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5月3日から5日にかけて青柏祭の曳山行事が3年ぶりに行われ、でか山の姿を一目みようと多くの人が集まり、にぎわった。
「500年以上続く伝統を絶やさないために」という強い思いで開催を決意し、感染リスクを減らすため、運行ルートの短縮や、でか山の曳き手を制限するなど例年と異なるかたちとなった。
4日は、大地主神社に3台のでか山が勢ぞろい。先着の鍜冶町と府中町のでか山が待ち構える中、魚町のでか山は、例年の半分の曳き手のため予定どおり到着できるか心配されたが、若衆の勢いで、予定より1時間も早い到着だった。
5日は、運行ルートの短縮で、3台がそろう場面はなかったものの、でか山を一気に方向転換させる妙技「辻回し」が披露されると、観衆から拍手が巻き起こった。若衆や観衆は「やっぱりでか山はいいね」「最高や」と話し、3年ぶりの祭りに酔いしれた。
こんな時代だからこそ、失ってはいけない「伝統文化の大切さ」を人々の晴れ晴れとした表情が物語っていた。