梅毒が急拡大しています
現在、全国的に梅毒の感染者が急増しています。県内でも令和4年の報告数は過去最高となり、令和5年は昨年を上回るペースで報告数が増加しています。
梅毒を予防し、あなたと大切なパートナーを守るため、検査の受検や気になる症状がある方は早めに医療機関を受診しましょう。
梅毒とは
- 梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる感染症です。
- 主な感染経路は性行為です。粘膜や皮膚が、梅毒の病変部位と直接接触することで感染します。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等です。
症状
- 感染して3週間ほど経過後に感染した皮膚・粘膜に硬いしこりができたり、全身に発疹が現れたりしますが、一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険性があります。
- 検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
妊娠中の梅毒は特に危険
- 妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し、死産、流産、早産になったり、生まれてくる子の神経や骨などに異常をきたすことがあります。生まれたときに症状がなくても、遅れて症状が出てくることもあります。
- 感染した妊婦への適切な抗菌薬治療によって、母子感染するリスクを下げることができます。
感染予防のために
感染部位と粘膜や皮膚が直接接触しないように、必ずコンドームを使用しましょう。ただし、コンドームを使用しても100パーセント予防できるとは過信せず、皮膚や粘膜の異常など気になる症状がある場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診しましょう。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください