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令和3年2月25日(木曜日)午後3時~午後4時20分
パトリア3階会議室3・4
南委員長、髙橋副委員長、杉田委員、大成委員、山口委員、古川委員、荒巻委員、鴻野委員(計8人)
松田館長、山本副館長、齊藤主幹、森専門員(計4人)
以上12人
欠席者:向委員
傍聴者数
0人
(委員長)あいさつ
(1)令和2年事業実績報告について
(2)令和3年度の取組方針について
(3)その他
(委員長)
それでは議事を始める。速やかな議事進行にご協力をお願いする。
まず、はじめに、令和2年度事業実績報告について事務局から説明をお願いする。
(事務局)
令和2年度事業実施報告について説明。
(委員長)
事業報告と利用状況について説明いただいたこれらの中で、これは聞きたいということがあれば。
【質疑】
(委員)
11月の「選んでくれてありがとう」という展示企画が盛況だったと聞いたのだが、新聞を見逃したかと思うので、簡単に内容を教えてほしい。
(事務局)
「未貸出の本」ということで、2019年の一年間一度も貸し出しがなかった本をリストアップして、30~40冊展示したのだが、ほとんどが専門書的な本であった。感染症の本もあり、読みにくいかなと思う本が多かったが、表に展示することで借りていただけた。
(委員)
目につく場所に、読んでいただきたい本、手に取っていただけないが、図書館として知ってほしい本を出すと良いと、この取り組みで分かる。いろいろな場面で続けていければいいと思うので、お願いする。
(委員長)
絵本屋さん大賞というのは毎年出ているのか。
(事務局)
「MOE」という雑誌があり特集で毎年出ている。こちらで毎年全国の絵本屋さんで選ばれた絵本でランキングをつけている。話題にもなるので、利用者の人はかなり借りていかれる。
(委員長)
ポスター等で表示や案内はしているのか。
(事務局)
している。絵本コーナーの奥にはなるが、期間も長めにとっているので、利用される方には目に入るようになっている。
(委員長)
それは図書館として毎年何冊か買っているのか。
(事務局)
全てではないが、専門の方が選ばれている本ということもあり、利用者からのリクエストも多いので、かなりそろえている。
(委員長)
先日、高齢者の大会での話の中で、もう1回絵本を読んでみようかという方が多くいた。何かあれば、「図書館だより」等で広報をお願いする。
(委員)
学校司書・図書館司書合同研修会を開催しているとあるが、これは情報交換のようなものか。学校図書の現状とか課題とかを話し合うようなことか。
(事務局)
講義を受け、司書同士で情報交換も行っている。アンケートをとってそれを参考にしたりしている。
(委員)
司書の個人的な悩みを聞いたりもするようなことはあるのか。そういう場はあるのか。
(事務局)
個人的に相談があればその都度受けている。また、学校司書同士での情報交換も行っている。年度当初には、子どもの読書活動にかかわる職員、学校図書館司書も含めて全員で話をする機会があるので、そのような時に話を聞いたりする。
(委員)
ここで話をするべきではないかもしれないが、学校図書館司書の中で、不慣れな方がいろいろとパソコンで送ったり蔵書の管理をしたりしている。司書資格があってもそれが不得手の方がなる場合がある。そのような場合は誰に相談すればいいのかと、学校のことを小耳にはさんだことがあったので、力になってあげてほしい。
(事務局)
図書館には司書がいるので、言っていただければ力になりたいと思う。
(委員)
そうして欲しい。
(委員)
4頁に「読書感想画課題図書」がある。そこで中島中学校の生徒が、七尾市の読書感想画で賞をとった。七尾市の読書感想画コンクールは図書館とは関係ないのか、教育委員会で行っているのか。
(事務局)
これは、北國新聞が行っているので、直接学校とのやり取りになるのかと思う。
(委員)
それがどうなっているのか聞きたかった。
(委員)
これは学校の組織の中に、七尾市として、教育研究会の組織があり、その中に図書館の専門的な部会があり、各学校から代表者が集まっている。その代表者による読書感想文ならば読書感想文の審査、読書感想画ならば読書感想画の審査が行われ、その中から県のコンクールへの代表作を決める。県へ送ったものについて感想画については、もっと専門的な美術的な立場の県の代表者がそれを選考する。それで県の賞が決まり、さらにその上の全国のコンクールに送られるものもある。それは各地区から集まるので、七尾市の作品が選ばれるかどうかは県の選考による。
