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日付 |
2022年11月02日(水曜日) |
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場所 |
七尾市役所 |
七尾市の文化や産業の振興と発展に関し、特に功績が顕著な人に贈られる文化賞と産業賞。今年度は産業賞を細口町の坂井助光さん、石崎町の谷﨑裕さんが受賞しました。
坂井さんは平成13年から「能登わかば農業協同組合」の理事に就き、平成28年から6年間にわたり代表理事組合長を務めました。理事就任当初から一貫して、県と連携した良質米生産と石川県産米の販売に力を入れた取り組みを展開し、組合長となってからは、1等米比率を20%以上引き上げるなど、地域農業の発展に大きく寄与しました。
坂井さんは「地域の皆さんの協力なくしてできなかった仕事ばかり。これからも一隅を照らす気持ちで、人との出会いを大切に頑張っていきたい」と述べました。
谷﨑さんは、昭和49年に「第一観光ホテル」、現在の「のと楽」を先代とともに創業し、半世紀近くにわたり地域の観光業、旅館業の発展に大きく寄与。平成4年から和倉温泉旅館協同組合の役員を30年以上務め、平成27年からは理事長に就任し、温泉浴客数を100万人台に回復させるなど地域の観光振興に尽力しました。
谷﨑さんは現在のななお・なかのとDMO理事長の立場で「コロナ禍で少人数化など旅行形態が変化し、旅館も変わっていかないといけない。来年の国民文化祭や再来年の北陸新幹線敦賀開業に向けて、もっと頑張っていきたい」と語りました。