を行い、障害のある人の働く場としての定着を目指している。
洋菓子カフェ
ナノパイン
所在地
袖ケ江町23番地2
電話番号57-5174
営業時間午前11時から午後7時
定休日
日曜日、月曜日、祝日