(委員)
主催者などが詳しく書いてなかった中で、中島中学校の生徒が最優秀になったと書いてあったので、図書館との関係がどうなのか聞きたかった。そのコンクールに入選した作品を展示するとかは学校で行っているのか。
(委員)
行っていると思う。
(委員)
そういう作品を公の施設で展示する機会がないものか。学校との話し合いも必要だとは思うが。
(委員)
県へ送られた作品は市へ戻ってくるので、それを学校へ返さないで図書館で展示するようなことについては、来年度にまた学校の部会での会議があるので、相談してみる。
(委員)
気になったので、お願いする。
(委員)
はい。
(委員長)
今年、毎日新聞の読書感想文のコンクールが出ていたので読んだのだが、そういったものでも優秀な賞を取ったものは掲示するとか、抜粋して〇〇さんが七尾市で選ばれて県ではこういう表彰を受けた、中身はこうであると、中身だけでも分かれば子どもたちの励みにもなる。今は、夏休みや冬休みの宿題で読書感想文を書いてこいだけで終わっているので、できればそういうことを図書館ともつながればという話だと思うので、ぜひお願いしたい。
(委員)
学校関係者や保護者だけが見るのではなく、ほかの方にも見ていただきたい。
(事務局)
お願いする。
(委員長)
他にどなたか。
(委員)
一年間コロナ禍で、私自身も外の空気をあまり吸うことはなかったのだが、この一年間の実績を見ていると4、5月は貸出冊数が少ないが、6月には盛り返してきて、人数は減っているようだが、冊数はほぼ前年度と変わらないようで安心した。
(事務局)
7月の「図書館まつり」が中止になって、例年であれば1,500人ほど来館されるので、それが減っている要因になる。
(委員)
それでも、たくさん減ってはいない。4月、5月は減っているが。
(事務局)
4、5月に減っている要因として休館と学校へ訪問できなかったことがある。
(委員)
移動図書館車が回れなかったということか。
(事務局)
はい。
(委員長)
それでは次の議題に移る。
(事務局)
令和3年度の取り組み方針について説明。
(委員長)
令和3年度の取り組み方針について説明いただいた。若干未定のものもあるだろうし、今後のコロナで変わることもあるだろうが、聞いてみたいことがあれば質問など受けたい。
【質疑】
(委員)
最近の図書館では、すごくワクワクするようなコーナーが設置されていると思う。郷土の偉人や十代の人におすすめの本のコーナーとか、こんなのができていると楽しみに思う。その時だけなのかもしれないが、本を読む場所も大人と学生で大盛況だったので図書館としては大事だと思った。その中でずっと私が言い続けていることだが、私が行く時間が、子どもたちが来る時間とは違っているのではないのかとも思うのだが、掲示物もきれいにしていただいて、子どもさんの作品も展示していただいて、図書館としての落ち度はないとは思うが、絵本コーナーがもったいないと思う。津幡であった図書館大会の時に、「こんなこと図書館でするの」と思うような、テーマパーク的なことがある。本にかけて「本まぐろ」という名をつけて、釣りをして釣ったら、自分では選ばない本等を引き換えに紹介するといった内容であったかと思う。そうすれば、先ほどの未貸出の本がなくなる。図書館としては読んでもらいたいが、子どもたちはなかなか興味を持ってもらえない。本当は読み始めたら面白い本がたくさんあるだろう。そういうことを遊びに絡めて行う。絵本コーナーにはいいスペースがあり、そんなに騒ぐこともないと思うので、遊びの要素も入れながら、今まで出会わなかった本を図書館から提示できるような取り組みができるのではないかと思った。それと、いろいろな学校で、「図書委員がおすすめの本」や「先生がおすすめの本」の提示がよくあるが、それにプラスして、これも図書館大会で言っていたと思うが、司書が感銘を受けた一節とか一言とかそういうほうが心に響くと思う。本には力があるので、それを知らない人に教えてあげると、その作者の本を読んでみようという広がりが持てる気がする。できることならば、そういう取り組みも余裕ができたらしていただきたい。「十代の人におすすめ」と表示されると思わず十代の人は目がいくので、とてもいいと思う。いいと思ったのでさらに絵本コーナーも充実させていただきたいと思う。もう一つ、テレビで読み聞かせの映像を流している。こういうこともしているのだと思い、いいなと思う人が増えて、さらなる利用促進につながるのではないかと思った。
(事務局)
今は、クリスマス時期に行った大人のためのお話し会の映像を館内で流していて、たくさんそこに立ち止まって見ていただいている。こういうこともしているのだなと初めて知った方もいる。
