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4月14日(木曜日)エレガンテなぎの浦
志賀町で5人きょうだいの末っ子として生まれたよしのさん。若い頃は農業に精を出し、60歳の頃に長女夫婦が営む食料品の卸売業を手伝うため七尾に移り住んだ。人と話すのが好きで、市場内の店舗で看板娘として親しまれ、90歳まで店番をしていた。
当日は、市から届いた花や商品券を施設職員から受け取り、笑顔を見せたよしのさん。コロナ対策のため家族などの面会はなかったが、長女の古田和子さんは「食事を楽しみに皆さんと仲良く過ごせているようで嬉しい」と長寿を喜んだ。
4月16日(土曜日)フォーラム七尾
地域活性化のアイデアを提案する「七尾未来アワード」の公開プレゼンテーションが行われた。
七尾商工会議所が主催し、一次審査を通過した10組が、地元の食材や健康寿命を延ばす取り組みなどを発表。グランプリには七尾市を舞台にした漫画「君は放課後インソムニア」の登場場面を巡る聖地巡礼ツアーを提案した「七尾まちあるきセンター」が選ばれた。受賞団体代表の窪丈雄さんは「市民の地元愛を深めるきっかけになってほしい」と話し、審査員は「若者を取り込める」などと評価した。
4月23日(土曜日)田鶴浜町
住吉神社の春祭り、住吉大祭が行われ、3年ぶりに浜山と呼ばれる6台の山車が町内を巡行した。
東、中、西、登、殿、上野ヶ丘町の浜山が神社に集結し、神事が行われた後、各町会へ曳き出された。例年は6台連なって町内を巡るが、感染防止のためそれぞれ別に巡行した。若衆らが木遣り音頭や方向転換する技を披露すると、住民らはカメラのシャッター音を響かせた。祭り運営委員長の遠藤外数さんは「400年以上続く祭りを途絶えさせたくない。来年は従来通りにできれば」と話した。
4月28日(木曜日)千野町
昭和28年に円山医院を開業し、七尾市医師会長を務めたほか、文化財の調査研究や保護に尽力した義一さん。市文化財保護審議委員長などを務め、平成5年に七尾市文化産業賞を受賞した。現在は、できることは自分でこなし、趣味の囲碁を楽しんでいる。
誕生日を前に、茶谷市長がお祝いに駆け付け祝福すると「皆さんのおかげです」と笑顔で感謝した。長男の寛人さんは「父は、経済の発展だけでなく文化の発展を大事にしてきた。95歳になる母と夫婦そろってこの日を迎えられてうれしい」と目を細めた。