タイトル:七尾里山里海百景

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概要

七尾湾を中心とした豊富な資源から漁師町としても栄え、また能登らしい固有の農業文化も育み守られてきた、七尾市の里山里海の百の景色を紹介する電子ブックです。

食七尾里山里海百景051ヘタの先まで新鮮な完熟朝摘みいちご毎年心待ちにしている市民も多い。だ?5月の連休頃)で、店頭に並ぶのを下旬から6月初旬(最盛期は4月中旬崎山いちごが市場に出回るのは12月た高設栽培を取り入れている。からは、土を使わずヤシ殻を培土とし生産者は2軒のみとなった。約10年前し、現在も崎山いちごを出荷しているごに押される形で生産量は徐々に減少荷されていた。しかし、他産地のいちは、約2tのいちごが金沢や福井へ出120名の生産者がいた崎山地区から(1972)?50年(1975)頃、生産出荷のピークであった昭和47年ひめ」が栽培の主流となっている。培を経て、現在は、香りのよい「あき「さがほのか」など約10品種の試験栽ったという。その後、「とよのか」や漬けやサラダのように食べることもあにしょうゆやマヨネーズをつけて、浅り、地元では、酸味のある「宝交早生」た露地栽培に適した品種が作られておや「宝交早生」といっほうこうわせの抜けたまろやかな甘みが特長である。ち帰った苗を家庭菜園で栽培したのが初は、主に「ダナー」朝摘みの完熟いちごならではの、酸味いに出ていた人たちが、奈良県から持れるようになった。当崎山半島で栽培される特産のいちご。昭和初期、関西方面へ稲刈りの手伝この地で盛んに生産さ培に適したことから、定した気候がいちご栽ことがない」という安完熟ならではの甘みが特長の崎山の春の味覚夏でも極端に暑くなる響で雪融けが早く、真崎山いちご崎山地区は「海風の影始まりといわれている。さきやま知名度も高まっている。かけ、近年はブランド農産物としてのの希少さが崎山いちごの人気に拍車を売所および七尾市近郊のJAのみ。そ店舗で手に入るのはJA能登わかば直完熟で日持ちがしないことから、常設が、もともとの生産量が少ないうえ、いちご狩りを楽しむ子どもたちこのパッケージを見かけたら迷わず購入!参考文献―ホームページ『世界農業遺産「能登の里山里海」情報ポータル』(「能登里山里海」世界農業遺産実行委員会)「崎山いちご」場所七尾市鵜浦町63