(委員)
文面で知るよりも直接映像を見たほうがいいと思う。もう一つ、小さい子どもが寝るときに読み聞かせをしたい親がたくさんいる。私も娘にさせたいのだが、上手な人もいれば分からない人もいる。時間的な制約もあるだろうが、何か親や祖父母向けに、小さな子どもに読み聞かせをするときに、こうすればいいとかこのような本がいいとか、講習会のようなものがあれば、私は率先して来る。
(事務局)
講習会や講座のようなものをということか。
(委員)そういうのが希望である。
(事務局)
リストの方は、来年度、年代別に作っていこうという話はしている。それに合わせて司書ができることに取り組んでいきたい。
(委員)
お願いする。
(委員)
石川県立の新しい図書館が2、3年後にできると聞いているが、石川県立図書館との関係を密にしていくような、できれば七尾市のコーナーのようなものもできないか働きかけてほしい。本の数もかなり増えるとのことなので、長谷川等伯とかの作品についても収集いただくよう提案いただければと思う。
(事務局)
関係を密にということと、七尾市から県立図書館へ提案ということで。
(委員)
そう。
(委員長)
次の「第四次七尾市子どもの読書活動推進計画について」説明をお願いする。
(事務局)
「第四次七尾市子どもの読書活動推進計画について」「おはなしボランティア養成講座」「七尾市美術作家協会からの寄付」について説明
(委員)
「図書室について」説明
【質疑】
(委員)
図書室の開館時間は、どこも午後5時までになっており、日曜日が休室になっているので、仕事帰りや日曜日が休みの勤労者の人には利用しにくいのが実情ではないかと思う。前回もこの件についての意見が出ていたが、運営する地域づくり協議会の今後の検討課題ではないかと思う。令和3年度の事業計画にも載っているが、「あらゆる世代の人ができるだけ図書館へ足を運んでいただけるよう取り組みたい」とのことなので、図書室の利用形態も少し検討する必要があるのではないかと思う。そのことについては、運営するそれぞれの地域づくりで決めるのか。
(事務局)
自由に決めていただいている。
(委員)
地域づくり協議会で検討すればいいのだな。
(事務局)
そうである。
(委員)
わかった。
(委員)
矢田郷は月曜日が休みである。地域づくり協議会も月曜日を休みにしている。
(委員)
それでは日曜日は空いているのか。
(委員)
土曜日、日曜日は空いている。
(委員)
閉館時間は。
(委員)
午後5時である。
(委員)
田鶴浜はどうか。
(事務局)
田鶴浜と中島は休室日も開館時間も同じである。
(委員)
午後5時までで日曜日は休室ということか。
(事務局)
そうである。
(委員)
それは、利用者のニーズとかそういうことを調べないといけないが、他のところを参考にしながら地域づくり協議会として検討してみたい。
(委員)
中島は午後5時では早い。始まる時間を遅くしてでも、終わる時間を一時間でも遅くしてほしい。
(委員長)
開始の時間が遅れるのは、午前10時でも午前11時でもいいので、午後6時ごろまで開いていると、仕事帰りに寄りやすい。
(委員)
仕事が終わって帰ってくると閉まっているので。
(館長)
そのことについては、各地区へ戻られて、地域づくり協議会でお話しいただき、どうするかを決めていただければいい。
(委員長)
例えば、地域づくり協議会の方で、話し合いをして、図書室の人が帰った後でも、地域づくり協議会の人が業務をできるようなことがあればいいのか。
(館長)
時間や人、土曜日・日曜日についてどうするかは、地域づくり協議会で決めていただければいい。ただし、図書室の運営予算が決まっているので、その中でどのようにするのかを考えていただくことになると思う。
(委員)
図書館としては、運営は指定管理になっているということで、地域づくり協議会にお任せということだな。
(館長)
そうである。
(委員)
わかった。図書館との間に事務連絡というのは行っているのか。
(事務局)
常に連携はとっている。
(委員)
蔵書点検の時も来て一緒に行っているのか。
(事務局)
行っている。
(委員長)
図書室は、地域づくり協議会の方へ指定管理になっているので、ある程度自分たちで人員配置についても考えていいが、図書室の運営規定で午後5時までになっているということが足かせになっているようなことではないのか。
(事務局)
それはない。
(委員長)
やはり、それぞれの地域づくり協議会で話し合いをして、そういう人の流れを考えなければならないということだな。
(事務局)
はい。
(委員長)
