ホーム > 市政 > 広報・広聴 > 広報ななお(災害広報第1号発行) > 広報ななお2021(令和3)年9月号テキストブック版 > 2~5ページ
ここから本文です。
東京2020オリンピックが閉会してからわずか4日後の8月12日、一躍有名になった赤穂選手は真っ先に七尾に帰ってきてくれました。
自分のバスケットボールの原点はここ。応援してくれた皆さんに直接会ってお礼を言いたかったので帰ってきました。いい報告ができて良かったです。
決勝が終わった瞬間は、勝ちたいという思いが強かったです。前回のリオオリンピックではベスト8で、ベスト8の壁を超えるのが難しい中、そこを超えて銀メダルを獲得できたのは、皆さんが言ってくれるように歴史的快挙だと思います。やっている時は必死だったので分かりませんでしたが、我に返ると銀メダルでもすごいことだと今は実感しています。
代表合宿をしている時から、七尾のお寿司が食べたいと思っていたので、帰ってきてすぐに食べました。お寿司のネタは特にアジが好きです。いっぱい食べられて満足です。
日本代表のプレーを見て、バスケに興味を持つ子や、自分も日本代表を目指そうと思う子が出てきてくれるとうれしいです。
たくさんの声援が私のモチベーションになって戦い抜くことができました。次は金メダルを持って帰りたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします。
赤穂ひまわりさん
大田町出身
23歳
身長185センチ
ポジション:フォワード
両親とも元バスケットボール選手で、きょうだい全員もバスケットボールの道に進むバスケ一家で育った赤穂選手。
東湊小学校に通いながら、小学3年生の時に、石崎ミニバスケットボールチームでバスケットボールを始めました。
(写真説明)石崎ミニバス時代の赤穂選手(右)
中学から故郷の七尾市を飛び出し、千葉県のバスケットボール
名門校「昭和学院中学校・高等学校」に進学。姉のさくらさんを追いかけるかたちで入学しました。中学時代から瞬く間に上達し、世代別日本代表に選ばれるほどの実力で、活躍しました。
姉のさくらさんが所属する、デンソーアイリスに入団。平成30年にスペインで行われたFIBA女子バスケットボールワールドカップで初めて日本代表に選ばれました。
令和3年7月に東京2020オリンピックバスケットボール女子の日本代表に選ばれました。全試合に出場し、チーム最多のリバウンドを取り、切れ味鋭いドライブで得点を重ねるなど攻守において活躍しました。
8月12日、銀メダルを獲得した赤穂選手が市役所を訪れ、喜びの報告をしました。
茶谷市長は「銀メダルおめでとうございます。市民の皆さんに感動と、希望を与えていただきありがとうございました」と感謝し、銀メダル獲得を成し遂げた功績を称え、新たに創設した七尾市スポーツ栄誉賞を授与しました。
赤穂選手は「地元が大好きなので、このような賞をもらえてうれしい。大会では地元からの声援が私の力になりました。次は金メダルを持って帰ってきたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします」と晴れやかな表情で語り、視線は早くも3年後のパリオリンピックに向けられていました。
同日、赤穂選手が小学校時代に所属した石崎ミニバスケットボールクラブを訪れました。
変わらない石崎小学校の体育館に「懐かしい」と目を細め、後輩の練習に胸を貸す場面もあり、軽やかなドリブルを披露しました。
子どもたちからドライブのこつを聞かれ「行くと決めたら悩まず行く」、身長を伸ばす方法を教えてほしいという質問には「たくさん食べて、夜午前8時くらいに寝ること」などとアドバイス。
「小学校の間はバスケットボールを嫌いにならないように楽しむことが大事。技術は中学校から身につければ良い。続けることが大切」とエールを送りました。
(写真説明)
1.準決勝を観戦する石崎ミニバスの子ども
2.決勝戦を観戦する大田町周辺の住民
3.パトリアに設置した祝福の懸垂幕
4.赤穂選手から贈られたバスケットボールを持つ石崎ミニバスの子どもたち5.市役所に駆け付けた子どもに、快く撮影に応じる赤穂選手
七尾市バスケットボール協会
会長長野真一さん
銀メダルおめでとうございます。赤穂選手をはじめ日本代表のそれぞれの選手が果敢にゴールに向かう姿に、毎試合、感動と興奮を覚えました。私以上に七尾の子どもたちが喜んでいる声を耳にしました。
銀メダルを取った快挙をテレビ越しですが、共有できたことは財産になりました。ありがとうございました。
石崎ミニバスケットボールクラブ
コーチ西崎さくらさん
日本代表のあきらめずに走り続ける姿勢は、子どもたちの刺激になりました。準決勝を観戦した後に、ミニバスの試合があったのですが、子どもたちはいつもより攻める姿勢でプレーし、勝つことができました。
赤穂選手に元気と勇気をもらいました。偉大な先輩が同クラブから出たことを子どもたちは誇りに思っています。
石崎ミニバスケットボールクラブ
主将大松愛琉(あいる)さん
決勝戦は負けてしまったけど、銀メダルが取れて良かったです。リバウンドを取ったり、3ポイントシュートを決めたり、自分たちの先輩がオリンピックで活躍していることがすごいと思いました。私も、赤穂選手のリバウンドを見習って、今以上に取れるように頑張りたいです。
夢はオリンピックで金メダルを取ることです!