わかった。そういうことが出てくれば市としても何らかの対応、見込み段階ではそこまで入っていないということか。
(館長)
予算的な話は、おそらく出てきても今以上にとはならないと思うので、今ある中でどのようにできるかを考えていただきたい。
(委員)
時間を延長したり、日曜日に開館したり結果的に変わらないこともあるだろうが。
(委員)
それはPRの仕方、啓発で。
(委員長)
矢田郷が図書室の運営委員会を作ったのはいいと思う。そうすればそこからいろいろな意見が出てくる。いろいろな人の意見を入れて、地域づくり協議会で話すことができる。そこで出た意見を市の方にと。すこし難しいかな、頑張りましょう。
(委員)
お願いする。
(事務局)
まちづくりの一環として図書室を活用していただくとか、田鶴浜では「カフェを」という提案があったりするので。
(委員)
去年、県の図書館の発表で、かほく市の図書館カフェを言っていた。
(事務局)
そういう事業をしてもいいと思う。
(委員)
田鶴浜もそのように取り組むのか。
(事務局)
田鶴浜は、地域づくり協議会の方から、そういうことをしてもいいのかとの問い合わせが去年あった。
(委員長)
時間や人の問題は永遠の課題でありいつまでも尾を引くものだが、どこかで一度形をつくらないと、次の世代が前に進めなくなるので、そこが何とかならないのかとの思いはある。
(委員)
「課題」のところだが、一ヶ月に一冊も本を読まない子どもの割合が、平成27年から令和元年に増えている。対策はあるのか。
(事務局)
原因がはっきりとこれだということがなかなか挙げられなかったのだが、中学校の場合、今年は、コロナの影響もあり、朝読書の時間が減ってきているなど、特にそうなっているのかもしれない。全部の学校がということではないのだが、前半は取り組めたが後半は削られたということを聞いた。学校司書が実感として挙げられていたのは、二極化、たくさん読む子と読まない子との差ができているということであった。読書が嫌いだという子は減ってきているのだが、実際に学年が上がるにつれて、部活動や勉強で読書をする時間が減ってきているということがある。四次計画ではそういうことについても形にできたので、お互いに進めあったり、保護者の方に向けての啓もう活動であったりを行うこととしている。具体的な原因までは分析できなかったので、対策は決まっていない。
(委員長)
説明をいただき、いろいろと質問があり、納得できないこともあったかもしれないが、中身としては皆さんが考えていることとほぼ同じであったかと思う。一つ一つ実行していく中でいい方向に向かっていければいいが、なかなか思うようにいくかどうかはわからない。図書館の皆さんと一緒にスクラムを組んで頑張っていければと思っている。
(委員)
せっかくたくさんの行事予定があるのだが、新聞などに掲載できるように取材をしてもらえるよう後援願いとかそういうものを出して、月に1回でも2回でも新聞に出るように。誰か担当して後援願いを出すようにしてほしい。
(委員長)
いろいろと議論をいただき、案や報告などあったが、内容的には精査されてきめ細かく書いてありお分かりになったと思う。それで、ご出席の皆様に、本日の議題および報告について承認をいただきたいと思うが、承認される方は挙手をお願いする。
【全員挙手】
全員挙手ということで、これからもよろしくお願いする。
(委員)
11月8日に選書会ということで初めて参加させていただいた。今年度はコロナ禍ということで、きくざわ書店へ直接行って本を選んでその場で解散となった。いつもであればバスに乗って金沢の方へ行く選書ツアーということで行っていた。今回、初めて参加できたのは、きくざわ書店だったからというのもあり、気軽に行けたのが良かったと思った。図書館に展示する前にも布をかぶせて、〇月〇日から開始というのがとてもワクワクする出来事でよかった。
(委員)
一ヶ月に一冊も本を読まないということには、マンガ本は入っていないのか。
(事務局)
入っていない。
(委員)
マンガも文字が入っているのでいいのかと思ったがやはりだめなのだな。
(事務局)
新しい読書環境を考えたときに、マンガであったり活字以外にも電子書籍であったりといろいろな媒体が出てきているので、今後の図書に関してはそういったものも含めて調査が必要ではないかと思っている。マンガも検討中である。
(委員)
歴史など知識的なマンガもある。
(事務局)
そういうこともあるので、子どもたちがどうとらえるかということもあり、アンケートをする際の説明など検討していきたい。
(委員)
マンガは入りやすい。
(館長)
あいさつ
(委員長)
閉会あいさつ
以上